小学生の息子が3日間の宿泊学習を終えて帰ってきた。

「楽しかった」という晴れやかなその顔に、非日常に身を置いてきた後のリフレッシュ、親と離れて過ごした誇らしさが滲み出る。

親として楽しみなのが土産話。どんな経験をし、どんなことに感動したのか。けれどそういったことは語られない。
一番楽しかったことは?お楽しみイベントはどうだった?協同作業どうだった?部屋割りのグループはどうだった?バス酔いしなかった?
気づけば詰問、母のかなしさよ。

でも、そんな一問一答のやりとりの合間に、ちょっとした変化を感じ取った。

バス酔いしやすいため、帰りは最前列に座らせてもらったそう。隣は誰だったの?と聞いたら、女の子の名前を言いかけ「全部教えなきゃいけないの?」と言い換えてきた。

回答拒否と質問返し。秘密とまでいかないまでも、黙秘したい気持ちの表れか。

こういう一面も、親の知らない出来事が増えていくことも、成長ですね。しみじみ。

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