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K-POPに世の中が熱狂する中、T-POPに未来を見てしまった話。タイサバイバル番組〝PROJECT ALPHA〟を見て

※本記事は2023年4月にiPhoneのメモに書き留めてから眠っていたものです_______


10年以上も前からタイエンタメ業界に密かに触れながらもハマりきれなかった私はある時推しを見つけてからタイ沼入りを加速させ、〝PROJECT ALPHA〟というタイのサバイバル番組に出会った。

オタクは推しに出会うと早い。とはよく言ったものだ。

〝PROJECT ALPHA〟とは


cr GMMTV PROJECT ALPHA


2022年12月4日〜2023年3月5日までの毎週日曜日、タイの放送局『GMM25』で放送された全12話のサバイバル番組。

最終選考まで残った27人の練習生がGMMTVのアーティストとしてのデビューをかけて毎週ステージパフォーマンスを行い、歌・ダンス・パフォーマンス力を元に審査員、視聴者投票で最終デビューのメンバーを決める。https://gmmtvprojectalpha.com

本編はYouTubeで全編無料視聴が可能
ただしEP.1以外日本語字幕がないため、英語または日本語自動字幕視聴が可能。
[FULL]PROJECT ALPHA
https://youtube.com/playlist?list=PLwPs40jBJTEoH0Jd3CEylorphv9TQvFph

GMMTV(ジーエムエムテレビ)とは、タイのテレビ番組制作およびタレントエージェントを行うエンターテインメントコングロマリットで、テレビ番組、テレビドラマ 、 歌 、ミュージックビデオを制作する「GMMグラミー」の子会社。

Wikipedia

PROJECT ALPHAの進行形式

EP.1では参加者の中から審査員が選ぶ優秀な上位4人をALPHAに、残りをBETAと振り分け、BETAの中で複数チームを作って毎週1曲披露する。

各BETAチームからALPHAに相応しい人を選出
crシェルヌナ


最初のALPHA選出が終わったEP.2からは新しく組み直されたBETAチームとALPHAチームが課題曲でステージ披露を行う。BETAチームは高評価を得たチーム全員が次週に勝ち進み、また最も評価の高かったチームの最優秀者はALPHAと戦うことができ、これに勝つとALPHAになる..というよく出来た仕組みのサバイバル番組だ。

赤マルはBETA内での最優秀者でALPHAとバトルできる権利を得る
※青マルの脱落者数は回を追うごとに減るため〇名と記載
crシェルヌナ


元々そこそこの数の参加者がいた中で、最終ラウンドに残ったのが27人らしい。

EP.1から個人差はあるものの、かなりレベルの高いバトルが繰り広げられるため昨今の行き詰まった韓国サバ番の息抜きに見たらすっかりハマってしまった。
※すでに番組は終了し、デビューメンバーも確定しているため以降ネタバレ要注意

PROJECTALPHAのここが良い

  • 曲アレンジ力の高さ
    私は元々タイ音楽界に精通しているわけではないためこの番組を通して出会う曲も多く、ステージを見てから原曲を聞くことも多かったがあまりにも違うイメージになっているものもありそのアレンジ力の高さに脱帽した。ステージごとにテーマがあるためそのテーマに沿った編曲がなされ、あまりにも違うけど曲になっているがフックになる部分や残して欲しいポイントは存在している。
    そのためサバ番終了後にSpotifyで課題曲のプレイリストをまとめて原曲も楽しく聞いている。

  • 生歌パフォーマンス
    多分ステージはちゃんと生歌っぽい。ゴリゴリに踊りながらしっかり歌っているのでそれだけでも27人のポテンシャル高さが伺える。
    ((*生歌だと思っていたが20回ほどLegoのQuestion?ステージで衣装のベルトが外れてしまうのに次のカットでは元に戻っていたのでここは不透明です。でも息継ぎや激しいダンスで一瞬乱れることもあるので生歌で何回か撮影して繋ぎ合わせているのかもしれない。 23.08.21追記))

  • 純粋に楽しめるスペシャルステージがある
    サバ番あるあるで"戦い"すぎて殺気に疲れてしまう..そんなこともあるがPROJECT ALPHAはALPHAとBETAが融合して行うスペシャルステージがあり、参加者みんなプレッシャーなどから解き放たれ純粋にステージを楽しんでいるように感じて毎回楽しい。
    ここでの輝きが後々バトルステージに影響するメンバーもいるので今後の展開というよりも彼らの経験値のためにもとても重要なステージだ。

  • 参加者の仲がいい
    アイドルを応援するにおいてもやはり重要なポイントとなる"仲の良さ"。タイ人の距離の近さもあるが番組が終わった今でもお互いの誕生日をお祝いしていたり、食事に行ったりしている姿がSNSに上がってくる。


ステージ中のカメラワークは少し独特で多分K-POP系の音楽番組を意識している感があるが行きすぎたカメラワークに慣れているともの足りないところもあるがその未完成さがエモい(重い)

PROJECT ALPHAで出会った推し

私は推しができると光の速さで沼落ちするタイプだが、この番組内でも早々に推しが出来た。それはLegoだ。

Lego(レゴ)
本名:Rapeepong Supatineekitdecha
2006年2月11日生まれ
タイ コラート出身
特技:振り付けの早覚え
過去にダンスの世界大会に出場した経歴を持ち、地元コラートでも男女混合グループに所属していた実績がある。

他参加者より小柄で、K-POPアイドルのような明るい髪色で今時の都会の子に見えるが、実は田舎育ちで健康的な肌色と逞しい骨格、丸みのある目鼻、メイクと肌の透明感を増すピンクやブルーのヘアースタイルがポイントで見た目から目を引くのだが、パフォーマンスを見たら全て納得してもらえると思う。
ダンスチームで世界大会に出ていたほどの実力者なのでスキルの高さは当たり前なのだが加えて圧倒的なカリスマ性がある。憑依と表現力とオーラ全てか相まって溢れるカリスマ性がたまらない。

やっぱり初見はこれを見てほしい。
番組での最初回の自己紹介ソロステージ「OUCH!」
かわいい/かっこいいだけじゃない!デビュー前とは思えない堂々した表情転換に心を奪われる

すでに完成度は高いが今のLego知ると歌い方やパフォーマンスの見せ方が違っていて確かに成長過程だったことを感じる。 つまりこのポテンシャルを持っていまだに成長し続けている。


タイっぽいを感じる曲調と顔も使って全身で踊るまがいもない"ALPHAチーム"のパフォーマンス

エスニック感のある煌びやかなステージとタイ語特有の音がかわいいGOODBOYステージ。とにかくALPHA4人の勢いがすごくて3分があっという間に感じる。
1:15あたりで音に合わせてLegoが頬を叩かれるフリをするのだが多分アドリブでやっているっぽくてこういうところが好きなんだッッッッッとここに書き殴り事実確認のために見返しながらまた好きが加速する。

番組後半回ではLegoのパフォーマンス評価のたびに審査員から「この国のエンタメを引っ張っていってほしい(意訳)」と言われているほどかなりの期待の星。
このプレッシャーに押し潰されないかと少しばかり不安になるほどだったが、それを超えるほどに番組中毎回レベルアップし、ビハインドの中でもダンスや歌の先生、プロデューサーのKangsomに"すごく努力をする"、"あの実力を持ってしても怠けない"(意訳)と言われるほどの努力家だ。こうした側面を知るほどもっと彼のパフォーマンスが見たくなる。


番外編個人的大好きステージ
気持ちいいくらいに爆発させたLegoだけの暴れ方

EP Specialで披露したSORRY(原曲Justin Bieber)をHappening stageという名の路上ライブで披露。
どうしてもLegoばっかり見てしまうけど全体的にみんな楽しそうでいい。

デビューグループ日本イベント出演告知(終わった話)

冒頭にも記載したようにタイフェスの出演決定が決まってから書き殴り眠らせた下書きなのですでに終わったイベントの告知です。個人的に熱の暑い自分がうかがえるので残しておきます(エゴの塊)。

そんなPROJECT ALPHAからデビューが決まった5人のグループ〝LYKN(ライキャン)〟が2023年5月20日、21日に代々木公園にて開催するタイフェスに参加するらしい。
当日はどんなタイムスケジュールか謎だが、PROJECT ALPHAのテーマ曲などを披露する可能性もある..と思った行かずにはいられない。

またオフ現場の少ない彼らを日本で生で見られるチャンスなので大切にこの目に焼き付けたいと思う。

少し違うPROJECT ALPHAの楽しみ方

番組中、審査員とは別でオーディエンスがおり、GMM TV所属タレントたちがこぞってやってきているため彼らのファンは2度美味しいだろう。
時々MCが感想を振ったり、ビハインドで参加者とショート動画で踊っていたり..とやたら絡みがある。
特にデビューメンバーが決まってからは

  • William × Aye

  • Lego × Pond

  • Tui × Phuwin

  • Hong × Louis

  • Nut × Sea

...とGMMTV所属タレントとのパフォーマンスコラボ企画が上がった。各メンバーの得意分野を活かす内容と企画でなければ見られなかったであろうケミがとてもいい。

最後に

まずはここまで読んでくださった方々に感謝を申し上げます。
オタクは推しに出会うと早い
とはよく言ったもので(有名な名言っぽくここまで書いたが私が思っていることなのでよく言われていない)実際にタイエンタメの成り立ちやルール、文化の違いなどこの数ヶ月でわからないタイ語と苦手な英語を翻訳機にかけながらも懸命に追いかけている。
ありがたいことにすでにタイフェス、ハプニングステージという名の路上ライブ、GMMTV MUSICON、MUSICOM特典会..とたくさんLYKNに会う機会に恵まれていておかげさまで私のモチベーションは爆上がりだが本国の気軽さにはまだ叶わない。
彼ら自身もデビュー早々に海外で公演をしたり、大きなフェスに出演することが決まったりとGMMTVという大手事務所の恩恵を受けているが、ここからが本当の勝負どころだろう。T-POP界はすでにかなり勢いが出ているし、世界では依然としてK-POPが震撼させている。そんな世界的戦国アイドル時代にタイだけにとどまらず世界で活動する姿を応援し続けたい。

そんな私は初めてタイに行くことにした。
いつでも腰の重い超インドアな私を動かすのは推しだ。彼らの今後に目が離せない。

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