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受験生の親として1年間過ごしてみた

前提

我が家の場合、中学受験は全く考えてなかった。
小学校でやっていた学校以外の勉強はベネッセのサービスのみ。
専用タブレットを使った学習と難易度が少しアップした紙教材。
地元の公立の中学校に通っていた。

1.中学1年生にやっておいてよかったこと

定期テストの学習方法を教えた。

学校でも簡単に教わるみたいだが、初の定期テストで計画を立てて学習することはかなり難しい。細かく噛み砕いて必要性と方法を教えることが必要。
逆に言えば、これが定着したので最初の1年間は成績を見つつ、学習法の見直しを検討するという感じでいけた。
結局、小学校の時にやっていたベネッセのタブレットを使ったサービスのみ継続して実施。

2.中学2年生にやっておいてよかったこと

受験勉強に適した学習方法を検討して、中2から中3の春休みに開始した。

定期テストは1−2週間前から学校から出される課題と教科書や副教材をやる方法で問題なかった。

ただ、受験勉強となると話は違ってくる。

中学2年の冬になって、なんとなく志望校をどこにするのか、つもりを聞いてみた。

地元の最上位校だった。

慌てて、今の学習方法だと今後どのような教材や学習が予定されているのか確認した。

ベネッセのタブレットを使ったサービスはオンライン配信もあって割とよかったのだが、1点だけ難点があった。

志望校に特化した教材が少ない。

この1点に不安があったので、この不安をカバーできる手段を探した。
さらにもう1点、コロナ禍ということもあり、オンラインでの受講を本人が希望していた。

結果、地元に昔からある2つの塾にオンラインコースが用意されているのを見つけた。

費用面と志望校にどちらがより特化しているか、という点で絞った塾のオンラインでの春季講習にお試し受講を申し込んだ。

3.中学3年生にやっておいてよかったこと

a.定期的に本番の予行練習となる模試を受けた。

公立高校が第一志望だったが、私立も複数受けるため、推薦の材料となる模試を3年に入って毎月に1回受けた。

推薦の対象となる時期だけしか受けないという選択肢もあるのだが、慣れるために早い時期から受けておいて、対象となる時期のいずれかにいい成績が出せたのがよかった。

コンディションやら範囲やらで成績の変動があるので、回数は多い方が安心。

b.夏休みのうちに学校説明会に行った。

公立は説明会を聞くまでもなく絞れていたが、併願の私立は全く絞れていないどころか、どんなところがあるのかという調査からだった。

夏休み前にどんなところがあるのか、どんな観点で見ていけばいいのか、ベネッセのオンラインでのレクチャーを親子で見て学んだ。

その上で、いくつか候補を出し、夏休み前から夏休みの説明会の予約開始日程をカレンダーに書き込み、希望の日程に申し込めるように準備した。

複数の学校の説明会に行くとなると、日程がかぶることもあり、パズルのようにして日程を決めていくため、希望の日程に申し込めないと調整作業がまた発生する。

地味に時間と頭を占めていくので、これを夏休み前に終えて、あとは行くだけにできたのは振り返るとスムーズだったと思う。

さらにこのあと、推薦を決定する個別相談会もあるので、余計に説明会は早く終わらせておくに越したことはない。

説明会に参加しないと推薦枠の条件など聞けない場合がほとんどなので、説明参加は必須。

その上で、各種成績資料を揃えて個別相談会に参加する。

説明会には6校ほど参加したが、説明会を聞いて絞った2校のみ秋に入ってすぐに個別相談会に行った。

その2校ともに推薦枠に入っていたので、ここで私立の目処がたった。

友人の中には、2学期の終業式と説明会や個別相談会が完全に被ってしまったというケースもあったので、親としては同伴必須のこのあたりはスケジュールと睨めっこで早めに手を打つのが良いと思う。

4.最後に

塾選びは割とうまく行ったように思う。

選んだ塾は昔から第一志望の高校に特化していることを売りにしていた。

コロナ禍をきっかけにオンラインサービスを始めて間もなかったことで、本部のベテランの先生たちが授業を担当していてその安心感もあった。

さらに、通塾の時間がゼロなおかげで夕食準備も通塾に比べて負担は少なかったと思う。

面談もオンラインでできるし、途中からコミュニケーションツールを導入したので、やりとりも頻繁かつ調整もしやすかった。

中弛みの時期には塾の先生からアドバイスもらったり、こちらが不安になるような時には大丈夫と言ってもらえたり。

最後の自己採点で思ったよりも心もとない点数だったがなんとか合格できたのは、本人の頑張りが一番。

一番大変なのは本人がモチベーションを保って1年間取り組めるかなので、その点においては親は無力なところは大きいかなとは思った。

が、親としては勉強しなさい!という言葉は最小限にしてここまで来れたのは上記のポイントを押さえていたからかなと思う。

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