以上が私が担任をしていた時に創作したお話です。運動会の前に道徳の時間で扱いました。これは1984年ロサンゼルスオリンピックの第1回女子マラソンで「見事な最下位」でゴールしたアンデルセン選手をヒントにして創ったものです。私は子どもたちにいろいろなことを感じてほしいと考えてこの話を創りました。実際のアンデルセン選手のゴールの映像がこちらです。↓
私はこのロサンゼルス大会の史上初の女子マラソンで金メダルを取った選手の名前は覚えていませんが、最下位だったアンデルセン選手の名とフラフラになりながらも完走した姿だけは今も色褪せることなくハッキリ覚えています。当時はまだ「熱中症」という言葉はなかったと思いますが、今だったらおそらくストップさせられてしまっていたかもしれません。でも、映像を見ていただければわかるように役員が何度もアンデルセン選手に近づいていますが、それを彼女は拒んでいます。彼女は自分の意思で競技を続けてゴールしたのです。役員の人も彼女の意思を尊重した判断は凄いと思います。
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