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行政書士の開業記②

開業2期目(平成27年1月~平成27年12月)
独立開業後から半年。初めての正月を迎え2期目が始まりました。
俺は大丈夫か?と自問自答。不安しかない訳ですが(笑)

この年から、士業向け、行政書士向けのいわゆるコンサルのセミナーにちょいちょち参加しだしました(同業・他士業の知合い結構できます)

たまたま参加した士業コンサルのグループコンサルで、コンサルが「開業後、毎週毎週セミナーを開催し見込み客を集めてた。」という話を聞き、毎週セミナーを行うことを決意。

ところが!

「俺は、なんのセミナーをするねん!専門なんかないやないか!」となったものの、まずは会社設立や相続といった試験範囲で使えそうなものをチョイス。

とにかく、毎週時間や場所を変えてセミナー開催しました。
ただ毎回ほぼ満席ちかく集客できるものの受注がなかったのです(実は、一年くらいしてから受注をいただいた案件もあります)。

集客スキルはあるが、売物がなかった訳です。。私も薄々気づいてはいましたが。。。専門業務がないとこんなもんかと。またまた不安とになる訳です。

何故かしらちょいちょい依頼がある契約書をありがたくこなしながら、2月半ばくらいに「小規模事業者持続化補助金」というものを知った訳です。
(簡単に説明すると販促系の小規模事業者向け50万円の補助金)

補助金なんてやったことないですが、たまたま知合った社労士の下請けの下請けで申請書を激安で代書しました。この時は、数が多くひたすら申請書作成をしていました。

しんどいばかりのこの代書作業も、コツを覚えることができ、二ヶ月後の二次募集では、セミナー集客やら紹介(交流会が繋がった)で大量に補助金を受注しました。

ラッキーだったのは、このときの補助金の受注先が障がい福祉のフランチャイザー(FC本部)で、6月ころから「FC先」や「関与先」の障がい福祉事業の指定(許可)を数多く任せてもらい、専門分野をもつ行政書士になることができたことです。(このくだりには再現性は全くないです。)


・補助金業務の活用法

補助金を商品として売ることよりも、販促ツールとして活用すべきだと思います。
補助金は受注ハードルが低いので、色々な会社とお近づきになれるチャンスと割切る!という初めて再現性のある話を書きました(笑)

・セミナー開催の方法
①公民館系のセミナールームを予約
②SNSやセミナーサイトで告知
文章は、ABテストを行いながら、様子を見て適宜修正
➡開催方法を話しても、ほとんどの方は開催しないので敢えて記載しました。 

・補助金採択率の上げ方
同期開業組4名にこの補助金の情報を教えました。なぜなら、あまりに情報がないので、困っちゃった訳です。
お互いに採択された申請書を持ち寄り、補助金研究を行いました。これはかなりポイントでした。

このグループはしばらくして瓦解しましたが、2名とは時々会ってます。
ちなみに補助金をフックにして全員生き残ってます。


開業3期目(平成28年1月~平成28年12月)
仕事も増え、すでに自宅では仕事の不自由さがでてきており、1回目の事務所移転(京橋という繁華街の雑居ビルの一室。)を行いました。(スナックだらけでMaxに夜が○○で○○でしたが、自宅事務所を出たことが嬉しかったです。)

仕事はというと、寄らば大樹の陰ということで、ほぼ営業活動なしに相当数の案件をこなしていました。
ただ、仕事の供給先はほぼフランチャイザーであり、仕事を選べないし、「独立してんのかな?」という気持ちがあり、1年程度でそこを離脱するに至りました(他にも相当理由が色々ありますが、割愛。直接会ったときに聞いて下さい)。

私の性格上の特徴ですが、会社・警察を辞めたりしていたので友人から「環境を捨てることを何とも思ってない」と貶されてるんか、褒められているのか分からんことを言われたことが的を得ています。

7月半ばころに離脱したのですが、これまで営業活動をしてなかったので、8月は仕事がなくバカンス状態。毎日アロハ・半パン・クロックスで過ごし、日帰り旅行に何度も言ったりと、1か月以上遊んでいました。
(びっくりするくらい銀行口座から金がなくなってきて8月末に青ざめました。)

9月以降は、これまで知合った人(お客さんや業者さん)からタイミング良く障がい福祉の仕事を連続して紹介してもらうことができバカンスを終了することになったのでした。


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