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お悩み相談#4 医療と金融どちらに特化すべき?

こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
「Webライターのお悩み相談室」へのご相談ありがとうございます!

質問メールがなぜか通知が来ない別のフォルダで受信されていて、回答に時間がかかってしまいました。お待たせして申し訳ございません。

今回のお悩み相談はこちら。

ご相談内容
はじめまして。
Webライターについて質問したいことがありましてブログ内の相談フォームを利用させて頂きました。
私は現在臨床検査技師として働いており、将来的に副業としてWebライターを選択しようと考えています。
またFP(ファイナンシャルプランナー)2級の資格取得を目指しており、合格後にWebライターとしてゼロから取り組む予定でおります。
そこで執筆するジャンルをある程度定めようと調べたところ、本業の医療職を活かせる医療ライター、もしくは自身の投資歴や資産運用歴を活かした金融系ライターが自分には合っているのではないかと考えました。
前置きが長くなって申し訳ありません。
質問ですが、副業として取り組むには医療ライターと金融系ライターのどちらが取り組みやすいでしょうか?あるいはどちらにも精通したWebライターになることも一案でしょうか?
それぞれのメリットとデメリット含めてご教示いただけますと幸いです。
宜しくお願いいたします。

医療と金融、どちらも経験があるというのは大きな強みですね!どちらのジャンルも需要があるので良いと思いますが、ジャンルを一つに絞るべきかお悩みなのですね。

今回は、医療ジャンルと金融ジャンルの特徴どんなライターを目指したら良いか私なりの考えを書いていきたいと思います。


医療ジャンルの特徴

・医療の専門知識が必要とされる
・広告掲載にあたり厳しい表現規制がある
・高単価の案件が多い
・経験者・有資格者が優遇される
・人の健康、場合によっては命に関わる責任の重いテーマも

質問者さんは現在臨床検査技師として働いているので、医療ジャンルであればこれまでの経験や資格を活かしやすいことがメリットですよね。そして、これまでの経験や専門知識に基づく信頼性の高いコンテンツを提供できる可能性が高い。

質問者さんが医療ジャンルを選ぶメリットは、経験や資格があるので取り組みやすく、他のライターとの差別化を図りやすいことでしょう。

逆に、デメリットとして、医療に関する情報を取り扱う責任の重さと執筆範囲が限定される可能性があることが考えられます。
医療に関する情報は読者の健康や安全に直接影響を与えるため、正確で信頼性の高い情報を提供する責任が非常に重い。誤った情報が与える影響が大きく、慎重なリサーチと誤りのない表現が求められます。

また、「医療ジャンル」の括りでもかなりの広範囲になるため、高い専門性が求められる医療ジャンルすべてを網羅するのは難しいと思います。
医療ジャンル全体の案件数は多くても、実際に質問者さんが取り扱えるテーマが狭くて案件を抱えにくいということがあるかもしれません。

ちなみに、私は医療系の知識がまったくないので医療系の記事を書いた経験はありません。上記はあくまで一般論なので、実際に医療ジャンルに取り組んでみたら違う感想を持つかもしれません。

金融ジャンルの特徴

・基本的には高い専門性が求められる
・高単価の案件が多い
・ジャンルが幅広く、テーマにより求められる知識レベルや単価が大きく異なる
・経験者・有資格者が優遇される
・未経験者でも挑戦しやすい
・ライバルが多い
・金融分野は複雑で幅広いので専門知識の習得に時間がかかる

質問者さんは「投資歴や資産運用歴」があるとのことで、ご自身の経験から資産運用に関する記事を書けるのは大きな強みですよね。
FP2級を取得できれば「有資格者」として、資格者限定の案件にも挑戦しやすくなると思います。

質問者さんが金融ジャンルを選ぶメリットは、投資や資産運用の経験があるからこそ書ける独自性のある記事を提供できることでしょう。実務経験がなくても参入しやすいので、初心者向けの記事からスタートして徐々に高度な内容にチャレンジしていく方向性も考えられます。

たとえば私の場合、最初は金融ジャンルの中でも「キャッシュレス決済」を中心に受注していました。「資産運用」と比較すると単価は低めですが、ポイ活が好きだった私は取り組みやすかったです。

金融ジャンルのデメリットは、専門知識の習得に時間がかかること、ライバルが多いことが挙げられます。金融ジャンルは複雑で幅広いので、すべてを網羅するのではなく、金融ジャンルの中でもジャンル特化した方が良いと感じています。
ちなみに、私は金融ジャンルの中で受注するのは「キャッシュレス決済」「節約」「資産運用(投資信託・株式投資)」「税制度(NISA・iDeCo)」のみ、「FX」「暗号資産」「保険」「カードローン」などは依頼があってもお断りしています。勉強する時間がなく、良い記事を書けそうにないので。

また、証券会社などでの実務経験がなくても参入しやすいので、ライバルが多い特徴があります。他のライターとの差別化が難しく、案件獲得に苦労するかもしれません。

医療・金融どちらを選ぶ?もしくは両方挑戦すべき?

質問者さんは「将来的に副業としてWebライターを選択しようと考えています」とのことなので、おそらくまだWebライターの仕事をしたことがないのですよね。

私は、医療・金融にこだわらず、まずは「自分が書けそう」と思える色んなジャンルに挑戦すべきだと思います。というのも、いくら知識や経験があっても「文章で表現する」のは意外と難しく、人によって向き・不向きがあるからです。
私も最初から不動産に特化していたわけではなく、恋愛・結婚・料理レシピ・地域・旅行・転職などさまざまなジャンルを書いていました。

医療記事と金融記事(もしくは他のジャンルも)どちらも書いてみて、自分に向いているジャンルを見つけて少しずつ特化していくことをおすすめします。

なお、最終的に金融ライターにならなくても、FP2級の取得は無駄にはならないと思います。お金の知識が身につくこと、勉強した結果として資格を得られることは今後のメリットになるからです。

本業の仕事をしながら資格を取得し、副業でWebライターを考えている。質問者さんは計画性もあって本当にすごいと思います!
質問者さんのWebライターへのチャレンジ、応援しています!


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