子育ての社会化を意義づける「おばあちゃん仮説」
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者入りする2025年問題
超高齢化社会の波が押し寄せてきます
こんな時だからこそ
「子育ての社会化」を真剣に考える機会ではないでしょうか
人間は、ほ乳類の中でも長寿の部類に入る人生80年、これからは100年時代とも言われます。同じほ乳類でも多産種のネズミの寿命は3年、イヌやネコも10~15年と短い。
進化論的には、多産種動物は出産と同時に生存の意義を終えるのです
では、人間はなぜ長寿なのか?
それは「子育て」をしなければならないからです。人間を含む少産種動物は子育てに手間がかかる。そのため、生殖機能の喪失後も生存し続けるのです。
インド象は80年、シロナガスクジラは100年、ゾウガメは150年生きると言われます。長寿動物は、高齢期にも子育に参加する「子育ての社会化」が観察されるのです。
人間で言えば、ジジババの育児参加。長寿の意義は、進化論的には子育て
これを「おばあちゃん仮説」と言います
もちろん、個々の事情に目を向ければ、それができない家族環境もあるでしょう。しかし、増え続ける高齢者は、総じて暇を持て余しています。
元医師で、私の知り合いのあるお爺ちゃんは、ゴルフを年350ラウンド(^^;)その労力の半分でもいいから、子育てに充ててくれれば…
嫁姑問題や女性の社会進出欲求。それらを軽視しているわけではありません。でも、子育てを甘くみてはいけない。専業主婦でもノイローゼになるくらいに子育ては繊細かつ重労働なのです。
そこは、ジジババの出番ですよね(^^)
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