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呪われた女 30
立川M生桃
たけのこ婆は、驚いた。
山頂の祠から神様を呼べたものの・・。
自分の家に祀る神さん。その本尊が山頂に祀られていたのだ。
しかも・・・。姿は、醜い男の姿で髪は乱れて、身体は大きく、右肩に蝦蟇を乗せた柘榴の実の付いた枝を持って現れたのだ。
ま・・・まさか・・。私の先祖と、この神さんは何か因縁があるのだろうか・・・?
ふと・・。そうたけのこ婆は思ったのだ。
仏壇に祀られている仏像とまさにそっくりだったのだ。違いは、髪型のみだった。
たけのこ婆の仏壇の蝦蟇を乗せた像は、髪型がまさに、たけのこ婆そのものだった。
そういえば・・。天狗どんが、仏壇の仏像を欲しがっていた・・。
これは、一体。何なんだろうね・・・。
するとその時、天狗が空から現れたのだ。
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