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弾丸!アートなロンドン旅行記 番外編

ここからは旅行中の失敗とか、その他あれこれの話になります。正直こっちのほうがネタは多い。

最初の前提として、私の英語レベルは中学生にちょっと毛が生えた程度。身振り手振りと単語をつなぎ合わせて、なんとかいけるか!? くらいのレベルです。自分の英語が現地では伝わらないだろうなというのは百も承知だったので、事前準備としてロンドンで行きたい場所と住所を英語でメモして、いざとなったら見せて道を尋ねることができるようにしておきました。
いや、さすがに機内でコーヒーを頼んだつもりが、ティーが出てきた時には、己の発音の悪さに泣きそうになった。
いや、coffeeとteaの発音くらい、この際些細なことです。

そう、英語初心者最初の難関、泣く子も黙るヒースロー空港の入国審査。

噂では強制送還された人がいたとか、入国審査待ちだけで二時間近くかかるとか、そんな話がぼろぼろ出てくるくらい厳しいと言われるヒースローの入国審査。たかが滞在に一週間も満たない旅行者なんだから、なんとかなるっしょ~と思っていたけれど、ちゃんと旅行中の滞在先はどこのホテルに泊まる予定なのかを提示しないと、そのまま不法滞在する可能性があると判断されるらしいです。怖いな……

入国審査待ち時間については、平日のシーズンオフなこともあってか、拍子抜けするくらいにスムーズにいきました。むしろ一番乗りくらいの勢いだったので、まだ心の準備できてない。
入国審査官は軍人かと見まごうばかりの、ガチムキな黒人のおっちゃん。
怖い……怖すぎる。
びびりまくる私に、渡したパスポートとチケットを見つつ、審査官訝りながら、
「マダム、英語話せるの?」(当然英語)
私「いえ、あんまり……」
「…………」
めちゃくちゃ怪しまれた。

とにかく、ここからはなんとか型通りの質問へ。
滞在の目的は?→「さいとすぃーん!」
「Sightseeing?」→「いえす! いえす!!」(大きく首を振る)
もうこんな感じです。我ながら酷いな。
私は必死で「イギリス滞在は三日間だけ」「ホテルもちゃんと取ってるよ!」「終わったらすぐ日本に帰国するよ!」をなんとかeチケットとホテルの所在地が書かれた紙を見せながら伝え、無事ロンドンに入れたのでした。

最後の最後でやらかした、「もう飛行機飛んでいった」

イギリスに入国してからは、地下鉄も迷うことなくスムーズに移動することができました。日本のメトロのように路線によって色分けされているので、普段から乗り慣れていれば大丈夫です。
トラブルに巻き込まれることなく、さあ、帰国。と、最後の最後でやらかしてしまいました。飛行機乗り遅れ。

いや、空港自体にはフライト三時間前には難なくたどり着いたのですが、チェックインの仕方がわからず、近くにいたカウンターのスタッフさんに尋ねたのですが、何をどう勘違いされたのか、予定より一時間早いチケットを発券されたのです。いや、質問の仕方が片言だった自分が悪かった。そもそも、発券された直後にちゃんとチケットの時間を確認しなかったお前が悪い。
つまりは自業自得です。
どうりで手荷物検査の際、おっちゃんから「Fifteen minutes!!」と叫ばれていたわけだよ。(ここからゲートまでかかる時間が15分ってことかな~?いや、そんなに焦って言わなくても、フライトまでまだ二時間近くあるし)と思っていた自分が今を考えると恨めしい。

急いで!と忠告されていたのにもかかわらず、呑気に免税店を回りながら朝食代わりの食事を済ませ、フライト40分前だし、そろそろゲートに行っておこうかと思ってチケットを取り出して、ここでようやく気づく。
……あれ? これ、時間過ぎてない?

当初予定していたフライト時間は10時。しかし、チケットに書かれていたのは8時40分。……あれ? あれ???
え? すでにベルトコンベアで運ばれたであろう、預けたキャリーケースって、どうなるの??
さらにゲートスタッフの方からトドメの一言。「もう飛行機出ちゃったよ」と聞いて、一瞬で血の気が引いた。
思考が停止して呆然としている私に、見かねた近くの女性スタッフさんが「よくあることだから大丈夫よ!」とめちゃくちゃフォローしてくださる。
うう、正確な言葉はわからなくとも、優しさとニュアンスは伝わってくる……。

そこからは本当に運がよかったというか、なんというか。
すぐさまその場で次のチケット(本来乗るはずだったフライト)を取ってくださり、荷物の受け渡しチケットも再発行してくださり、おまけに飛行機乗るまでここから動くなと言わんばかりに次のゲートにある特別席に案内され、無事日本に帰国できたのでした。

【結論】
五体満足で帰国できたら百点満点!

※今回は長期休暇中などのピーク時ではなく、比較的飛行機の席が空いている状態だったからこそ、すぐに次のチケットを手配していただけたのかと思います。翌日仕事だったので、同僚からは「よく日本に帰ってこれたね」と言われました。私もそう思う。

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