連休で思うこと
日本は祝日が多い国だ。こんなことを発信すると「なんてことを言うのだ!」とお叱りの声を頂きそうだが、現実である。
筆者は趣味でFXをやっているが、外国の市場は本当に閉まらない。それに比べて、日本は「またか。」と言いたくなるほど相場が休みになる。これは一体なぜなのだろうか?
世の中にはエスニックジョークというものがある。これは、それぞれの国の国民性を表す冗談なのだが
沈没する船から海に乗客を飛び込ませるとき、船長は考えてこのように言った
アメリカ人の乗客には「飛び込んだらヒーローになれますよ。」
ドイツ人の乗客には「飛び込むのはルールで決まっているからです。」
イタリア人の乗客には「先ほど美人が飛び込みましたよ。」
フランス人の乗客には「飛び込まないでください。」(そんなに偏屈なのか?)
そして、日本人には。。。「みんな飛び込みましたよ。」
これはまさに日本の祝日の多さを表している。つまり、みんな休まないと休まないのである。それを象徴するのがこのデーターだ
日本人の有給取得率は19ヵ国中最下位。そして、長い休みは取らず毎月単発的に休みを入れるバカンスが苦手な民族なのだ。
憂うのは祝日というのは全員休みの日である。経済活動がほぼストップする。このコロナ禍でダメージを受けた日本経済を立て直すために全員一律で休むということから脱却する必要があるのではないだろうか?つまり、経済活動を回しながらもちゃんと休めるという仕組み作りを進めていかないと衰退を辿るだけに思う。
国民性というのはコントロールするのが難しい。それこそ以前に比べればだいぶ休むというハードルは下がったが、それでも日米両国で働いた経験から感じたことは日本人はとにかく周りの顔色を伺うということだ。アメリカ人は自分のことが終われば、さっさと帰ったり、ジムに通ったりとアフター5を満喫する。一方日本人は仕事があろうがなかろうが、周りに合わせて行動しようとする。その協調性が今までの日本を作り上げてきたが、今後は他者と合わせる協調ではなく、個を生かすための共同、協調力2.0の時代だ。協調力2.0時代には今までの人との関わり方から変化していく必要がある。自分の人生を大切にしつつ、いかに周りと関わり生産性を高めていくか。その議論をポストコロナが見えてきた今こそ始めるべきではないだろうか?
世界を旅するTraveler。でも、一番好きなのは日本、でも住みたいのはアメリカ・ユタ州。世界は広い、というよりも丸いを伝えたいと思っている。スナップシューターで物書き、そうありたい。趣味は早起き、仕事、読書。現在、学校教員・(NGO)DREAM STEPs顧問の2足の草鞋。