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ワールドライブラリーの絵本は海外で作っています!

ワールドライブラリーは、様々な国の絵本を日本語に翻訳して出版しています。世界各国でも同様に英語版、中国語版、フランス語版などそれぞれの国が、その国の言語版を出版しています。その様々な言語版を、権利元の出版社が取りまとめ一括生産する事でコストを抑えて製造する方法(Coproduction)が世界的には一般的な製造方法です。

ワールドライブラリーでは、日本で求めれれる品質を維持するために、仕掛け絵本以外のほとんどの作品を台湾のパートナー企業「禹利(ユリ)」で製造しています。コストはかかりますが、日本の子どもたちに届ける絵本は信頼できるパートナーとしっかり管理して製造しています。

台湾のパートナー企業「禹利(ユリ)」

ここからは、ワールドライブラリー 担当のRenaさんに禹利を紹介してもらいましょう!

禹利は「過去に感謝し、今をつかみ、未来を作る」を信条とし、様々な商品を一貫した生産体制で製造しています。

図1

自社内で製版から印刷まで一貫生産する為、輸送によるトラブルやリスクがありません。

図2

印刷工場や、色調合室などに通る廊下。

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台北では四台しかない「KBA Rapida 142」。主にパッケージや子供の身長計などサイズが大きい物を印刷します。

「禹利(ユリ)」のCSRの取り組み

より良い品質を維持する一方、エコの大切さも忘れていません。禹利はISO 9001、14001、FSC森林認証制度、SGS認証を取得しています。子供たちの未来に、より良い環境を残していけるよう努めています。

周りの人々も環境の中の大切な一部だと私たちは思っています。コロナと戦っている人々を少しでも応援できるように、私たちなりの方法で活動しています。

図5

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コロナ対策の支援物資の寄付と2000冊の本を寄付することで新北市政府・桃園市より表彰状をいただきました。

図7

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書籍以外にも色々な物を印刷・製造しています

私たちは印刷の職人としての誇りを持って活動しています。
「お客様のニーズをアデイアと工夫で、より素晴らしい作品を作り出す」私たちの終わらない課題です。

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DMG MORIの紙袋

図10

「青森黒にんにくチョコサブレ」のパッケージ

図13

「エンボス」という技術で、本物の木製品のようなテクスチャー加工を施したパッケージ

「禹利(ユリ)」の書籍に対する想い

書籍には、様々な種類があります。その種類によって、製造時に考慮すべき点もそれぞれ違います。例えば、絵本は子供への安全性の配慮、カタログは色に厳しく、小説は紙の質や触感等々、他にも保存や丈夫さを重視する本もあります。

私たちはそれぞれのポイントを厳しくチェックすることで高品質な商品を提供しています。

しかし、近年、様々な物のデータ化が進み、書籍も電子化していく一方で紙の書籍が減ってきています。

「本」という物が紙で出来ている事自体が珍しくなるのでしょうか?!
少し淋しいことだと思います。

紙の感触や匂い、ページをめくる時のわくわく感、そして子供が親と一緒に本を読んで喜ぶのも、掛け替えのない物だと思っていますから。。。。

ワールドライブラリーの絵本の品質向上に向けて

「禹利」のRenaさんに製造会社の紹介と彼等の熱い想いをお聞きしました。私たちワールドライブラリー は「禹利」さんをはじめ、様々な企業や人々のご協力の元、日本の子どもたちへ良質の絵本をお届けしていきます。