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古着ネイティブは日本の未来。。

巷では有名なお話のようですけれど、最近驚いたお話。

多くの引っ越し屋さんがIKEAの家具はお断り・・。お客様に組み立てをさせる前提で販売するので、なかには組み立て精度が甘いものや、そもそもの製作精度も甘いので、移動させるとき破損させる可能性が高くて引っ越し業者に賠償責任の可能性が生じることがあるからだとか。笑

そんなもの販売して良いのかと思いますけれど、販売されていますね。笑   価格が高い安いにかかわらず、結局は使い方次第でもありますけど。   

少々お高くても修理できるものを買ったほうが結局お得なんですけどね。                 そこで、自分が日常使っている古いものを考えてみました。

90年前から英国の図書館で使用されていた机。図書館を解体する際に売りに出されたとき落札したもの。それから12年ほど経った現在100歳の机です。いまイイ感じに味が出てきています。笑 途中で金具部分の修復をしたものの、板はワックスを年に1~2度以外はまったくの手間いらず。 ダイニングテーブルはもう一生買わなくて済んでいます。笑

服で最も古いだろうものは、1960年代のツイードジャケット。シャネルのものですが、デザインも素材もまったく古さを感じない。いまもシャネルから新作が出続けているからです。当時は「流行った」ものでしょうけど、結局「廃れ」はしませんでした。「廃れた」のはシャネル以外のツイードです。 

靴は Paraboot(パラブーツ)と Corthay(コルテ)と Church's(チャーチ) を10年以上修理しながら履いています。こちらも、いい味でてきました。笑

ここ10年の時代の変わりようは激しかったですが、結局、服や靴など身に着けるモノに関しては、そんなに形は変わらなかったという結論です。いわゆるバブル期に日本にいませんでしたが、ボディコンやアムラーなどの流行りは廃れましたが、その間もシャネルはツイードの「新作」を作り続け、靴の形もそんなに変わってはいません。しかし「トレンド」は感性を刺激するものですから、思い切り楽しむべきだとは思っています。

50年以上前に作られたシャネルのツイードジャケットですが、メンテナンスは意外に楽ちん。素材が良いため極力洗わないのが常道です。ちなみに現在のシャネルのツイード素材の中には、日本で製作され卸されているものもあるそうです。

ところで、いまの古着ブームを牽引しているのは20代前半。これが30歳付近になると少しファンの生態が違うのではないかと感じています。もちろん一部のマニアで20代よりも服にお金を使える人は一定数いる感じですが、やはりメインは20代前半の若者。50代の親を持つ子供たちで、バブル時代服の贅沢を経験してきた親の子供たち。。デジタルネイティブという言い方がありますが、いうなれば古着ネイティブ。

最初から 液晶TV。最初から スマホ。最初から Netflix、という世代。。   

つまらない新しい服より古着の方が新しくてかっこいい。        という若者にもっと服を作らせてあげたら面白いのに。。と思います。

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