愛知県(名古屋)の観光穴場スポット➖犬山城城下町
愛知県名古屋市の近くには、歴史と風情が色濃く残る場所が多くありますが、その中でも特に魅力的なのが犬山城城下町です。名古屋市内から電車で約30分というアクセスの良さもあり、日帰り旅行にぴったりの観光スポットです。
犬山城って何?
犬山城は1537年に築城され、現存する日本最古の木造天守閣を持つ名城です。国宝に指定されており、城内からは木曽川を望む素晴らしい景色を楽しむことができます。
犬山城の周辺には、昔ながらの街並みが残る城下町があります。ここでは、江戸時代の風情を感じながら散策することができます。古い町家を利用したカフェや土産物屋が並び、のんびりとした時間を過ごせます。
私が犬山城城下町を訪れた日は、日本人だけでなく東南アジア系と思われるのインバウンドがありました。
私は最初に地元の伝統的な「五平餅」を味わいました。
味噌ダレがたっぷりかかった五平餅は、香ばしくて甘辛い味わいが特徴です。お腹いっぱいでも、これは絶対に外せない一品です。
さらに「みたらし団子」は団子は程よく焼き目がついており、香ばしい香りが漂っています。タレは黄金色に輝いており、ほどよく艶やか。見るだけで食欲がそそられます。団子は3つ串に刺さっており、1本がちょうど食べやすいサイズです。
一口かじると、まず感じるのは外側のパリッとした食感。そして、噛むごとにもちもちとした柔らかさが口の中に広がります。団子の生地は絶妙な柔らかさで、噛みしめるたびに自然な甘さが感じられます。
他にもきしめん餅、どて煮、抹茶ソフトクリーム、なども私はオススメです。
犬山城城下町の食べ歩きを〆にしようと、町屋の居抜き物件『犬山 よあけや』に私は暖簾をくぐりました。
犬山城下町に位置する「よあけや」は、風情ある日本家屋の趣を感じさせるお店です。木造の落ち着いた内装と、心地よい和の雰囲気が広がっており、訪れるだけで心が和みます。店内は清潔で、窓から見える庭の景色が一層その雰囲気を引き立てています。
冷たい抹茶は、氷が浮かんだグラスに美しく注がれています。緑の色が鮮やかで、見るからに涼しげです。抹茶の香りがほのかに漂い、心地よいリフレッシュ感を感じさせます。
一口飲んでみると、まず感じるのは抹茶の深い味わいと、口当たりの良さです。冷たく引き締まった抹茶の風味が口いっぱいに広がり、爽やかな苦みと共にリフレッシュ感が押し寄せてきます。氷の冷たさと相まって、暑い日にはたまらない一品です。
抹茶の苦みはほどよく、甘さは控えめ。純粋な抹茶の味わいを堪能できるバランスが絶妙です。後味はすっきりとしており、喉を潤すだけでなく、体全体をクールダウンさせてくれる感じがします。抹茶の旨味が凝縮されており、一口ごとにその深い味わいを楽しむことができます。
メインは鯛茶漬け。
涼しげな陶器の器に美しく盛り付けられた鯛茶漬けが運ばれてくると、その見た目の美しさにまず目を奪われました。
冷たい鯛茶漬けは、透明感のある出汁が涼しげに盛られたご飯の上に、新鮮な鯛の刺身が美しく並べられています。上には刻んだ大葉や海苔が散らされ、見た目も華やか。出汁からは風味豊かな香りが漂います。
まずは一口、鯛の刺身と一緒にご飯を口に運びました。鯛の新鮮な風味と冷たい出汁の爽やかさが口いっぱいに広がります。出汁は優しい塩味で、鯛の甘みを引き立てています。ご飯はしっかりと冷やされており、暑い日にぴったりのひんやりとした食感です。
鯛の刺身は、口の中でとろけるような柔らかさで、新鮮さが際立っています。出汁は昆布や鰹節の旨味がしっかりと効いており、淡白な鯛の味を見事に引き立てています。大葉や海苔の香りがアクセントとなり、さっぱりとした後味を残します。全体的にバランスが良く、どれもが調和して素晴らしい一品となっています。