子鉄ママの育児秘話|電車で広がる子どもの世界観(インタビュー記事)
WEBライターのちぇこです。
今回は、子鉄を持つママさんライターのKさんに、子鉄育児に関するエピソードをインタビューしました!
ちぇこ:
実際、子鉄歴はどれくらいになるんですか?
Kさん:
6年前、息子が1歳過ぎた頃、誕生日に祖父母からBRIO(ブリオ)の電車のおもちゃをプレゼントでいただいて遊び始めるようになって。散歩のときに家のそばを走る電車にも興味を持つようになりました。そこで1歳4か月ごろに鉄道博物館に行ったら、とてもおもしろがっているなって気づいたんですよ。
私が勤めていた会社の後輩たちと一緒にゆりかもめにも乗ったときは、ゆりかもめにメッチャくぎ付けでした。
ちぇこ:
今も鉄道に対する熱量はすごいですか?
Kさん:
最近はポケモンや昆虫などにもハマっているので、少し落ち着きました(笑)
でも根本的に電車が好きなので、移動するときはなるべく電車を選ぶようにしています。
とにかく電車に乗ると喜ぶし、車で遠出するときも「ここは〇〇線ゾーンだから、〇〇電車見れるかな?」と、楽しみにしてますね。
ちぇこ:
他の趣味ができたけど、まだまだ電車にお熱ですね!
Kさん:
そうですね。でも、実は鉄道すべてにお熱というわけではなくて、よく見る電車はもう見飽きている感じです(苦笑)
2、3歳の頃は、目に電車が入れば興奮していましたが、少し冷静になりましたね。
でも、普段は見ない電車やレアな電車には相変わらずテンションが高いです。
ちぇこ:
息子さん、本当に電車が好きなんですね!
お母さんも鉄道にハマった理由はなんですか?
Kさん:
もともと電車は嫌いというわけではなくて。
車の運転が苦手なので、電車を使うことが多いです。電車に乗るのは結構楽しいですしね。
普段は乗る機会のない特別な電車に乗ったときは、電車と一緒に写真をよく撮っています。
ちぇこ:
電車は普段からよく使うんですね。
Kさん:
はい。カメラも好きで、旅行のときは電車と一緒に記念撮影していました。
とくに各駅電車に乗りながら、小説を読むのが大好きで!
子どもが生まれる前は、おばあちゃんちに行くときに各駅電車に揺られながら、小説文庫本を2時間ほど読んでいましたね。
ちぇこ:
電車好きが身に染みている感じがします!
Kさん:
そして、やっぱり子どもが好きな話を、子どもと一緒になって楽しく話すのがいいですよね。
電車の絵本を見て話をするのが、なんだかんだで楽しいですよ。
おかげで主人と私と息子の3人で電車の話で盛り上がることが多いです。
たぶん潜在的な意識で鉄道が好きなんだと思います(笑)
ちぇこ:
ちなみに、子鉄レベルはどれくらいですか?
私はアメトーーク!の鉄道ファンクラブをよく見るんですが、なかなかの強者ばかりですよね。
Kさん:
息子は「鉄オタ選手権」というテレビ番組が大好きですが、鉄道マニアの芸人さんたちも大好きですね。
番組で話した内容は大体覚えています。
息子が気になったことは、本やネットなどで調べるのを手伝っていますけど、本当のオタクなレベルまではいかないかも。
本当にガチなご家庭は鉄道中心で生活していますね…。マジですごい!
息子と同じ幼稚園で鉄道ファンの子がいましたが、ただただ舌を巻くばかりです(笑)
本当の鉄オタさんたちに比べると、我が家はライトな子鉄かもしれないです。
ちぇこ:
お子さんがよく読んでいる図鑑や絵本はありますか?
Kさん:
図鑑ならMoveですね。あとは手のひらサイズで持ち歩きに便利な図鑑をよく読んでいます。
「でんしゃずかん」は薄いけど、載っている情報がとにかくすごいボリュームがあっておもしろいです!
ちぇこ:
結構ボロボロですね。たくさん読んできたのが伝わってきます!
Kさん:
そうそう。そして乗ったことがある電車や見たことがある電車は、本に印をつけて記録しています。
でんしゃずかんのあいうえおやアルファベットは、もう鬼のように読みまくってますよ。
ちぇこ:
ひらがなの本だとしたら、「や」は山手線とか?
Kさん:
はい、山手線ですね!「山手線はやさしい緑…」など、とにかく電車にまつわる文章ががいっぱい出てきます。
この本は子どもがひらがなを勉強するときに、たくさん使いましたよ。
数字も、この絵本で100まで覚えましたね。
ちぇこ:
本を買うときは、お母さんも一緒に?
Kさん:
そうですね。本は子どもが自分で選んだものを読ませています。
私が大人目線で選んだ本だと、本人はしっくりこなかったみたいで(苦笑)
やっぱり自分が好きな電車の本は夢中になって読んでますよね。
ちぇこ:
これまで印象に残った、おもしろいエピソードを教えてください!
Kさん:
偶然に珍しい車両に遭遇したときは楽しいですよね。
たまたま四季島という超高級観光列車を見かけたときは、家族でテンション上がりました!
期間限定でいろいろな場所を走るのですが、走る場所や期間は公表されていないんですよね。
2022年ごろに、家族で計画した「新幹線が在来線の踏切を通過するところを見に行く旅(笑)」で盛岡に旅行して「はやぶさ・こまちに乗れてよかった」と旅行の感想で盛り上がっていたんです。
そのときホームに見慣れない電車があって、よく見たら「あれ、四季島じゃん!!!!!!」って。
この旅行の美味しいところを四季島が持っていっちゃったんですよね(笑)
ちぇこ:
突然のアクシデントなどで、旅行の感想が変わるってことよくありますよね。
Kさん:
そうそう。こないだはNetflixとコラボした黒い山手線を見かけました。
真っ黒な山手線が急に来てびっくりしましたよ。
すれ違った後に「今の山手線、黒かったよね!?」って、2人ですぐに調べちゃいました(笑)
ちぇこ:
それはビックリしますよね!
Kさん:
私も息子も、電車に乗ること自体が好きなんです。
よくお子さんがいる家庭では、電車に乗るときは時間を潰せるものを用意しなきゃいけないと聞きますが、我が家は基本的にはあまり必要ないかも。
先頭車両に行って、対向車線から来る電車、外の景色、運転手さんの様子などを見るのがとにかく好きです。
1時間でも2時間でも、本当に飽きずに電車に夢中になっています。
新幹線など、景色が速すぎたりほとんど他の車輌が見られないときはちょっと飽きちゃうんですが、
減速した停車駅周辺ではその地域の電車を見るためにデッキに立ってます(笑)
ちぇこ:
たまに私が電車に乗ってると、席がガラガラなのに、運転手さんの後にずっと立って景色や運転手さんの様子に夢中な男の子を見かけます!
Kさん:
そう。息子もまさにそれ!
まだ幼稚園児なので、長時間立つことはできないけど、ずっと運転手さんの後ろに張り付いていますよ。
まだ背が低いので、見えにくいときは私がずっと抱っこしています。子鉄のための踏み台があれば便利なのに(笑)
ちぇこ:
あったらみんな喜びますよね~。
Kさんは、子育てでこれを大切にしているってことはありますか?
Kさん:
息子には好きなことをとことん追求して、困難に直面しても簡単に諦めないでほしいなとは思っています。
わからないことがあっても、本などを使って自分で調べる習慣を身につけてほしいですね。
自分から積極的に行動し、問題を自主的に解決する姿勢を身につけてほしいと考えています。
ちぇこ:
たしかに!この考え方は大事ですよね。
うちの息子も、生き物や宇宙とか、気になった図鑑はずーっと読んでいます。
「ご飯だよー!」「お風呂だよー!」って呼んでも、耳栓しているのかってくらい聞こえないです(笑)
Kさん:
うちもです!めっちゃわかる!
ちぇこ:
最後に、子鉄を持つお母さんにアドバイスを!
Kさん:
Nゲージの収納には、100均などで売っているクリアケースがとても便利です。一緒にトミカも入ります!笑
移動中はこれをリュックに入れて持ち歩けるし、本棚にケースごと収納できます!
電車を通じて、数字や色などを楽しく教えることができました。
時計で電車の到着時間を話したり、「〇番線のホームにある電車は何両あるかな?」を楽しく会話しながら教えました。
山手線の色は緑、赤信号は停車の色など、「特急スペーシア」など、カタカナ表記の電車を通じてカタカナの学習にも役に立ちましたね。
ちぇこ:
好きなことを交えると、文字や色なども覚えやすいんですね!
ドリルなどで強制しなくても自然と読めるようになっていくとは、ステキですね!
今日はありがとうございました!
また楽しい話を聞かせてくださいね!
Kさん:
ありがとうございました!
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