39歳自営業、糖尿病になる #9 入院生活で役立ったもの、いらなかったもの
糖尿病で教育入院という形で専門病院に滞在しているわけだが、今回はその入院ライフのなかで、自宅より持ち込んで役立ったもの、そうでなかったものを紹介したいと思う。
評価基準は以下の通り。なおQONLとはクオリティ・オブ・ニュイン・ライフのことで、あくまで個人の感想であることも付け加えておく。
★★★★★・・・無かったら死ねる必須級レベル
★★★★☆・・・持ってきてよかった。必須じゃないがQONLが上がった
★★★☆☆・・・あってまぁよかったなくらい。使いはした。
★★☆☆☆・・・あまり使わなかったし、無くてもまぁ、よかったかな
★☆☆☆☆・・・正直使うシーンが無かった
電化製品・IT部門
PCとサブモニタ ★★★★★
まずこれが無いとダメ。noteもそうだし、外界とのやりとりもそうだし、業務全般、Youtube見るのもそう。テレビカードの購入必要が無くなる。どうせ冷蔵庫も使わないし。
サブモニタは主に仕事の効率化。こっちは必要ない人は必要ないかも。
iPad ★★★★☆
運動療法のトレーニング中にAmazonPrimeのアニメを見るのに使った。
事実上ほぼそれ以外で使うシーンはなかったものの、退屈なチャリ漕ぎを楽しいアニメタイムに変えてくれた立役者。
君がいたから、続けられたよ。
PC持ってない人はこっちが★5になるかも。
モバイルルーター ★★★★★
自分のスマホがデータ無制限(テザリングを含む)とかなら別にいいかもしれないけど、こういうインフラ系はバックアップがあったほうが良い。結局これで100GB超えした。
なお病院にwifiありますっていうのは基本信用しないほうがいい。
みんなで同時にYoutube見始めたらどうなるか、想像に難くないでしょ。
いいヘッドホン ★★★★☆
ワイヤレスイヤホン ★★★★☆
主な利用シーンは運動中と消灯後のBGM。ヘッドホンと違ってコンパクトなのと、片耳だから横向き体勢でも違和感が無い。あとはこれでWEB会議に出席できたのもよかった。
スマートウォッチ ★★☆☆☆
まず、メインの時計機能。院内はそこらに時計があるから必要なかった。
ワークアウトモニタ。GPS連動だと移動距離がゼロだから意味がない。
心拍数。せいぜいこれ。でもエアロバイクには脈拍センサがあるから、一度充電が切れたら使うことは無いンゴね。
VRゴーグル ★★☆☆☆
ちょっと仕事で急ぎ検証する必要があったので持ってきてもらった。
ついでに屋上など広いスペースで利用できないかと思ったけど、そこまで行くのも面倒だったし、運動ベースだったら汗ビチャになるので使ったのはその1件だけ。
もっと小型軽量化が進めば、病室からバーチャルワールドにログインなんてのができていたと思う。
日用雑貨
痔用クッション ★★★☆☆
長時間の座位に対して必須グッズではあるけれども、ケツ穴に圧迫感を与えなければよいのであれば病室のベッドの足部分を持ち上げればよいことに途中から気づいた。
円座クッションはオフィスチェアや運転席と相性はいいが、病院のベッドとはイマイチ相性が悪かった。とはいえ痔の入院時にも持っていくことは間違いない。
マイボトル ★★★★☆
基本支給品としてマグカップはつくのだが、ワンストロークで保管しておける水分量だ。自動販売機には水か茶かブラックコーヒーしか無いので冷蔵庫の利用機会もほぼ無い。
水を汲むには水道水だったのだがこれが身体に合わない。端的に言うとマズい。そこでいつもの水を買ってきてもらい、それを小分けにして入れていた。入院後にウォーターサーバーが復帰したので、それ以降は基本ウォーターサーバで水を汲んでいたが、これが少量しか入らないマグカップでは足りない。
通常の入院とは違う特殊な形態なのだろうが、マイボトルは大変重宝した。
ファイルケース ★★★☆☆
入院には事前および入院中にもたくさん書類が出てくる。
バラバラにならないためにもこういうのがひとつあると便利だった。
ちゃんとしてる人なら無くてもいいかもしらんが。
ドアにかけるフックみたいの ★★★☆☆
もしかしたらあったら便利かもと思ってダイソーで買ったドアフック。
意外にフック側の幅と棚戸の溝がハマらず、常に中途半端に空いている状態になってしまったがタオル干しにはなった。でも無くて困ったかといえばそうでもない。後述のS字フックのほうがよかったかもしれない。
履物 ★★★★☆
ここは手を抜いてはいけない。百均のゴムサンダルで妥協しようとせず、1,000円くらいでプロノとかワークマンいったほうがいい。
運動靴はトレーニング(エアロバイク)時に必須。
湯呑 ★☆☆☆☆
だって給茶機ないんだもんwww
メッシュバッグ ★★★★☆
主な利用用途はシャワーとお風呂に行く際にシャンプーやタオルなどを入れていく。水切れが良いのでちょっとやそっと濡れたものを入れてもすぐ乾く。2週間前にはインドネシア旅行で世話になったこのアイテム、連投で今回もいい仕事をしてくれました。
ビッグピンチかご ★★★☆☆
S字フックのついたカゴ。百均で買える。これも盟友うさこからオススメしてもらった。
ベッドわきにポイポイ突っこめるのがあるのはそれなりに重宝したが、消灯時間以外ほぼベッドを立てて生活していたため若干の距離があった。
掛ける位置を工夫すればもっと使いようがあったかな。
ポールにつけるフック ★★★★☆
これも百均。キャンプ道具のエリアにある、ポールに挟んで持ち手部分がフックになるやつ。電源タップを床に垂らしておきたくなかったのとコードの距離稼ぎに常にここにひっかけておく。ついでに日用品袋も掛かっているのがわかる。
必須級ではないにしろ、ずっと仕事をしてくれていたいぶし銀。
衛生・水回り系
垢こすり ★★★★☆
ハンドタオルでふわふわじゃなく、ガシガシ身体を洗いたいタイプなのでこれを持参しました。家と同じ感覚で洗えた安心感が大きい。
歯磨き粉 ★★★★☆
歯ブラシはまぁなんとかなるんだけど、使い慣れた歯磨き粉もこれまた安心感があるよね。
出張でビジネスホテル泊まるときに、3回も使えば空になるあのタイプはちょっと、無いよりマシかくらいなので、歯磨きタイムのQONLアップに貢献してくれました。
ウェットティッシュ ★★★★★
入院中、初回は知らなくて勝手につかってしまったがシャワーブースが17:00までだったのだ。18:00の夕食後に運動したらどうすんの?
その最適解がコレで身体を拭く、だった。頭洗うのは洗面所でなんとかなるが、身体はさすがに行水できないので、これで拭く。なのでたくさん持って行ったほうがいい。大判があればそういうのもアリよりのアリ。
ファブリーズ ★★★☆☆
鉄板。とりあえず時々シュッシュしとけ。
オッサンは臭い。
ひげ剃り ★★★★☆
支給されるT字カミソリはビジホと大して変わらない1~2枚刃なので、肌荒れだったり切ってしまうリスクがある。
そしてそれを予見していたので、持って行ったのが旅行用のシングルユースとはいえちょっといいやつ。
これでマイクベルナルドも「キレテナーイ」と言える。我が家で使っているのはシックプロテクター6枚刃だ。
シャンプー ★★★★★
僕にとって新鮮みがないことが、成功の証だと思う。
要は自宅で使ってるやつを持ち込んだ。これも安心感。
友人も曰く、病院備品の質が悪かったら頭ゴワゴワはキツいとの助言で決心。
髪のケアはやはり大事である。長い友達とはよく言ったもので、たとえ失くしても友人になりたいものである。それはとても優れた理想だ。
洗面器 ★☆☆☆☆
支給品で普通に洗面器があった。
使い道は、個人棚の中でシャンプーなどの水回りモノを入れておくスペースとして。
最優秀賞
タオルケット ★★★★★★★★★★
これがなければ耐えられない。
しかしこれがあったために初日でやられた。
飾り気のない無機質な蛍光灯、消毒液の匂いがするシワひとつ無い寝具、テカテカのリノリウムに点滴スタンドの滑車筋、プライバシーの名でセカイを遮断するエリアカーテン。
そんな病室の中で、いつものタオルケットが、くたくたのタオルケットだけが、おうちと自分の匂いをもって包んでくれた。その色、肌触り、匂い、タオル地の擦れ。
あらゆる感覚が自宅への郷愁を誘うが、それは退院を目指す原動力となる。
痔の入院にも絶対持っていくだろう。
逆にあったらよかったかなってもの
S字フック
病院の個人エリアには掛け棒がやたら多い。
S字フック付きケースはアリだが、多くの場合この掛け棒は上下2か所、テレビ台の左右についているため都合4か所ある。
しかしこのすべてにタオルを掛けるわけでもないので、S字フックでハンガーを引っかけるなどすればもう少しスペースを有効に使えたかもしれない。
糖尿病の検査入院予告がかかった人は、ぜひこれらを参考にしてみてほしい。
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