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あいち惟の森主催オトナの学び場「フィンランドの教育」ワークショップを開催しました

2020年2月15日(土)名古屋市緑区にあるオルタナティブ・スクール あいち惟の森 オトナの学び場にてワークショップを開催させていただきました。休日の朝10時にも関わらずたくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございます!

お申し込みの段階でたくさんの方に興味を持っていただき、残念ながら満席で今回参加できなかった方にもワークショップの雰囲気を感じていただければと思いレポートさせていただきます。

10時 スタート

最初はフィンランドワークショップomenaの紹介から

omenaは2人の日本人で活動しているワークショップグループです
chisatoはフィンランド在住10年で現地の保育士経験があり現地の視察コーディネートなどをしながらフィンランドで社会福祉について勉強しています
yakkoは日本の保育歴10年でフィンランドの幼稚園でインターンをしていました。現在名古屋を中心にomenaの活動をしつつ保育士として働いています

omenaの意味、成り立ちなど気になったかたはHPをご覧ください!https://www.workshop-omena.com/


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そしてルールを説明します
omenaのワークショップは参加型なので一緒に考えたり、自分の気持ちなどを参加者同士でお話していただきます。
その時に安心してお話ができるような場にするためルールがあります
また、ワークショップにみなさんが集中できるようメモや写真は最小限でお願いしています

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「今の自分の気持ちやピンときたものを選んでから着席してください」

受付が終わると写真のように色々なシーンを切り取ったカードがあります
自分の今の気持ちと向き合いながらカードを選びます
裏面は色になっているので自分の気持ちを色で表してもオッケー!

5人1テーブルに座り自己紹介をします。その際に
・呼ばれたい名前
・普段どんなことをしているか
・なぜこのカードを選んだか
をお話します

ちなみに本日の講師を勤めましたyakkoは青いカードを選びました
理由は
「寒い、緊張しているという気持ちを青で表現しました。あとフィンランドのフラッグの青!」
こんな風に今自分の思っていることを素直に話します
うまく話せなくてもいいのがomenaのワークショップです

フィンランドについて知ってみる

自己紹介が終わったら簡単なフィンランドクイズ!
フィンランドの首都はどこでしょう?
フィンランドの通貨は?
そんなクイズを踏まえながらフィンランドの基本情報をお話します

そしてフィンランドの教育システムについて
いつから義務教育が始まるのか?
義務教育後の進路は?
フィンランドの教育が目指している子どもの姿
についてお話しました
この辺りからみなさん、どんどん質問してくださって会も盛り上がってきました。(omenaのワークショップは基本的にいつでも質問オッケーです)

フィンランドの教育についてどんなイメージがありますか?

こんな本を読んだ
こんなことを聞いたことがある
こんなことやってそう
どんなことでもいいです。フィンランドの教育と聞いてイメージするものをグループで話し合ってもらいました

自由なイメージ
机が一斉に前を向いているのではなくグループになっている
床で寝転がって授業を受けてもいい

そんな声が聞かれる中、2つのフィンランドの小学校の動画を観ました
両極端な雰囲気を持つ学校に参加者のみなさんからも驚きの声が聞こえてきました。フィンランドの学校といっても色々な学校があります。
日本と同じですね

実際に私が見たフィンランドのヘルシンキ中心部の学校、郊外の学校など様々な学校の写真とともに先生や子どもの様子をお話しすると

日本の職員室との違い
先生の帰宅時間
フィンランドの学校がなぜ新しく綺麗なのか
休日の過ごしかた
など参加者のみなさんも積極的に質問してくださいました


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フィンランドの先生が大切にしていることは?

そのうちの一つ 対話
この対話についてフィンランドの現場で実際に先生が使っていたメゾットを
本日のワークとしてみなさんと一緒にやってみました

二人ひと組になり話し手と書き手に別れて行うメゾットです

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今回はこのフィンランドの子どもが作った物語の続きをみなさんに考えてもらいました

15分ほどのワークでしたが20ストーリーほどできて
その続きは1つも同じものはなく個性が光るものでした

このメゾットのいいところは
簡単であること
特別なものが必要ないこと

そしてやる人によって様々な効果を感じられることです

実際やってみて参加者の方からは
・こんなにじっくり相手の話しを聞くことに集中する機会があまりなかったので新鮮だった。
・今までにある物語ではないので先が予想できず、集中力が必要だし鍛えられた
・相手がどんなことを考えているのか世界観に触れることができた
・同じストーリーの続きを考えたのに全然違った。相手の考えが自分とは同じでないこと、多様であることを知る機会になる。
・頭の中で考えたことを口に出す。想像力も養われる
・自分の子ども、クラスの子どもとやってみたい
など他にも様々な声をいただきました

私がみていても、このメゾットが終わった後からみなさんの笑顔が増えていたり、会話が弾んでいたり、より相手のこと知ろう、自分のことを話そうと周りとのコミュニケーションを楽しむ姿が印象的でした。

このメゾットについては今後もomenaのワークショップでどんどん取り入れていく予定です!
体験したいかたは出張ワークショップも検討していますのでご連絡くださいね

12時 最後に

フィンランドの先生が子どもにかける声がけの中でよく聞かれる言葉
「あなたの中で何が目覚めましたか?」
今日のワークショップに参加してみて、どんなことを感じたか
考える時間をとりました

日常の中では子ども優先、年功序列…

自分より他人がどう思うか
迷惑をかけないように

そんな風に他者優先で考える機会が多々あるかと思います

そんな時
自分の気持ちを振り返ったり
自分のやりたいことに向き合ってみたり
職場でも学校でも家庭でもない場所で
安心して話しをできる場所

そんなワークショップを心がけています

今後のワークショップのお知らせ

・3/1大阪
住んでみてわかった!保育士と元高校教師がみたフィンランドとオランダの教育 

PISAの学力ランキング、国民の幸福度で上位をキープする
フィンランドとオランダ
幸福度の高い国に日本人が住んでみて感じたこととは?
イエナプラン教育やオルタナティブ教育で注目を集めている
国の実際の保育、教育現場はどうなっているのでしょう?
フィンランドに住み現地の幼稚園でインターンをしていた保育士と
オランダに4歳の子どもと移住した元高校教師がみた現地のリアルな姿をトークセッション形式でお話します
場所や時間、お申し込みの詳細は下記のリンクよりご覧ください

https://peatix.com/event/1427349/dashboard

・3/7東京 荻窪フィンランドカフェ キエロティエにて
フィンランドの先生が大切にしていること

教育で世界的に注目を集めるフィンランドの保育、教育の現場で先生たちは子どもと接する時、何を大切にしているのでしょうか。
フィンランドの保育園、小学校などの写真とともにフィンランドの教育事情や子育て環境についてお話します。
コーヒー・ミニスイーツ付き

詳細はこちらからキエロティエのfacebookページをチェックしてください
https://www.facebook.com/events/485241888823700/


他ワークショップ情報はホームページ、facebookページよりご覧いただけます!


また、ワークショップ、講演のご依頼もホームページまたはメールで受け付けております。お気軽にご相談ください
https://www.workshop-omena.com/
workshop.omena@gmail.com

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