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【宇】ウクライナへ150台以上の劣化ウラン弾戦車を支援か

レオパルトⅡ戦車。wikiより


ウクライナにレオパルド戦車を提供する国が増加し続けている。

国防省長官のロイド・オースティン長官は9カ国の国々が合計で150車両のレオパルドⅠ及びレオパルドⅡ戦車をウクライナに提供すると述べた。

同日、スウェーデンはウクライナに10車両のレオパルド戦車を提供すると発表。

ドイツはレオパルドⅡ戦車に加え、100台以上のレオパルド1A5を支援することを検討しており、ポーランドは他モデルの60台の戦車の供給準備に入っている。

更に、イギリスは14両のチャレンジャーⅡ戦車をウクライナに支援すること意向を発表し、アメリカは既に31両のM1A2エイブラムスを提供、乗組員の訓練を行っている。

今週初め、スペイン国防省はウクライナ軍兵士10名が4週間の訓練を完了し、レオパルドⅡA4戦車を実戦投入できると発表。

同時にウクライナはレオパルドⅡA4戦車のメンテナンスにおけるエンジニアの訓練も完了したと発表。

これとほぼ同時に、ドイツで操縦訓練を受けていたウクライナ軍兵士の訓練も終了し、ドイツ国防省は「非常に十分な知識を得て、前線に配備することが可能」と述べた。

NATO諸国は「この西側製の戦車の実践投入により戦況は大きく変わり、キエフにとって有利なものとなる」と豪語している。

しかし、ドイツのスタスティスタ・カンパニーによると当初計画されていたのは2個大隊ほどの戦車の提供であったが、実際は設備不良や修理などで1個大隊ほどの戦車しか提供できないことを明らかにした。

オランダは修理費用や設備不良などを理由にドイツとの契約を破棄、デンマーク、フィンランドは自国での戦車の必要性を理由にウクライナへの支援を見送った。

英国はチャレンジャーⅡ戦車14両をウクライナに支援する時期を未だ明らかにせず、デンマーク、フィンランドと同様に提供見送りをする可能性が高い。

一方、ワシントンは西側諸国の契約破棄や提供見送りに対し厳しい姿勢を見せ、戦車の提供を強く呼びかけ苛立ちを隠せない模様。

クリスティン・ワーマス陸軍長官は「米国製のM1エイブラムスは早くて数か月後、遅くて年末までにはウクライナへ支援できる」と述べている。

上記の文言だと、2023年の年末までウクライナ問題は終わらない、と述べているように感じる。

2022年2月24日をウクライナ問題の日とするのであれば、アメリカやNATOは二周年をも迎えようとしているのだろうか・・・

そして、デンマーク、フィンランド、オランド等が手を引かなけば、修理、設備不良などが無ければ・・・300台以上の戦車が前線に投入されると考えるとぞっとする。

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