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世界のお酒

Photo by Bjarki Sigursveinsson

ブレニヴィン (Brennivin)、アイスランド

アイスランドのジャガイモから作られる蒸留酒。アイスランド語で「燃えるワイン」を意味するこのお酒は、アルコール度数が40度とかなり強く地元では「ブラック・デス」とも呼ばれています。


グリーンビール (Green Beer)、アイルランド

アイルランドの祝日/セントパトリックデー(3月17日)の風物詩であるビール。今や世界規模で盛り上がりを見せるこの行事は、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日です。

緑はアイルランドのシンボル/シャムロック(三つ葉)の色で、衣装から飲食物、川・噴水まで緑一色に染められます。


ピムス (Pimm’s)、イギリス

イギリスの代表的なアルコールドリンク。ジンにフルーツやハーブエキスが入ったリキュールで、スライスしたフルーツ・きゅうり・ミントを入れて頂きます。

夏の定番の飲み物として親しまれており、スポーツイベントなどで飲まれることが多いそう。


カンパリ (Campari)、イタリア

イタリア・ミラノで生まれたリキュールの一種。1860年、酒場を開いたガスパーレ・カンパリが考案したといわれています。

数十種の香草や香辛料を配合して作られるもので、鮮やかな赤い色と苦味が特徴です。カクテルベースとして使用されることが多いお酒です。


アドヴォカート (Advocaat)、オランダ

オランダの伝統的なクリーム系リキュール。卵/砂糖/ブランデー/などから作られるお酒で、デザートのトッピングや食前酒・食後酒として頂くことが多いです。

オランダ語で「弁護士」を意味し、その所以は飲むと饒舌になるからだそう。(諸説あり)


グロッグ (Glögg)、スウェーデン

スウェーデンのホットワイン。赤ワインに柑橘類の皮、シナモン、クローブなどを加えて温めた飲み物で、クリスマスの時期に好んで飲まれます。

ヨーロッパには様々なホットワインがありますが、グロッグはアーモンドとレーズンを入れるのが特徴です。


スコッチウイスキー (Scotch Whisky)、スコットランド

スコットランド産ウイスキーの総称。このウイスキー製造は法律によって細かく規定されており、その条件を満たしたものがはじめて「スコッチウイスキー」として名乗ることができます。

ウイスキーの密造が盛んに行われていた18世紀頃、ウイスキーをシェリー樽に隠していたことが偶然、琥珀色のまろやかなウイスキーを生み出したといわれています。


ウーゾ (Ouzo)、ギリシャ

ギリシャで親しまれている蒸留酒。コリアンダーやフェンネル、スターアニスなど様々なハーブやスパイスから作られるお酒で、ギリシャとキプロス島で生産されたもののみ「ウーゾ」と名乗ることができます。(原産地名称保護制度) ストレートや水割り、コーヒーと一緒に…楽しみ方は多種多様です。


バーボン (Bourbon)、アメリカ

アメリカ・ケンタッキー州の州都、バーボンで生まれたウイスキー。トウモロコシを主原料とし、大麦やライ麦などを混ぜて作られます。

アメリカが独立して間もない18世紀、財政再建のためウイスキー税が導入されました。これに反対人々が、ケンタッキー州に逃れてウイスキーを作り始めたのが起源とされています。


ピスコ (Pisco)、ペルー

ペルーのピスコ郡で生まれたブドウの蒸留酒。ワインの生産が禁止されていたスペイン統治時代、これに替わるものとして生み出されたのがピスコでした。

ピスコはチリでも生産されているため、どちらが本家であるかを巡ってしばしば論争になるのだそう。


メスカル (Mezcal)、メキシコ

メキシコのアガベ(多肉植物)を主原料とする伝統的な蒸留酒。メスカルとは、古代メキシコメシーカ族の言語であるナウアトル語の「メトゥル(metl)」と「イスカリ(ixcali)」が合わさったもの。これは「料理されたリュウゼツラン(アガベ)」を意味します。


Photo by Maxx1972

ブッハ (Boukha)、チュニジア

チュニジアの特産イチジクを使用した蒸留酒。チュニジアは穏健派ムスリム国家で、本来コーランで禁止されているお酒も国内での生産が許されているのだとか。


Photo by Edwin

バナナビール (Banana Beer)、東アフリカ

ケニアやウガンダ、タンザニアなど東アフリカで作られるビール。麦芽に潰したバナナを加えて発酵させ、膨張剤に雑穀やとうもろこしの粉を使用して作られます。

東アフリカはバナナの生産量が豊富で、この地域の食文化に密接に繋がっています。


ソジュ (소주/ Soju)、韓国

韓国の国民的蒸留酒。米/麦/さつまいも/タピオカなどを原料にしたお酒で、 “韓国焼酎”の名称でも知られています。

13世紀、高麗時代にモンゴル経由でペルシアから蒸留技術が伝わったとされ、当時は薬としての役割も担っていたそうです。


Photo by Xiaomage de

白酒 (バイジョウ/ Baijiu)、中国

世界三大蒸留酒の一つとされている中国の伝統的な蒸留酒。コーリャン(中国産のモロコシの一種)を中心に、小麦/豆類/とうもろこし/じゃがいも/さつまいもなどを原料としたもので、中国料理と一緒にたしなむのが一般的です。


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