成功するためには、できるだけ「打席に立つこと」と、「ボール球を見送る」こと
事業で成功するためには、たくさんチャレンジをする=打席に立つべきだ、ということは多くの人に知られている。
スポーツ界では、天才とは、努力の天才だと言われていたり、スタートアップ界隈では、一時期、量質転換の法則などと言われていた。
でも、本当に重要なのは、打席に立つことに加えて考えるべきことがある。それは、ただチャレンジするだけでなく、チャレンジするに値することにチャレンジするべきだということだ。
世界のホームラン王の王貞治は、もちろんそのホームラン数で注目されるが、実は一番圧倒的な記録は、四球数である。
〇NPB歴代四球数10傑()は実働期間
1 王貞治 2390四球(1959-1980)
2 落合博満 1475四球(1979-1998)
3 金本知憲 1368四球(1992-2012)
4 清原和博 1346四球(1986-2008)
5 張本勲 1274四球(1959-1981)
6 門田博光 1273四球(1970-1992)
7 野村克也 1252四球(1954-1980)
8 福本豊 1234四球(1969-1988)
9 山本浩二 1168四球(1969-1986)
10 谷繁元信 1133四球(1989-2015)
https://insight.official-pacificleague.com/news/11136
四球を選べるということは、球をきちんと見極める能力が秀でているということだ。(敬遠もあるだろうが、そこまで多くはないと想定)。ヒットやホームランを打つためには、良いボールを狙う必要がある。良くないボールを狙い、ゴロや三振をしたら、ヒットやボールを打つ機会が少なくなる。
そのため、ビジネスにおいては、圧倒的に多くの手数を出して、その中で吟味して、少ないチャレンジを追う、というのが成功のパターンなのだろう。
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