サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 (Basilica di Santa Maria Novella)、イタリア
13世紀に建造が始まったドメニコ修道会の教会。色大理石を用いた幾何学的デザインがあしらわれた外観が印象的で、教会内部はステンドグラスやフレスコ画などの美しい宗教美術が多数展示されています。
この教会は世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」があることでも有名です。
アレクサンドル・ネフスキー聖堂 (Alexander Nevsky Cathedral)、エストニア
19世紀末、ロシア帝国統治下で建立されたブルガリア正教会の大聖堂。エストニア・タリンの旧市街に位置しており、建物は16~17世紀ロシアのモスクワやヤロスラヴリの正教会をモデルにしています。
メテオラ (Meteora)、ギリシャ
ギリシア中部のテッサリア平原にある修道院。30~400mの奇岩の頂に建てられた宗教施設で、その名称はギリシャ語で“中空に浮かぶ”を意味します。
この地はかつて俗世を離れた修道士たちが岩山の裂け目や洞穴で修行をしていた場所で、修道院が建設されたのはビザンツ帝国時代以降であるといわれています。
聖ドムニウス大聖堂 (Cathedral of St Domnius)、クロアチア
都市スプリトにあるロマネスク様式の大聖堂。キリスト教の聖堂としては珍しい8角形の建物で、この地の守護聖人 ドムニウスが祀られています。
大聖堂内部には数々の彫刻やフレスコ画が展示されており、特に煌びやかな装飾が施されている4つの祭壇は見どころの一つです。
ザンクトガレン修道院 (Abbey of St Gall)、スイス
スイス北部のザンクト・ガレンにあるベネディクト会修道院。8世紀創建、18世紀に改築された修道院内には美しい付属図書館があり、世界最大級の中世期文献の蔵書数を誇る図書館として知られています。
およそ17万冊ある蔵書のほとんどが閲覧可能で、一部は貸出もしているのだとか。
サグラダ・ファミリア (Sagrada Família)、スペイン
13世紀初頭に建てられたスペイン・トレドに位置する教会。もとはユダヤ教の会堂「シナゴーグ」として使用された建物ですが、15世紀以降キリスト教会が所有しています。
教会内には馬蹄形アーチや柱頭装飾などが施され、イスラム建築の面影が色濃く残っています。
聖マリア教会 (Church of the Assumption)、スロベニア
スロベニア北西部の氷河湖・ブレッド湖にある教会。湖面に浮かんでいるような景観が幻想的で、この地の唯一の交通手段は伝統的な手漕ぎボートのみ。
この島には99段の階段があり、教会で挙式した新郎が新婦を抱いて階段を上ると幸せになれると信じられています。
アーヘン大聖堂 (Aachen Cathedral)、ドイツ
9世紀カロリング朝時代に建てられた大聖堂。ドイツ最古の宮殿教会で、10世紀から16世紀までは神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式が行われました。
キリスト教で「8」は復活を意味する神聖で象徴的な数字であり、堂内の中心部は八角形のドームになっています。
サン・ピエトロ大聖堂 (St. Peter’s Basilica)、バチカン市国
カトリック教会の総本山として名高い大聖堂。キリスト教の建築物としては世界最大で、設計・監修にはルネサンス期の巨匠ブラマンテやラファエロ、ミケランジェロが携わりました。
建物の外観の美しさはもとより、聖堂内に施された装飾品や彫刻、壁画の豪華絢爛さは圧巻です。
サント・シャペル (Sainte Chapelle)、フランス
パリのシテ島にあるゴシック建築の礼拝堂。キリストが実際に身につけたと信じられている「茨(いばら)の冠」や「真の十字架」の断片を納めるため、13世紀ルイ9世の命によって建設されました。
堂内はステンドグラスの五彩の光に包まれ、神秘的な空間が広がっています。
リラ修道院 (Rila Monastery)、ブルガリア
10世紀リラ山中に創設されたブルガリア正教会の総本山。色鮮やかに彩色された外壁の内部には、壁や天井に余白がないほどのフレスコ画がびっしりと描かれています。18~19世紀頃に大火に見舞われたものの、直後に再建されました。
聖ヨハネ准司教座聖堂 (St. John’s Co-Cathedral)、マルタ
首都バレッタにある大聖堂。守護聖人ヨハネを祀る聖堂で16世紀後半に建造されました。シンプルな石造りの外観に対して、内装は金や銀、大理石が使用され、豪華絢爛な装飾が施されています。
床・天井は400枚もの墓標や聖ヨハネの生涯を描いた絵画で埋めつくされており、見どころ満載です。
ホレズ修道院 (Monastery of Horezu)、ルーマニア
オルテニア地方の町ホレズにあるルーマニア正教会の修道院。美しい白い石造りの聖堂には、ルーマニアの伝統とバロック様式が融合した独創的なデザインが施されてます。
ホレズはルーマニア陶器の生産地としても有名で、ホレズ焼きは無形文化遺産にも登録されています。
スパース・ナ・クラヴィー教会 (Church of the Savior on Spilled Blood)、ロシア
19世紀末から20世紀にかけて建てられた教会。「血の上の救世主教会」の名称でも知られている教会で、これはアレクサンドル2世が暗殺された場所に建てられたことに由来します。
建物には細やかな装飾が施され、床から天井まで美しいモザイク画が描かれています。
ラス・ラハス教会 (Las Lajas Sanctuary)、コロンビア
エクアドルとの国境に接するアンデスの山奥にあるローマ=カトリック教会。この地には聖母マリアが降り立ったという伝説が残されており、聖母マリアに敬意を表して18世紀後半に教会が建てられました。
現在の建物は1916~1949年にかけてゴシックリバイバル様式に建てられたものです。
ドン・ボスコ聖堂 (Santuário Dom Bosco)、ブラジル
紺碧の光に包まれ、幻想的な空間が広がるドン・ボスコ聖堂。室内は全面に青を基調としたステンドグラスがはめこまれ、豪華なシャンデリアが飾られています。
何でもこの聖堂は、イタリアの聖人ドン ボスコが1883年に見た夢の記憶をもとに建設されたのだとか。
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