大学生だった 大学院生だった 会社員

大学生だった 大学院生だった 会社員

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緩やかな挫折

大学院進学を控えていた3年前、思う所を書き連ねた。感染症の流行により、社会が大きく変化した時期だった。先行きが見えず、世間も私も右往左往していた。今読み返すと、あまりにも拙く青臭い文章だ。それでも、もがき悩む当時の私が鮮やかに書き表されている。  さて、あの駄文に書かれたように、私は学芸員になれたのか。結論を言ってしまえば、なれなかった。春から、地元に帰り会社員として働いている。私は大きな不安と一片の希望を抱き大学院に入学したが、2年の歳月をかけて緩やかに挫折した。他責思考、

    • 最近のこと

       私は今年23歳になろうとしている。怖いなあ。この前まで10歳だったのに。つい最近まで公園の遊具を船に見立てて遊んでいたし、一日は途方もなく長かった。今はどうだ。こんな状況であるから、学校もアルバイトもない。当たり前のことであるが、学校と労働という嫌いな二大巨頭が私の生活を構築していのだ。私は労働や学校のように、決まった生活の様式がなくても、読書をして、映画を見るなど自分のための生活ができると自負していた。それが今は朝10時に起床し、スマホに目をやると日が暮れている。重い腰を

    緩やかな挫折