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【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 2巻 感想(ネタバレ)

こんにちは、あるいはこんばんは。
確定申告のことを考えて身震いしているβ(ベータ)です。

今回は昨日に引き続き、よう実の2年生編第2巻の記事です。

感想を見にきた人にはすごく申し訳ないけど、ネタバレがほとんどだと思うので、その辺注意で!

というわけで、そろそろいきましょうか。

ようこそ実力主義の教室へ 2年生編2

さて、今回の巻頭イラストは天沢と宝泉ですね。
見出しのカラーページのラストには新キャラの鬼龍院。つり目の美人さんです。

まずはザックリと、読んだ感想を。

話全体を通して、それぞれの思惑がチラチラと出でくるなか、恋愛模様の進展があったり、新キャラが登場したり、新たな特別試験が発表されたりと、けっこうイベントが目白押しの回だったように思います。
(ちょっと特別試験の内容の説明が長過ぎな気もしたが……)
試験があったわけではなかったので、比較的日常的な描写が多かったものの、綾小路がけっこうな人数と接触していたので、キャラクターを沢山見ることが出来て、その手においては読んでいて楽しかったです。(綾小路、尾行され過ぎ)
軽井沢は相変わらず可愛かったです。がしかし、綾小路と付き合っていることを、どう公表するつもりなのか、まだ分かりません。佐倉はもう殆ど空気になってしまいましたが、一之瀬にはどうやって説明するつもりなんでしょうね。
(あと、次回の高円寺が楽しみ過ぎる)
今回も面白かったです!

ひとまずこんな所でしょうか。

(※ 前回のお話しを忘れちゃったという方は此方からどうぞ→【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 1巻 感想(ネタバレ)

ではでは、内容(ネタバレ)に移りましょう。

▼ ▼ ▼

今回のストーリーの流れをザックリ言ってしまうと……

・綾小路が本格的に注目されるようになる。
・恵とキス!?
・特別試験の発表で綾小路、石崎にモテモテ。
・葛城がBクラスに!?
・ホワイトルーム生の正体が判明!?

こんな感じでしたかね。

それでは細かいストーリーを見ていきましょう。
(かなり端折って書いてるよ)

開幕は恒例となった独白からです。
今回はなんとホワイトルーム生の独白。
ホワイトルームの5期生であるこの人物は、4期生である綾小路と比べられて育ってきました。
綾小路ではなく己こそがホワイトルームの成功例である事を証明する為、綾小路への憎悪をもって、対抗心を燃やしています。

場面は変わり、2年Dクラス。
試験結果の発表後、綾小路が月城に呼び出されてからのこと。
教室内では幸村を中心に、綾小路が数学で満点を取った事について議論が交わされていました。
(かなりイライラしている様子のゆきむー)
綾小路が教室に帰ってくると、早速問い詰めにかかります。
ここですかさず堀北のフォローが入ります。ずっと実力を隠していたのは、他のクラスに対抗する隠し球にするためだと、堀北は口からデマカセを言います。
完全に納得出来ない幸村ですが、ここでの議論は無駄だと平田の言葉を受けて、引き下がります。
解散後、再び綾小路に声をかける幸村。
友達なのに実力を黙っていた事にモヤモヤしているようです。ここでは素直に綾小路が謝り、佐倉と長谷部の助けもあり、握手を交わして和解。(いやぁ青春だねぇ……と、そんなことより、長谷部の様子が、なんかちょいと気になる感じ、なんだろね)

放課後、仲直り記念で綾小路グループでカフェに行くことに。
待ち合わせの30分前に到着した綾小路。そこへ一之瀬が声をかけます。一緒に神崎もいます。
当然ながら話題は数学満点の話へ。(神崎がけっこう荒れてきてる……)
荒れてる神崎は綾小路を敵認定すると、一之瀬を置いて先に去ります。
残った一之瀬はいつものように綾小路にデレデレ。(綾小路は一之瀬をどうしたいんだ……)

そしてゴールデンウィーク明け。
堀北は約束通り、生徒会入りを志願するために、生徒会室へと綾小路を同伴させて向かいます。
南雲は堀北の志願理由を聞き、手を差し出し、堀北の生徒会入りを歓迎しました。

生徒会室を後にした綾小路。
恵から『……部屋に遊びに行ってもいい?』とメッセージが来ていた事に気づきます。
(でました自宅デート!)
恵は部屋にくると、綾小路の為にコーヒーを淹れます。近況報告や他愛のない話をしていると、徐々に話題も尽きていき、沈黙が生まれると、互いに少しずつ「何か」を意識し始め、なんだかいい雰囲気に。
徐々に2人の顔が近づき、その唇が触れるまで、あとほんの少し。
とここで、ピンポーンとチャイムが鳴り響きます。
(まあ、そうなるよね。知ってた)
天沢の介入により、キスはお預け。
天沢は2000万プライベートポイントが支給される特別試験についての関与を認め、また自分が関与した痕跡をわざと残す事で、綾小路の手助けも行っていたと言います。
そして天沢は恵をからかって直ぐに出て行きました。(邪魔したお詫びの品、避妊具とか、おい)
綾小路は2000万ポイントの件についてちゃんと恵に話すことを決めました。

明くる日。
青空を見つめる綾小路に、七瀬が話しかけてきました。
どうやら1年生で行われた特別試験で、1年Cクラスから早くも退学者が出たようです。(綾小路は知っていたようだが)
七瀬は、悔いのない学校生活を送るようにと、不穏な言葉を残して去っていきます。

そしてとうとう特別試験発表の日がやって来ました。
(ここからの説明が長いんじゃ)

今回の特別試験はなんと『無人島サバイバル』。
(2年生と3年生は2回目の無人島サバイバル)

▼内容を簡単にまとめました。

【無人島サバイバル】
・試験期間は最大で2週間。
・多種多様な能力が求められる。
・最小1人〜最大6人のグループとなり行われる。
・上位グループには報酬。
・下位グループにはペナルティ。(退学あり)

① 試験は夏休みに行われ、振替の休日はないが、試験終了後には1週間の豪華客船バカンスが待っている。

② 試験は全学年で行われる。(つまり、他クラスと戦いながら、上級生や下級生とも戦うということ)

③ サバイバルは最大6人までのグループを組み挑むことが出来る。グループは同学年であれば誰とでも組むことが可能。
・生徒は試験が始まるまでの4週間の間、まず好きな相手を2人まで選び、最大3人の小グループをつくることができる。その際、3分の2以上を女子が占める必要がある。
・試験が開始すると、小グループは合流して最大6人までの大グループを作ることができる。その際、女子が半数以上を占める必要がある。

④ 報酬は……
1位のグループに300クラスポイント、100万プライベートポイント、1プロテクトポイント。
2位のグループに200クラスポイント、50万プライベートポイント。
3位のグループに100クラスポイント、25万プライベートポイント。
上位50%のグループに、5万プライベートポイント。
上位70%のグループに、1万プライベートポイント。
・上位3グループが得るクラスポイントは下位3グループの学年から移動される。
・下位5グループに属する生徒はペナルティ(退学)となる。その際、600万プライベートポイントで救済となり、その金額はグループの人数で割られる。

⑤ 特別試験に影響するカードが個人に1枚ずつ与えられる。カードは基本カード5種と特殊カード3種からなり、ランダムで支給される。特殊カードは学年に1枚ずつしか存在しない。
(基本カード)
・先行……試験開始時に使用可能ポイントが1.5倍。
・追加……プライベートポイント報酬額が2倍。
・半減……ペナルティ時の支払いポイント半減。
・便乗……試験開始前に指定したグループのプライベートポイント報酬の半分を得る。
・保険……試験中、体調不良で失格した際、1日だけ復活できる。
(特殊カード)
・増員……7人目としてグループに存在できる。
・無効……ペナルティ時の支払いポイントを0に。
・試練……クラスポイント報酬を1.5倍に。ただし、上位30%に入れなかった場合グループはペナルティを受ける。

⑥ カードは同学年でトレードが可能。しかしクラス内ではトレード不可であり、一度トレードすると再トレードは不可。1人何枚カードを所持してもいいが、同じ効果は重複しない。

(ルール説明終了……いや、長いって。てか、これで試験の中身まだ全部説明されてないんだぜ……)

説明を一通り聞いた高円寺は、茶柱に『単身で試験を迎えた者が当日体調不良だった場合はどうなるのか』と問います。当然、ペナルティを受け、退学または600万プライベートポイントの支払いになるわけですが、(昨年の高円寺は早々にリタイアしたからね)どうなることやら。

特別試験の発表がなされてからは早速、各クラスの優秀な生徒のヘッドハンティングが始まります。(優秀な生徒だけでグループを組めば、上位に食い込む可能性が当然アップするからね)

それは、綾小路も例外ではなく……
Bクラスの石崎、アルベルト、ひよりらが接触してきます。無論、グループへの勧誘でしたが綾小路は返事を保留としながらも断ります。

それから、同じDクラスの松下千秋(劣化版綾小路)も自分と組まないかと接触を図ってきましたが、こちらも断ります。(ちゃっかり松下から連絡先を受け取る綾小路が羨ましかった)

恒例となった恵との自宅デートの際には、恵からも一緒にグループを組みたいと言われますが、これも断ります。
(今回の試験は単独で挑む模様)

そして、場面は坂柳と一之瀬の会合へ。
坂柳はCクラスに落ちてしまった一之瀬に、このままではDクラスに落ちるだけだと指摘し、自分たちAクラスと手を組むことを提案します。
ここでの坂柳の目的は、Bクラス、Cクラス、Dクラスに徒党を組ませない事。そのために先手を打ってCクラスの優秀な生徒を懐柔しようという動き。
一之瀬もそれは分かっていましたが、もう後が無いのも事実なため、退学のリスクを無くすための保証(500万ポイント)を受け取ることで契約成立。

場面は変わり、放課後のDクラス。櫛田に声をかけられる綾小路。
綾小路に会いたいという1年生がいるとのことでした。
果たして、1年Bクラスの八神が現れます。3人でケヤキモールのカフェに向かうことに。
そこで綾小路は八神から”綾小路清隆を退学させたら2000万ポイントを支給”という特別試験が自身を含めた6人(高橋修、石神京、八神拓也、宇都宮陸、宝泉和臣)に言い渡されたことを聞きます。試験を言い渡したのは、南雲会長、そしてそのバックには月城理事長代行がいることも判明。

八神は帰り際、特別試験が終わったら二人で会って話したいことがあると櫛田に話します。(あらまあ)
八神は櫛田と同じ中学の出身で櫛田の過去を知る人物です。八神が去った後には「早いうちに消えてもらわないとね」と櫛田。(怖い怖い)
今は綾小路とは停戦中ですが、何やら水面下で策略を進めている様子でした。

そうして、グループ作りもあと1週間で終わりという時間に差し掛かった放課後。綾小路は桐山副会長に呼び出されていました。
桐山はクラス一丸となってAクラスに返り咲くことを諦め、自分だけはAクラスに戻るためのプライベートポイントを特別試験で稼ごうと考えていました。

と、そこに声をかける人物が。
声の主は2年Bクラスの鬼龍院。
綾小路が数学で満点を取ったことを知っているようです。
OAAによると、鬼龍院の学力、身体能力は共にA+でこれは全学年で男女を合わせても彼女しか得ていない評価。(しかしながら、桐山曰く、高円寺のような変態で、自身の成績以外では一切クラスに貢献しないクラスの異物だとか)
どうもAクラスで卒業することには興味がない様子で、それは自分の実力で将来などどうとでもなるという確信があるからだそうです。
そして、綾小路を一眼見てただならぬものを感じたと彼女は語ります。
そんな綾小路は、次の特別試験で上位を狙うなら、この鬼龍院も倒さなけらばならないと確信するのでした。

場面はグループ作り佳境。
綾小路は龍園に呼び出されます。会合の場には龍園ともう一人、Aクラス葛城の姿が。(未だにAクラスから毎月のプライベートポイントの一部が龍園に渡る契約をした張本人は、クラスでの立ち位置がかなり怪しい)
そんな葛城に龍園が提案します……。

龍園はAクラス(葛城)と結んだ契約書を坂柳に500万ポイントで売ったと言います。そして、ここ最近はクラスメイトに節約を強いてポイントを蓄えていました。お前を迎える準備はできていると、新たに契約書を取り出します。葛城を2000万ポイントで買えるなら安い買い物だと。
葛城がBクラスに移れば、自身を慕っていた戸塚を退学に追いやった坂柳に復讐が出来ると持ちかけます。

そして、葛城は契約書にサインするのでした。

それから綾小路は龍園と取引し、自身にランダムで割り当てられた特殊カード「試練」と引き換えに50万ポイントを受け取ることに。これで、恵を守ることができると。

時間はあっという間に進み、特別試験前日。
Dクラス内で単独で試験を迎えるのは、堀北、綾小路、そして高円寺の3名。

ここで、高円寺が堀北に提案します。
この試験で好成績を残したら、卒業までの完全なフリーダムを約束してもらいたいと。
一瞬クラス内が静まり返る中、「好成績」では足りないという堀北。「1位」を取れば要求を飲んでもいいと言います。そして、「1位」を取ることで出来なかった場合は、次の特別試験でも力を発揮してもらうと。
「交渉成立だよ堀北ガール」と高円寺。(口約束なのがちょっと心配だけど、次回どうなることやら)

そして、場面は月城理事長代理と生徒が一人。
「……思う存分暴れてください」と月城。
その言葉に、自然と利き手である左手に力が籠る少女、七瀬翼の姿が。


と、いうことでいかがでしたでしょうか。
七瀬がホワイトルーム生だったのか……。とか言ってミスリードなのか。まだ先が読めてないので分かりませんが楽しみです。

個人的には高円寺、鬼龍院がどんな活躍をするのか注目したいところでありあます。

恵との進展はどうなるのか!(池と篠原がどうなるのか!……試験大丈夫かな……)
楽しみです。

ではでは!


次巻→【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 3巻 感想(ネタバレ)


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