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大学・ともだち・絶無

大学に行っても一言も声を発さない時があります。私には"ともだち"がいないです。最初からいなかったわけではないんです。私の、天邪鬼な性格が悪いんです。

大学1年生
#春から〇〇大学  というようなハッシュタグを利用した友達作りはしませんでした。そういうキャラでもないので。
人に話しかけることを苦とは思わないので、わからないことがあれば聞くしそこからなんとなく顔見知りになるということはあります。
そのような人間なので、入学当初から知り合いができました。その子は、大学見学のグループが同じになったため、なんとなく話すようになりました。熱心に推し活をしていて、明るい子でした。大学1年生は、必修が多かったため授業が被ることが多かったです。そのため、必然的にお昼ご飯も一緒に食べていました。段々と疲労を感じていきました。毎日のように顔を合わせ、会話をし、お昼ご飯を食べ、一緒に帰る、正直苦痛でした。1人で授業を受けたい時、お昼ご飯を食べたい時、帰りたい時がありました。その子と関わることが、必ずしなければいけないことに感じてしまいました。

大学2年生
図書館に行かなければいけないと言う理由で、お昼を1人で過ごすことが増えました。私はお昼ご飯を食べなくても平気なので、図書館でYouTubeを見たり本を読んだり自由に過ごしていました。
その子は、交友関係が広かったです。そのため、自然と私の交友関係も広がり、知り合い以上友達未満のような存在が増えました。もちろん、お昼ご飯を食べる人数も増えたと言うことです。
そんなある日、私、その子、その子の友達と飲み会を開くことになりました。大学の人と仲良くしなければいけないという気持ちはあったので、断らず参加しました。その飲み会は、ラブホテルで行われ、いわゆるラブホ女子会というものでした。私は、酔えばどうにかなる(よくない考え)と思い、たくさん飲んで楽しんで友達になりたいと考えていました。
ドン・キホーテで大量のお酒を買いました。片手にクライナーを持ち、インスタのストーリーを撮りながら乾杯をしました。私は、この、あまりにも大学生感が強い行動に嫌悪感を抱いてしまいました。この飲み会を機に、私は、大学で無理に友達を作ることをやめました。

大学3年生
ついに、インスタのアカウントを削除しました。お昼ご飯も誘われなくなり、堂々と1人で図書館に行けるようになりました。私は、大学に友達がいない生活に心地よさを感じています。履修登録の時に、科目を合わせることが嫌でした。授業はなるべく前の席に座り、話を聞きたかったです。お昼ご飯は食べずに、趣味に時間を割きたいです。そんな日々の小さなストレスがなくなったことで快適になりました。

周りが友達と過ごしているからと言って、無理に友達を作る必要はないことを実感しました。遅刻しそうな時、早退したいとき、授業を休みたい時、代わりに出席してくれる人、テストの範囲を共有したり一緒に勉強をしてくれる人、就職活動の情報を交換できる人、それらは友達がいる人の特権だと思います。私は、興味のある授業を取っているし、休んでる人の出席を代わりに取ることは嫌いだし、就職活動の情報は学外の友達やキャリアセンターの人と交換すればいいと考えています。私みたいな性格の人は、無理に友達を作らなくてもいいと思います。

大学生に馴染めない性格が憎いこともあります。しかし、どうしても、クライナーで乾杯しているストーリーは許せなかったのです。こんな私を許してほしいです。


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