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STEP76 パウンドケーキの端っこを大人気商品にする方法

パウンドケーキのカット販売で毎回必ず端っこが出てしまう問題。

これはカットで販売する以上絶対に起きてしまうことですが、これ、とっても上手に商品にする方法があります。


●端っこを大人気商品にする方法

それはパウンドケーキの端っこを、本来なら捨ててしまう部分として扱うのではなく

一番焼き目がおいしい部分なのに、1日にたった数カットしか出ない幻の商品

として扱う方法です。

焼き目だけ薄く売るのではなくいつもの商品よりも厚めに切って売ります。

もちろん、「端っこは小さいので少しお値段抑えめです。ただしこれはギフトにはできません。」のようにして売るのも全然OK。

ただ、そうやって売られている商品はお店にとってもお客様にとっても、あくまでも脇役の扱いです。

「捨ててしまう部分です」というとそれは商品にならない価値のないものとなり、どちらかというと値引きして売らないといけないような空気感になりますね。

「捨てるところだなー脇役だなー」と思って食べるとそういう味に感じます。

でも、実際のところ、パウンドの端っこっておいしいですよね?

もちろん真ん中のところもおいしいのだけれど、端っこは焼き目の香ばしさがあって作った人しか食べられない特権的なおいしさがあります。

なので、捨てる部分とは言えおいしいのは事実なのでそれを上手に伝えればいいのです。


●商品としてコツコツ育てる!

ただし、そのまま置いておいても価値は伝わりません。
言葉にして伝えましょう!

商品のPOPでおいしさを説明したり、SNSなどで今日は〇〇味のパウンドの端っこ4カットだけあります!と流し、売れたらすぐに今日は端っこは完売です!またお楽しみに!というようにお知らせします。

ただし、これをやっても1日や2日じゃ浸透しません。
日々コツコツやっていると、その商品の価値や希少性がお客様に伝わって
商品として育っていくのですよ。

いつでも買えないと思うとお客様も買いたいと感じますよね。

… … … … … … … … … … 

その代わり、こういった商品は予約を受けたり、ギフト用にするのはやめた方がいいです。

予約を受けたりギフトにすると、本来の商品の価値が下がってしまいます。あくまでも自宅用で、そしていつもあるわけではなく出会えたらラッキーという形で、上手に魅力を宣伝して販売してみてくださいね!


●お菓子屋さん以外にもヒントはたくさん!

余談ですが、実はこの手法、私が最初に見たのはお菓子屋さんじゃなく、別の業種のお店でした。

ハム・ソーセージ屋さんです。

どこのお店かまでは覚えていないのですがテレビで見かけました。
ハムをスライスすると、端っこの方って味は同じなのに直径が小さくなるから同じ値段で販売できなくて割引で売っているということでした。

↑この矢印の部分ですね!

高級なハム屋さんなので、日常で食べるにはちょっとお高めのハムでも端っこだったら買いやすいということで人気商品になっているというお話でした。

こういった販売のヒントは、日々アンテナを張って過ごしていれば実はお菓子屋さん以外でもたくさん見つけられますよ!


●包装紙をかけるのが苦手。できるようになった方が良い?

そうそう、先日生徒様から
「私、箱に包装紙をかけるの苦手なんですが、できるようになった方がいいですか?」
とご質問いただきました。

次回お答えしますね!


この記事は内野未紗が配信する
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