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フィンランドで見つけた日本の遊び

フィンランドの公立園で働いているとき、外から聞き慣れたメロディが聞こえてきました。
耳をすませてみると「むっくりクマさん」のリズムでした

むっくりくまさんとは私が日本の保育園で働いていた時、子どもたちが大好きだった遊びで手を繋いで輪になり真ん中のくま(オニ)が寝ていて
「目を覚ましたら食べられちゃうよ」という歌の終わりと同時にくまが起きて他の子は捕まらないように逃げる。捕まった子が次のくまというシンプルなゲームです。

この動画は1歳児くらいなので少しルールを変えているみたいです

私はこの遊びは日本のわらべ歌だと思っていたのでびっくり。あぶくたったやかごめかごめのような昔からある日本発祥の遊びだとも思っていました。

歌詞のカルフ ヌックー も クマ 寝る という意味なのはわかったのできっと歌詞の内容も日本と同じ
なぜこんなに離れている国で同じメロディで、同じルールで子どもたちが遊んでいるのか!なんて面白いんだ!!

と、フィンランドの先生と盛り上がりました。
先生曰く、フィンランドでも昔からある遊びのようでフィンランド人の先生もこの歌はフィンランド発祥のわらべ歌のようなものだと思っていたとのこと。日本のむっくりくまさんの動画を先生に見せると他の先生もぞろぞろやってきて
「なんてこと!こんなに離れた大陸も違う国で同じ遊びをしているなんて!!」
「ということは、日本の子どもとフィンランドの子どもが集まったらこの遊びをすれば言葉が通じなくても同じゲームをすることができるのね!」
「このムックリってどういう意味?」
と、先生たちとむっくりくまさんを通してさらに盛り上がりました

調べてみたところ元はスウェーデン民謡のようですが、フィンランド人も日本人も懐かしく感じる不思議な歌。スウェーデンからお隣のフィンランドに広まるのはわかりますが、遠く離れた日本でも子どもたちに愛されている歌です。

他にもフィンランドで だるまさんがころんだをしていたり、高鬼や色鬼をしていたり日本でもおなじみの外遊びを見ました。

フィンランドでは集団遊びはなく個々の遊びを大切にしている
という文献を読んだことがあったのですが、そんなことはありません。

フィンランドでも先生が主導でルールのある遊びをみんなですることもあります。週に1、2回と回数は少なめですがこうしてみんなでルールのある遊びをすることも子どもたちにとって必要な学びだと話していました

他にも
「どれにしようかな 神様のいうとおり」
のフィンランドバージョンも保育の中で聞くことができました
もちろん当たった子の笑顔も日本の子どもと同じ。

遠いフィンランドで日本の子どもと同じ姿を見つけるとなんだか
嬉しくなりました🙂




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