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【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 3巻 感想(ネタバレ)

こんにちは、あるいはこんばんは。
近頃、スマホの充電切れの速さを感じているβ(ベータ)です。(充電しながらスマホ触るの良くないみたい……)

さてさて、前回に引き続き今回もよう実の2年生編第3巻の記事となります。

毎度のことですが、感想と言いつつもネタバレがほとんどなので、ご注意いを!

ではいきましょうか。

ようこそ実力主義の教室へ 2年生編3

3巻の巻頭は宇都宮と椿です。1年Cクラスのタッグですね。
カラーページには今回の舞台となる無人島の地図が。(地図を見るとワクワクしてくるね)

まずはザックリと読んだ感想を。

本巻は色々な意味で前哨戦のような感じがしました。
課題を通してキャラクターそれぞれの成長が感じられたり、それぞれの思惑の核となる部分が見え始めてきていたりと、この後の展開がより気になるお話でした。
今回は七瀬翼の巻と言って差し支えない内容でしたが、それを抜きにしても面白いイベントが目白押しです。
しかしなんと言っても可愛い女の子たちに囲まれて生活している綾小路が毎度のことながら裏山すぎます。(そして今回はとうとう……)
あと、高円寺が想像を超える無双をしてくれていて感動しました。(いいぞ、もっとやれ!)

と、ひとまずこんな感じでしょうか。

(※ 前回のお話しを忘れちゃったという方は此方からどうぞ→【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 2巻 感想(ネタバレ)

ではでは、内容(ネタバレ)に移りましょう。

▼ ▼ ▼

ストーリーの流れ〜

・無人島試験が開幕。
・綾小路、七瀬と二人で行動することに?!
・池寛治男を見せるか!?
・七瀬の正体。
・一之瀬大ピンチ……!

こんな感じです。

それでは細かいストーリーを見ていきましょう。

恒例となった冒頭の独白シリーズですが、今回は七瀬翼。
……彼を還るべき場所へ還す。そうしなければ、第二、第三の犠牲者が出てしまう、と。
何やら綾小路を倒したい明確な理由を持っていそうな語り口でした。

場面は変わり、試験開始前日となった7月19日。
豪華客船の後方デッキ。人気の少ない場所に、綾小路と恵の姿がありました。まだ綾小路と付き合っている実感がないと語る恵。(たしかに、去年の同じ時期を考えると、こんなスーパーヒロインになるなんて予想つかなかった……)
綾小路は試験内容によっては頼み事があると恵に伝え、分かってるって、と了承する恵。

そして、2年生たちは試験内容の説明のため映画館に招集されます。
2年Aクラス担任の真嶋が前に立ち、ルール説明を始めます。
(前回のルールに加えて、やっと詳しい内容が発表)

▼以下簡単なルールの内容

無人島特別試験概要
・全グループ(157組)で2週間、得点を集め競い合うサバイバル試験。
・期間中、リタイアによりグループ全員が離脱した場合、その時点でグループは失格。集めた得点は無効となりぞの時点で順位が確定。
・得点の集め方は、『基本移動』と『課題』の2通り。

【基本移動】……地図を100のマスに分けた特定のどこかに一定時間ごとに移動するよう指示が出される。
① 1日に4回指定エリアが告知される。(告知から2時間以内に移動)
② 指定エリアには法則があり、1日に3回は前後左右2マス斜め1マスの何処か。1日に1回は必ずランダムに指定される。(指定エリアは12のテーブルがあり、そのうちどれかが割り当てられる)
③ 指定エリア内に辿り着いたグループ順に1位が10点、2位が5点、3位が3点を獲得。(着順はグループ内全員が指定エリアに辿り着いた時点の記録となる)
④ 各時間内に指定エリアに辿り着くと、到着ボーナスとして全員に1点ずつ付与される。
⑤ 指定エリア告知の段階で既に到着していた場合は1点は付与されるが、着順による得点は得られない。
⑥ 3回連続で指定エリア到着をスルーすると、ペナルティ。回数に応じて得点が引かれる。

【課題】……無人島の至る所に出現する。課題はどこに出現するか、どんな課題であるかは出現するまで分からない。
① 課題は午前7時から随時出現し、午後5時で終了する。(課題にエントリーできる人数が課題ごとに決まっている)
② 課題は3種類あり、同じものも何度か出題される。(学力4割、身体能力3割、その他3割)
③ 課題出現時間は予測ができない。実施状況を知るには足を運ぶ必要がある。
④ 上位入賞者は得点や食料、グループ人数の上限拡大などの報酬が与えられる。

・試験開始から試験終了時まで生徒は支給される腕時計を身につける。
【腕時計の概要】
① 腕時計を通じ24時間学校側に健康状態を管理される。
② 破損などの異常が検知されると得点の入手が不可能になるためチェックが必要。
③ 使用者の健康異常については、アラートで知らせる。警告アラートは無視できるが、緊急アラートの場合はスタート地点へ行くこと。(24時間以内に到着しない場合はリタイアの恐れ有り)

・試験開始と同時に生徒にはタブレットが支給される。
【タブレットの概要】
① タブレット(小型)は全生徒に支給される。
② 無人島の地図を閲覧でき、指定エリアや現在地が確認できる。
③ 課題の出現位置の確認や詳細な報酬などを閲覧できる。
④ 試験4日目から試験12日終了まで上位と下位10組の得点が確認できる。
⑤ 6日目以降、全生徒の現在地を確認できるGPSサーチ機能が解除。(ただし、サーチするごとに1点を消費)
⑥ 試験に全体影響する問題が起こった際は学校からメッセージが届く場合がある。
⑦ バッテリー不足になった際はスタート地点や特定の場所で充電可能。

・生徒は1人5000ポイントとバックパックを支給され、必要な物資をあらかじめ購入することができる。(試験が始まってからは物資の値段は倍になる)

長くなりましたが、以上となります。(ほんとに長かったよ……)

そして、とうとう特別試験の幕開けとなる。
下船は1年生Aクラスから始まり、2年、3年と続く。
1年の下船とともに早速、『基本移動』の指定エリアが告知される。
試験期間が2週間ということもあり、序盤から焦って指定エリアに向かうような者はいない。(石崎くんはすごい張り切ってたけど、すぐに西野ちゃんに嗜められてたね)

下船してくる3年生を綾小路が見ていると、そこに声をかけてくる者が。
「まだスタート地点に残っていたのか綾小路」と、声の主は鬼龍院です。
一緒に向かうか? と、鎌をかけてくる彼女。当然、綾小路は断ります。

あっさり鬼龍院と別れると、綾小路も指定エリアに向けて足を進めはじます。平坦な道は程なくして終わり、うっそうと生い茂る木々が近づいてきます。

最初の指定エリアに着くと、1点が加算されました。
綾小路がエリア中心の開けた場所に着くとまた声をかけられます。
「おはようございます綾小路先輩」と、声の主は七瀬でした。
挨拶も早々にあっさりと七瀬と別れると、タブレットの地図に課題が一斉に出現。「火起こし」「英語テスト」「握力テスト」など様々ジャンルの課題があります。

綾小路は一番近い場所に出現した「火起こし」の課題に向かいますが、あとすんでのところで枠が埋まってしまい参加できませんでした。その後、2箇所課題を回りますが、どれもすぐにエントリー上限に達して参加できませんでした。

2度目のエリア指定では到着ボーナスの1点のみ、3度目のエリア指定では1度目と同じエリアが指定され戻ることとなり、こちらも1点のみの獲得となりました。
すると、また先ほどと同じような場所で声をかけられます。
「先輩」と、本日2度目の七瀬との遭遇。
お互いの状況報告を簡単にして、またあっさりと別れます。

そうして、この日の基本移動と課題は終了。綾小路は木陰になるポイントにテントをはることにしました。

翌朝、7時。最初のエリア指定の告知とともに、綾小路は動き出します。
見事に、1位で指定エリアに辿り着き10ポイントが加算されました。そしてその後のエリア指定でも2連続で2位をとり、さらに10ポイント加算。(綾小路ギア上がってきたあぁ)

2日目最後のエリア指定はランダムとなりました。告知を待っていると、また声をかけれらます。
「綾小路先輩、またお会いしましたね」と、もちろん七瀬です。
同じテーブルなのでなないだろうかと話す2人。しかし心中では、いくら同じテーブルだとしても遭遇率が高すぎると疑う綾小路。
そんなことを思っていると、七瀬から同行したいとお願いされます。グループメンバーの宝泉、天沢と衝突しバラバラになってしまったのだと話します。加えて、自分1人ではすぐに指定エリアに追いつけなくなると言います。
しかしいくらなんでも、七瀬にメリットがないと反論しますが、体力には自信があるから迷惑はかけないと綾小路を押し切って同行することになります。(体力に自信あるなら指定エリア追いつけるのでは……?)

そこから2人で、手近な距離に出現した課題「クイズ」に向かいます。
課題の場所に着くと、須藤、本堂、そして元気がない池のグループと遭遇します。初めて池を見る七瀬も池が元気ではないように見えると言います。
ちなみにクイズのジャンルはアニメ。本堂と池が無双して1位を取りました。(クイズの内容が全く分からない綾小路ちょっと可愛かった)

2日目最後のエリア指定の告知があり、綾小路と七瀬は同じテーブルであることが判明します。最後のエリア指定はランダムで距離が離れていたため無理して取りに行くことをやめ、近くの課題を取りに行くこと決める2人。ついでにキャンプするエリアを決めると、まさにそこが須藤たちのエリア指定場所だったらしく、須藤グループと合同でキャンプすることになります。

キャンプを始めてしばらく。
やはり心ここに在らずといった様子の池。
そんな池に、何があったのかと問う須藤と本堂。しかし、中々口を開かない池。そこに七瀬が催促せずに待ちましょうと一言。
しばらくの沈黙の後、池は口を開きます。
自分には好きな女の子がいること、それが篠原さつきであること、勇気が出ずグループに誘えなかったこと、同じく篠原のことが好きな小宮に先にグループを組まれてしまったこと。そして、これまでの2日間を省みる池。
自分がダメになってリタイアという事態になっては思いを伝えることも出来ません。まずは、この試験を乗り切るのだと再起する池でした。

翌日。須藤グループと別れた綾小路と七瀬は「ビーチフラッグス」「歴史テスト」「化学テスト」と順調に課題と基本移動をこなしていきます。(七瀬の水着イラストがいいんじゃあぁ。みんな買って見てくれ)

するとその夕方。またも須藤グループと偶然居合わせます。(遭遇率よ……)
池は元気を少し取り戻してはいたが空元気といった様子でした。(空元気でも元気は元気!)
池が海で釣ってきた魚を振る舞うことになります。そのいい匂いにつられて、また別のグループがやってきました。そのメンバーの1人が綾小路を見つけ思わず「あっ!」と声を漏らします。それは軽井沢グループでした。

タイミングをずらし輪から抜けて、こっそり2人きりになる綾小路と恵。
恵はどうやら七瀬と2人で行動しているのが心配な様子。仕方なく一緒に行動しているが特別な感情はないと言い切る綾小路。
信じるけど、それでもやっぱ嫌だという恵に、綾小路は「恵」と名前を呼び、そっと口付けをするのでした。(このシーン早くアニメで見てぇ)

場面は変わり翌日早朝。まだ日も昇っておらず辺りは真っ暗。
遠くからアラートの音が響いてきていました。アラートは緊急アラート。放っておけばリタイアになる可能性があります。アラートは止む気配がありません。
様子を確かめるべく、綾小路を先頭に七瀬、須藤グループの5人で懐中電灯を使い歩みを進めていきます。
そしてアラート音の発信源には小宮が倒れていました。そしてアラートはもう1つなっており、小宮と同じグループの木下も倒れていました。2人とも意識がありません。崖から滑り落ちたような状態でした。
すると、崖の上に気配が。倒れた2人と同じグループである篠原のことが心配な池は、慌てて崖の上へ。すぐに綾小路も追いかけます。
すると崖の上には泣きじゃくる篠原が。何者かによって2人が突き落とされたのだと語ります。
しばらくして坂上先生、茶柱先生が医療班を連れて到着。倒れた2人はリタイアを避けられないだろうと言います。そして、GPSはここに居る者しか確認できておらず事故として処理されることに。
こうなると篠原1人で残りの日数を乗り切るのはかなり絶望的な状況です。
そんな中、かろうじて意識を取り戻した小宮が池に声をかけます。
「男を見せろ」
その言葉に、池は絶対に篠原を守ると心に決めるのでした。
そして、篠原がリタイアの危機にあることは池だけの問題ではなくDクラスの今後にも関わってきます。綾小路は万が一の為、動くことに。

そんな中、日は上り4日目の朝を告げると、上位と下位の10組が発表されます。1位はもちろん南雲。そして4位につけていたのが単独である高円寺でした。綾小路は74位と後半で巻き上げる作戦のようです。

須藤グループと別れた綾小路と七瀬ですが、綾小路主導のもと篠原をリタイアさせないために、とあるエリアを目指します。
道中、2人は龍園と葛城に遭遇。
丁度良かったと綾小路は小宮と木下がリタイアになったこと(小宮、木下はBクラス)、そして篠原を生き残らせる方法(七瀬には教えてない)を伝え、協力を仰ぎます。
篠原が生き残らないとBクラスにも退学者が出かねないこともあり、龍園は協力を承諾します。

続いて2人はスタート地点に向かいました。
果たしてそこには、坂柳が優雅にパラソルの下でくつろいでいました。
すでに小宮、木下のリタイアを坂柳は把握しており、条件付きで篠原生き残りに協力してもらえることに。

それから、綾小路、七瀬の2人は、5日目、6日目と物資が尽きていく中、着実に体力を削られながらも(七瀬だけ)基本移動と課題をこなしていきました。

そして7日目の朝、空は鼠色。
体調は万全だと言うが少し様子のおかしい七瀬。
天候は崩れかけているものの、だからこそ指定エリアに最短(人のいない険しい道)で向かうべきだと綾小路に話します。
7日目のここまで、そんなリスクをとってまで自分に付いてくる理由がいまだに掴めていない綾小路でしたが、リスクを取って最短で指定エリアに向かうことにします。

天候はだんだん荒れていき、七瀬の歩くスピードが格段に落ちます。
綾小路は七瀬に気づかれない程度に速度を落とし、彼女のバックパックを代わりに持ちます。(綾小路やさすぃ)
山を越えたところで、七瀬は急に立ち止まり……
今日、先輩は次の指定エリアにたどり着くことはない、とそう言い放ちます。

どういうことかと問う綾小路に、「あなたがホワイトルームの人間だからです」と七瀬は答えると、一気に臨戦態勢へ。(七瀬の口から……まさか……)
ここで綾小路を倒し負傷させ、緊急アラートを作動させる、そして到着した先生によってリタイアが命じられ退学となる……わざわざ人のいないエリアにまで来た理由を悟る綾小路。

行きます! と、七瀬がついに襲いかかってきます。
綾小路が女子に手を挙げればその時点アウト。
綾小路は的確に七瀬の攻撃を裁き、自身の反撃は寸止め。
しばらく2人の攻防が続き、七瀬は『私』では勝てないことを悟ります。
そして「『ボク』がここで、あなたを止める」と言い、急に動きが変わり、技の速度も上がります。しかしそれでも綾小路はひらりと交わし続けます。
急に豹変した七瀬に対して、お前は誰だと問う綾小路。
ボクは、松雄栄一郎だと言い放つ七瀬。この身体は借り物だと、七瀬翼に乗り移っているのだと言います。
だがしかし、そんなものはあり得ないと現実を突きつける綾小路。それはただの「自己暗示」だと明言します。(しかもかかりきっていない)
七瀬は痛いところを突かれたとばかりに、感情的になりますが、全く綾小路には通用しません。そしていつしか七瀬の体力が底をつきはじめ、ついには戦意を喪失してしまいます。

そして、自分がなぜここにいるかの経緯を話し始めます。
松雄栄一郎という幼馴染がいたこと、彼の父親(綾小路をホワイトルームから逃した張本人)が自殺してからも頑張る栄一郎の姿に憧れていたこと、しかしそんな彼を失ってしまったこと、その復讐をするために(怒りをぶつけるために)月城の手をとり、高度育成高等学校に入学したこと……しかし、全部間違っていたとを綾小路に気付かされます。

七瀬は、今度は綾小路の手を取り彼の力になることを約束するのでした。

場面は一変し、時を同じく7日目の朝。腕時計を破損させてしまった一之瀬は、それを報告するためにスタート地点へ。
しかし道中、月城と1年Dクラス担任の司馬が話しているところを目撃し、茂みに隠れていると「綾小路」という名前が聞こえてきます。
思わずドキリとしながらも聞き耳を立ててしまい、さらには、「ホワイトルーム」という言葉も耳をかすめていきました。さらには、「i2地点に呼び出し、綾小路を葬り去る」などと。
もっと距離を詰めようとしたその瞬間、一之瀬は2人に見つかってしまいました。
司馬は早急に一之瀬を排除しようとしますが、月城がそれを止めます。話を聞かれたのは我々の落ち度だと、そういって一之瀬を開放します。しかし、もし他言した場合は、2年Cクラスだけのグループを1つリタイアさせることにしましょう、と付け加えるのでした。


と、いうことでいかがでしたでしょうか。
ずいぶん長くなってしまいました。(次はもうちょっと短くなるように努力しよ……)
これでも、高円寺の無双ぶりや、1年生の一部に過去がバレて気が気じゃない櫛田をボコボコにする天沢のシーンをすっ飛ばして書いてますので、読んでいない方は是非、読んでください!
次回は高円寺の動向がさらに期待大でなりません。
あと、恵とのシーン少なかったけど大満足です。
まだまだどうなるか分かりません! 楽しみです。

ではでは、そんなところで。


次巻→【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 4巻 感想(ネタバレ)

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