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3人のフィンランド人が語る教えるということ基礎編と幼児教育編の報告

6月27・28日にオンラインイベント: 3人のフィンランド人が語る"教える"ということの基礎編と幼児教育編を開催しました。来週末は教育専門家、二児のパパのお話と現役高校教師のお話しです。今回の2日を見逃した方も後で動画で見ることが可能です。

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基本情報編

基礎編では写真を見せながら、フィンランドで働いた経験のあるスタッフ2人が自分の経験やフィンランド語の資料やデータを基にフィンランドの基本情報、教育制度や社会制度について広くお話しました。
フィンランドって社会福祉が手厚いぐらいは知らないのだけど...
もう少し詳しく知りたいけどどこから始めたらいいのかわからない、
そんな方のためにフィンランド人から深い話を聞く前に
準備運動として基礎知識を身に着けることを目的にした会です。

その中で出てきた2つの質問を紹介します。
"なぜ、フィンランドで水遊び中に子どもが落ち着いて遊んでいるの?"
日本で保育士経験のあるスタッフYakkoは、日本で水遊びをすると子どもたちが興奮してテンションが上がり過ぎてしまう話をすると参加者さんからもうちもそうだよ!というコメントを頂きました。

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3cmの水でも子供は溺れると言われるのに、子どものすぐ横で先生が子どもの見守りをしていないフィンランドの保育現場で遭遇したYakkoは驚きました。現場の先生に話を聞いてみると、考え方そのものが穏やか保育に繋がっていました。

もう一つは
"フィンランドでは先生は子どもと一緒にあまり遊ばないのに、どうやって信頼関係を築いているの?"
こちらもスタッフの現地で撮った写真や働いた経験談、フィンランドの養成校で習う内容や資料と使ってお話ししていきました。

"...言うことを聞いてくれない子がいると、他の先生から「関わりが少ないからその子と信頼関係が深まってないと言われることがある。"
ー参加者さんからのコメントより

フィンランドで言葉が全く通じなくても、子どもと信頼関係を築くときに使ったのはエンターテイメント性ではなく気遣いだったという体験談も出てきました。信頼関係を築くためには一緒に遊ぶ以外にも方法があり、フィンランドでは見守りがメインにも関わらず子供たちと信頼関係を築いているようです。

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幼児教育編ではヘルプの先生として働く、男性フィンランド人マックスさんにお話を聞きました。幼児教育に関する知識も説明しています。スタッフChisatoがラヒホイタヤの養成校で習った内容や、大学での授業内容も紹介しています。写真は大学の授業で作ったものです↓

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ここで出てきた、
フィンランドでは子どもが遊びをコロコロ変えることは禁止しているところがあるというお話です。前回の記事で校則がなく先生が髪の毛をピンクに染めているから、自由だと思っていると実はルールがたくさんあります。

・なぜコロコロ変えることがいけないのか?
・一つの遊びを長く続けるようにどのような声掛けをするのか?

国が違えば保育方法も違います。
しかし、
そんな考え方があることを知ることは
今の保育の中にある可能性を見つけるのに
役立つのではないかと考えています。


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【3人のフィンランド人が語る"教えるということ"】


▽プレイベントの動画はこちらから▽
https://youtu.be/Y2WGZSAKBhA

フィンランド人の講師たちがフィンランド人からみるフィンランドの教育について日本語でお話します。


各回とも質問コーナーをご用意していますので直接フィンランドの教育について聞けるチャンスです。

お申し込みはこちらから→http://ptix.at/O9mqpy

▼開催日時

・6月27日(土) 【初日】基礎知識編
 →動画販売準備中 (購入希望の方はメール下さい)
  

・6月28日(日) 【2日目】幼児保育・マックス先生
 →動画販売準備中 (購入希望の方はメール下さい)

・7月4日(土) 【3日目】教育専門家・起業家パパ・ニーロ先生 
  日本時間19:00-21:00

・7月5日(日)  【最終日】現役高校教師・ヘリ先生
  日本時間19:00-21:00


▼開催場所
オンライン、Zoom
※ZOOMのリンクはイベントが近くなったらお送りします。


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