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大丈夫だと言い聞かせて

余裕がない。

やらなければならないことがたくさんありすぎて、日々それらをこなして1日を終える。

やりたいことも、考えたいことも、思いたいこともあるのに。


何もしないことと、怠惰は違うと思っている。
毎日に余白が欲しいと思い続けて、もうどれほどの時間が経ってしまったのだろう。



最近、気づいたことがある。

人に冷たくなってしまう時、感情を昂らせてしまう時、苛立ちを覚えてしまう時、焦燥感を感じてしまう時。それは同時に自分に余裕がない時だった。

自分のことでいっぱいになって相手のことを考えられない。相手の立場に立てない。

それどころか、傷つけてしまうことだってある。

少しの間隔を経て思えるのは、自分の足りなさと、相手の反応と、申し訳なさだ。


でもこのことに気づいてから、逆説的に、そう思う前に深呼吸するようになった。

目を瞑る。深く呼吸する。
焦らない、人に当たらない、私が疲れてるだけ。
大丈夫。


相手に目を向けるのではなく、自分で自分を沈めるかのように、自分を宥める。

相手は何も変わっていない。自分が変わってしまっただけ。

自分で自分の心の位置が分かることが、誰かに優しくあるための道なのだと思う。

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