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ウエディングパークで流行中!「デコン会」とは!?

こんにちは!ウエディングパーク デザイン本部の大橋です。
デザイン本部ではこの半年間「デザイン経営」を社内に浸透させるため、イベントの企画・運営や発信をしてきました!

今回は、その中の1つである「デコン会」についてご紹介します!

デコン会ってなに?

「デコン」は「デコンストラクション」の略で、作品を要素に分けて分解し分析することを指します。
私たちは、「既にある広告やCMの背景を分析し、インサイトを見極める」ことをデコン会(デコンストラクション勉強会)として、定期的にチーム内での勉強会を開催することにしました。

ちなみにインサイトとは、潜在ニーズのさらに奥にある本人が把握していない欲や本音のことです。

調べてみると、デコンは広告業界ではよく開催されているものだそうです。

デザイン本部で始めたデコン会

 やることはたったこれだけ!

  1. 運営担当がテーマとなる広告やCMを決める

  2. 30分でテーマである広告やCMの課題・戦略(インサイト)・戦術について分析し、各自シートに記入する

  3. 運営担当が用意した考察結果を共有する

デコンをする題材は、某テーマパークや某炭酸飲料のCM、国民的人気アニメのポスターなど、世の中でも認知度が高く、話題になったものを題材に分析しました!

普段身の回りにある題材には「こんな隠れたインサイトがあるのか!」と、インサイトを見つける成功体験になりました。

また、話し合いの際には以下のことに気をつけました。
・全ての意見に対して、否定はしない
・必ず1人1回は発言をする

デコン会を通して、全員がより発言をしやすい環境に!デザイン思考を高めるだけでなく、チームのホーム感も高めることができました。

デザイン本部から全社へ

デコン会を通してデザイン思考を高めたデザイン本部は、そもそものミッションである「全社へのデザイン経営の浸透」のため、デコン会を全社にも展開しました。

全社にデコン会を浸透させるために

まずは「チラ見せデコン会」を行いました。
「デコン会について丁寧に説明をしても、その効果や方法が伝わりにくく、実戦することが難しい」と感じたため、デザイン本部でのデコン会を全社の誰でも参加可能にしてzoom上で観てもらうことで、空気感を肌で感じてもらうことにしました。
実際にこのチラ見せデコン会は、デコン会の運営方法や効果だけでなく、デザイン本部のホーム感を感じてもらえる機会になりました。

その後、全社向けに「体験型デコン会」を行いました。
こちらは「チラ見せデコン会」で見ていただいたものを実践してもらう場として設けた会です。参加者には一緒にインサイトを見つけてもらうことで成功体験に繋がり、社員の自信に繋がる会になりました。

デコン会をやってみて

チラ見せデコン会や体験型デコン会に参加したデザイナー以外の方からは
「複数人の意見を参考にしながら、新しい気づきも得られてとてもよい仕組み!」
「普段触れることの無いデザインの視点を定期的に育みたい!」

など、嬉しい声がたくさん届きました!

またデザイン本部以外の部署でも、デコン会を積極的に開催して企業の戦略を読み解いたり、自分たちの事業にまつわる広告やCMを題材にして定期的にデコン会を開催するチームが増えました!

日報でも「デコン会」という文字をよく見るようになったり、「デコン会やろう」という声もよく聞くようになり、インサイトを見つける方法としてデコンが流行しており嬉しく思います!

今後も

デザイン経営を進める上で潜在ニーズを掴むことはとても大事。
「インサイト」という言葉も社内で浸透してきました。
デコン会を通して得たデザイン思考は、デザイナーのみならず、ものづくりに関わる全ての人に必要なものであると思います。ユーザーが本当に欲しいものをしっかりと届けるためにも、今後もデコン会を通してデザイン思考を高めていきたいと思います!