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行政書士のリスク管理

業務を行う上で、リスクはつきものですが、如何に管理していくかとだと思います。
うちの事務所は、許認可メインなので、許認可系のリスク管理になります。いつものように参考程度で。

〇契約書の作成
細かい業務まで契約書の作成を行うかは個々人で違うでしょうが、許認可取得では契約書の作成は必須かと。
契約書を書かない方法で、トラブっても「受任してない」と言い張る戦術の同業者をたまに聞きますが、オイオイと思う。

〇賠償保険
保険金が出る出ないの議論のある行政書士の賠償保険。
うちは加入しています。
加入率は3割との噂ですが、本当ならかなり低い。
保険が出た人も知ってるので、一人親方事務所なら1年で2,3万。

〇提携・紹介リスク
これマジきつい。
提携紹介先が、失敗したり、やらかしたり、途中で破産して飛んだり・・。
見極めが難しい。
原則、スパンの長い仕事はあまり紹介しない。
スパンの短い仕事は毎回同じところに頼んでまう。確実なので。

ちなみに士業にも、何度かやらかされてる。
同業者の新人にもやらかされてるので、もはや新人さんに仕事を紹介するとかはありえない。

〇法人確認
名刺に取締役と書いていても、実際は登記されていない自称取締役とか、会社所在地が名刺と違うことがある。
社長の苗字名前が違うパターンとか。
ビジネスネームとかただの偽名しか思わない。

取敢えず全部事項証明書を確認してみよう。

関連会社(実は任意団体とかもありえる)が多くて、グループ詳細がよく分からんのとこも気がすすまない。

〇業務開始の着手金
報酬額にもよりますが、それなりの額ならば着手をとるべき。
業務着手後で、途中業務中止になっても、最悪着手が残るから。

◯業務範囲の確定
何をどこまでするか。料金表とか、契約書に確定事項を明記。
こちらは、ここまでしてくれると思ってても、相手はもっとと思うこともある。

◯業際問題
業際問題は抑えとかないといけない。よくあるのが登記、商標、社保加入、紛争性のあるやつ。
よく分からなかったら、確認すべき。先輩に聞く場合は複数名に聞くべし。Twitterで尋ねると皆さん教えてくれます。

〇慣れない業務は共同受任かお手伝いをしてもらう
一人でやって大きな問題になるより、共同受任かお手伝いをお願いした方が安パイ。
ただ、素人複数で受けるとドツボにはまるかも。
ここでも、取分はしっかり決めておきましょう。

〇業務完了書を作成する
業務範囲に繋がりますが、業務完了書の作成は必要かと。もう完了しましたという合図という意味でも。

〇どんな人の案件を受けるか
人を選ぶか、選ばずに売上を伸ばすか。人それぞれの経営方針。







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