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2023年富裕層への意識調査①投資への意識調査編

富裕層向けに資産運用のコンサルティングを行う株式会社ウェルス・パートナー広報担当の有泉と申します。

今年1月に総資産3億円以上の富裕層359名に、「富裕層の資産運用に関する意識調査」を実施いたしました。

円安が進む中で富裕層は資産運用に対してどのような意識を持っているのか、どのような資産に投資をしているのかという疑問から調査をさせていただきました。

▼プレスリリースはこちらからご覧いただけます
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000052123.html

【調査概要】
富裕層の資産運用に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年1月5日〜同年1月10日
有効回答:総資産3億円以上の富裕層359名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社ウェルス・パートナー」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://wealth-partner-re.com/

富裕層の6割以上が、投資意欲の高まりを実感している

富裕層の6割以上の方が投資への意識が高まっている中で、Q1で「非常に高まっている」「やや高まっている」と回答した方に、Q2で「あなたの投資意欲が高まっている理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、
・物価上昇(インフレ)から自身の資産を守りたいから:45.4%
・2022年に株価が落ち込み、買い時だと感じているから:32.8%
・老後の生活が不安だから:27.5%
・米ドルの金利が高くなったから:25.8%
・さらに円安になると思うから:23.6%
・円資産しか保有していないことにリスクを感じるから:17.5%   など

約半数の方がインフレリスクヘッジのために意欲が高まっていることがわかりました。

逆にQ1で「あまり高まっていない」「全く高まっていない」と回答した方に理由をお聞きしたところ、以下の回答がありました。

・損する可能性があるから:37.7%
・価格の変動に神経を使うのが嫌だから:31.5%
・興味はあるが忙しい:22.3%
・将来の生活に特に不安がないから:19.2%
・投資に回せる余剰資金がないから:12.3%
・口座開設や運用が面倒だから:10.8%
・金融や投資に関する知識を持っていないから:6.2%
・相談できるアドバイザーがいないから:6.2%

富裕層の方はお忙しい方が多いのか、自身の資産の価格の変動に神経を使うのが嫌だという方、興味はあるが忙しいという回答がありました。

昨今の市場環境変化の影響を受け、63.8%がポートフォリオの変更を検討

Q4では「昨今の市場環境の変化を受けての影響を受け、ご自身のポートフォリオの変更は検討していますか。」と質問したところ、「非常に検討している」が25.6%、「やや検討している」が38.2%という回答となりました。

Q4で「非常に検討している」「やや検討している」と回答した方に、ご自身のポートフォリオをどのように変更する予定ですかとお聞きしたところ197の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・68歳:円資産を他通貨にシフト。
・43歳:株から不動産。
・63歳:外国債券・ヘッジファンドを増やす
・42歳:​国内株式を売却、外国債を購入
・57歳:米国株式、暗号資産の増加。
・63歳:日本株の比率を上げたい。米国NASDAQ比率を下げたい。
・62歳:持ち株の比率を減らして金・プラチナなどの比率を増やしたい。

現在の投資先、第1位「国内株式」、第2位「投資信託」

Q10「現在の投資先を教えてください。(複数回答可)」と質問したところ、「国内株式」が77.2%、「投資信託」が51.5%、「国内不動産」が43.5%という回答となりました。

また、Q11で「今後、増やしたい資産はありますか。(複数回答可)」と質問したところ、「国内株式」が33.7%、「外国株式」が30.4%、「国内不動産」が23.7%という回答となりました。

その中でも、「今後、増やしたい資産はありますか。(複数回答可)」との質問に対して、
「外国債券」に絞って追加で質問したところ、外国債券を増やしたい富裕層の70%が「米国債」に興味を持っていました。

逆に外国債券に興味がない理由を聞いたところ、約3割が「ドル安円高になると思っているから」と回答しており、今後の為替相場によっては今後の投資先も変わりそうです。

続いて、「今後国内不動産を増やしたい目的について理由を聞くと、「インカムゲイン(定期収入)」が60.0%で最多となりました。

米ドル投資を検討する為替レート水準、約7割が「1ドル=130円以下」と回答

Q18では、「米ドル/円の為替レートがいくらの水準なら米ドルに投資してもいいと思いますか。」と質問したところ、「1ドル=120円以下」が18.4%、「1ドル=110円以下」が23.7%という約7割が「1ドル=130円以下」で投資をする結果に。

まとめ

2020年にはコロナウイルスが流行し株式市場が大きく変動しており、さらに日米金利差の影響により為替市場も今大きく変動しています。これらの背景を受け、富裕層の過半数が自身のポートフォリオ変更を検討していることがわかりました。

次回は、富裕層はどのようなアドバイザーに資産運用について相談をしているのかについて調査結果を元に分析していきたいと思います。

今回の調査結果についてのお問い合わせ先
株式会社ウェルス・パートナー
TEL:03-5797-7132
Mail:info@wp-re.com
HP:https://wealth-partner-re.com/


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