TOEIC攻略〜単語学習 意味の拡張から考える多義語編〜

どーもホワイティンです。

今日はのテーマは”意味の拡張から考える多義語編”です。

副題が長いのは大目にみてください(笑)

さて、本題に入る前に。。。。

単語の意味拡張には”意味”がある。

英単語を学習していく中でその単語の意味の多さにやる気をなくしたことはありませんか?

一見すると、その意味の広がりに関連性がないように思えるものもありますが、実は関連性を維持しつつ、意味の広がりを見せています。

なぜ、そのようなことが起こるのか?

答えは簡単です。

私たちは日々の生活の中で、新しい概念を形成したり、異なる角度から事態を捉えたりすることがあり、それらを言語化するときに”既知の言葉”を使って表現するからです

この理由は、一つの単語に対して一つの意味にすると、人間が記憶できる能力の限界を超えてしまうからです。

このような背景から、単語本来の意味を少しずらして使用することで多様な意味へと拡張をしているということですね。

この意味の広がりの関連性については、TOEIC攻略〜単語学習 接頭辞編〜でご紹介した”subject”の説明がそれに当たりますね。

そちらもぜひ、読んでみてください。

さて、今回は多義語 leaveでご紹介しましょう。

leaveの意味をスッキリ解決!!!

leaveって中学英語で学ぶ基本単語ですよね?

記憶にあるのは以下の意味ではないしょうか?

1. 「〜を去る、離れる」
▼leave the house
「家を出る」


2.「〜を置き忘れる」
▼left my cap on the bus
「バスに帽子を忘れた」

上記の意味に加えて、次のような意味もあります。


3.「〜を(…の状態)にしておく」
▼ leave the water running 
「水を出しっぱなしにする」


4.「〜に…を任せる」
▼Leave it to me
「私に任せて」


5. 「(家族など)を残して死ぬ」
▼leave his wife
「妻を残して死ぬ」

たくさん意味ありますよね(-_-;)

しかし!!これらには関連性がありますので、一つずつ紐解いていきましょう。

”コアイメージ”は「(何かを置いて)その場を離れる」です。

「〜を去る、離れる」と「〜を置き忘れる」はコアイメージに沿っていますから説明不要かと思います。

「〜を(…の状態)にしておく」については、コアイメージの「何かを置いて」が「 ものをある状態にしたまま」という意味になっています

つまり、「水を出したままその場を離れる」ということになり、意味が拡張されていますよね。

「〜に…を任せる」も同じ考え方で、任せるという意味は、つまり「人に仕事を残して離れる」ですよね?

また、「(家族など)を残して死ぬ」は、比喩的に「死ぬ(この世からさる)」と表現していると考えることができます。

これらの意味の拡張を可能にしているのは”比喩”です。

比喩というと、難しいことをイメージしがちですが、実は日常に溢れています

日本語の「いく(行く)」についても「逝く」が例として挙がります。

日本語でも英語と同様に、意味の拡張が起きていると言えます。

まとめ

今回のような関連性を意識すると、ぐっと多義語の暗記がいくらか楽になりそうじゃないですか?

比較的簡単に説明しやすい単語を紹介しましたが、単語によっては難しかったり、説明できないものもあったりします。

説明できないパターンについては、偶然的に発音が同じであるパターンです。

代表格と言えるのがlikeの「〜が好き」と「〜のような」です。

このような単語もあったりするので、語源が一緒であるかを確認したうえで、意味の拡張の関連性を調べてみるようにしましょう。

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