見出し画像

STEP139 お菓子の冷凍発送を始めてから気がつく盲点がある

お菓子の冷凍発送、挑戦したい方が多いなと思います。
wrappedの生徒様で
冷凍で発送することが多いお菓子
チーズケーキ
テリーヌショコラ
マカロン
シフォンケーキ
などかなと思います。
もちろん、これらはあくまでも例であり、これらのお菓子は冷凍しないといけないというわけではありませんよ。

でも、生徒様のお話を聞いていて冷凍発送するというけれど、あ、この人このままだと冷凍発送してもすぐに限界が来るなということがあります。
なんだと思いますか?



●お菓子の冷凍発送を始めてから気がつく盲点

それは冷凍庫のキャパが小さい!です。

なんだそんなことかーって思いますよね?
これ、冷凍で発送する時はとても大事な視点です。

もちろん、出来上がったお菓子を冷凍するために場所が必要というのもあります。
ストックを持たないといけないですからね。

でも、冷凍庫の用途って単に材料の保管やお菓子を冷凍するだけじゃないんです。

いろいろな用途がありますが多くの人が見逃している冷凍庫の大事な用途は
冷凍発送で梱包した後に集荷まで置いておく場所
という用途!
これ、考えられていない人とても多いです。

つまり、お菓子を冷凍でたくさん作ってネット販売で売っていこう!と思ったとき、単純にお菓子自体を冷凍してストックを持てても段ボール等に入れて伝票を貼ってあとは運送屋さんの集荷を待つだけ!
という状態の時も冷凍庫に保管しないといけません。

こういう状態で冷凍保存をたくさんしないといけないのです。
↓ ↓ ↓

当然、段ボールに入れたり配送の梱包した状態は元々のお菓子よりもかさばります。
この梱包した状態で冷凍庫にいくつ入れられるか
ということを考えて厨房を作らないと、たとえ皆さんがお菓子作りが上手で1日にたくさんの数のお菓子を作ることができたとしても冷凍庫が小さかったら集荷までに保管できるのは2件だけ。
のようになってしまい、たくさんの数を売ることはできないのです。
たくさんの数を売れないということは売上も少なくなりますね。


●厨房の大きさや設備と生産能力は比例する

wrappedの生徒様は小さなお菓子屋さんを始める方が多いのですが厨房の大きさや設備と生産能力は比例します。

「私は店舗を持たないで狭いスペースで厨房だけのお菓子屋さんをしてネット販売でたくさん売りたい!」
という人、多いですが、実際には特に冷凍や冷蔵商品に関しては冷凍庫や冷蔵庫が大きくないとたくさん売れないです。

常温商品ならいいかな?とも思いますが、常温商品をたくさん作ると言っても材料の置き場所作業中に生地を冷やすとかそういうお菓子作りの工程でも冷蔵庫や冷凍庫はそれなりに場所を使うのでやっぱりたくさんの売り上げを上げたいと思っているのならよく計画して厨房を作らないといけないですね。

↑私の会社も菓子製造業の厨房はありますが、家を改装して作ったものなので正直言って生産能力が低い厨房です。

私は販売がメインではないからこれでもいいのですが、何をしたいかによって考えないといけないことが違ってきますね。


●オペレーションをよく考えて厨房を作ろう!

もちろん、小さなお菓子屋さんや小さな厨房を持つこと自体は全く問題ないです。
ただ、できることが限られているので、ただ単に菓子製造業の許可が降りたからと言って自分がたくさん働いたとしても売れる量の限界はあります。

特に冷凍で発送を考えている方は最初からオペレーションをよく考えて厨房を作ってくださいね。

… … … … … … … … … … 

そうそう、私が通販のお菓子屋さんでいろいろなものを購入して
「このお店はよくできてるなー」
「包装も商品内容もすごいなー」
と感心させられることが多いのはチーズケーキの専門店です。

次回お話ししますね!


この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
お菓子包装と食品表示お店テク無料メール講座」
のバックナンバーとなります。

▼続きはこちら▼

▼なぜnoteでバックナンバーを公開するのか▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

wrapped公式LINEはこちら▼



いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。


#wrapped #お菓子作り #お菓子製造 #お菓子販売 #菓子包装 #ラッピング


いいなと思ったら応援しよう!