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ユニクロのフリーマガジン見たよ

ユニクロに行ったら、ユニクロのフリーマガジンが置かれていたので拝見しました。

「Life Wear magazine」と書かれたそのマガジンは、Issue01 2019Fall&Winter と書いてあったので、出来立てホヤホヤなんだろうなと思い、手に取りました。

厚み、およそ5mmくらいだったかな。フリーマガジンにしては結構な装丁というか、お金のかかったマガジンだなぁと思いました。立派だから、フリーだと思ったけどフリーじゃないのかも?と思って立ち読みだけにしました。そして私はこういうフリーマガジンが結構好き。

このユニクロのフリーマガジン、ぱっと見で内容を探ってみると表題でもある「LifeWear」にまつわる、そしてもちろんユニクロの衣服に関連する記事が載っています。単なる見本コーデというようなものカタログ雑誌というわけではなく(もちろんモデルがユニクロの服を着て取った写真もありますが)基本は「LifeWear」という視点でさまざまな人や場所を切り取った感じ(これは私の所感)。

「LifeWear」ってユニクロが作った言葉だって書いてありましたがご存知でした?ありがちな言葉だけど既存の言葉じゃなかったっぽい。このマガジンはそんな「LifeWear」=ユニクロが提唱する、”工夫と美意識をもった普段着”がどのような想いでつくられているのかを伝えるマガジンのようです。

インタビュー記事もあれば(たとえば相手はテニスのフェデラー選手。だってユニクロがスポンサーだもんね)、フリース製品の変遷とか。ユニクロ成長期をずっと見てきた世代としては大変興味深かった。このフリースみんな着てたなーとか。

なんていうか、いわゆる良く見る赤文字系とかのファッション雑誌なんかは、キャッチーなコピーとかがいっぱい載っているイメージで、そうでないアート系のファッション雑誌は、もう「空白の美」をいわんとすべきレイアウトじゃないですか。このユニクロのフリーマガジンはどっちかというとアート系のファッション雑誌にもっていきたい感じでした。なんというか、アパレルだけあって?というか、最先端というだけあって、レイアウトはおしゃれだし、モデルもおしゃれ。美人っていうより、おしゃれ。いいなぁと思ったところは、日本的な「カワイイ」がほとんどないってところ。某アイドル集団みたいな顔はでてこないし、流行りのコーデをしているような人は一人もいない。どちらかというとヨーロッパテイストの生活服的な感じ。でもコーディネイトを紹介するのではなくて、あくまでもスタイルを切り取りましたって感じ。ファッションの参考にはならないが、センスを磨く参考にはなりそう。

日本語の横に英語での表記もあるから、全世界でこれを置いてるのかもしれません。全体的にまったりとした雰囲気はあるけれど、とにかくおしゃれに出来上がっていました。

で。

ユニクロって私の世代からするとものすごーく成長というか変化してきたカンパニーだと思っているんです。だって学生のころなんか、私が住むような地方都市の端っこの田舎でも分かるくらいダサイっていう代名詞があったし、なんかこう、ネルシャツのイメージ(分かる人は同世代)。それがあれよあれよという間にみんなフリース買いまくってたし、店はどんどん綺麗にスタイリッシュに仕上がって、昭和から平成、令和であれだけ成長した企業もなかなかないんじゃない?って思うくらい。安かろう悪かろうから、コンセプトも時代に合わせてうまく変化してるなぁって思うもの。

もちろん企業だから売り上げなんかも大切だし、伸び悩んだ時期なんかもあったかもしれない。けれど、いつの時代もちゃんとこういう「こーいうところが足りないんだよねー」ってところをカバーしていて偉いと思ってる。例えばさ、ユニクロはださいよねーって言ってたら、だんだんおしゃれになってきたし、デザインがなくてつまんない、もっと流行りの柄やスタイルが欲しいねーっていってたらGUができたし(同様にもっと安く、もGUで叶えてくれた)もっとハイブランドみたいなモードがいいなーって思ったら、ちゃんとコラボってカタチで人気アーティストとコラボしちゃうし、一言でいえば「やり手」ってことなのかもしれないけど、企業努力という言葉でいえば、頑張ってるなって思う。

まぁでもユニクロ絶賛するほどファンでもない一市民の私(まぁお世話にはなってますが、信者というほどではないです)は、この「LifeWear magazine」を読んで思ったことは、おーおー余裕がでるとこういうことやりだすってあるけど、それかあと思ったのでした(下衆いね)。
いや、本当におしゃれだし、見ていてなんというか落ち着くというか綺麗なものに触れたときや美術館を訪れたような気持ちになれるんだけど、ユニクロ様はどこへ行く?感も否めなくて。流行りものや画一的なもの大好きな日本人にはまだまだハードル高いよね。そしてだいたいこういうマガジンは、創刊号が最高だったりする。第二号とか続くんだけど、クオリティはなかなか続かなかったりするんだよね。まぁフリーってんだから、完全に企業の自己満足でも当然いいんだけど。もしくはいずれ有料コンテンツになるのかな?

そして中身についてですが、結構濃い内容でとっても充実していたので、次回訪問したらもらえるか確認して現物が欲しいと思いました(内容についてはユニクロの特設サイトやkindleでも見られるようです)。ぜひ二号以降もこのテンションで続けてほしいなぁと思った次第です(結局ファンになっとるがな)。

#生活の中にあるとりとめのない所感








































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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