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【プチMBA講師による論文のご案内】NFTプロジェクトにおけるDAO型マーケティング

こんにちは。ワークシフト研究所の広報担当です。

ワークシフト研究所が運営する「育休プチMBA®」あるいは「プチMBAマスタープログラム」などにご参加いただくと、参加者限定のコミュニティ「ぺんしる✎の部屋」にご参加いただけるようになるのですが、そこで私が楽しみにしている投稿があります。

それは、明海大学 経済学部 講師であり、プチMBAマスタープログラム等の講師も担う小谷恵子先生(略歴)の「下町プチMBA」と銘打った投稿です。恵子先生の身近な浅草の風景からマーケティングやロジカルシンキング、経営学に話がおよび、私の生業である広報とリンクすることもあり、毎回刺激をいただいています。

さて、そんな恵子先生。少し前に「NFTプロジェクトにおけるDAO型マーケティング」という論文を上梓されました。

要約 :
2022年春以降,NFTプロジェクトの中で新しい形態のコミュニティが生まれている。本稿の目的は,ブロックチェーン上に展開されているDAOと呼ばれるバーチャルなブランド・コミュニティの現状を明らかにすることである。数か月にわたり複数のNFTプロジェクトのDAOを観察し,その中から3つの事例を取り上げてDAO型マーケティングの特徴と行動モデルを導出した。DAOは非中央集権的で,コミュニティの運営者とメンバーの双方がコミュニティでプロアクティブに活動しているのが特徴で,エンゲージメントやロイヤルティを高めることに寄与している。新しいコミュニティの形として,今後のマーケティング研究,特にブランド・コミュニティ研究において注目すべき存在である。
キーワード : バーチャル・ブランド・コミュニティ アイデンティティ 一体化 web3

こちらからどなたもダウンロードできますので、チェックしてみてくださいね。

恵子先生からはこんなコメントが届いています。

NFTは今、冬の時代なんて言われて、流通が減っているのですが、その反面企業からの注目は急上昇しているようで、力のあるコミュニティを持つNFTプロジェクトには、企業から話がたくさん来ているようです。また、私のところにもメディアさんからNFTコミュニティに関する執筆依頼が来ていて、ビジネスマンからNFTが注目されているとのことでした。

NFTはアート作品の売買としてだけでなく、証明書や会員権、ポイントカードなど様々な側面があります。大阪万博でも使われることが発表されていますよね。

さらに言うと、NFT界隈ではとても面白いコミュニティが作られていて、それがこれからのマーケティングに有効だと思っています。ダウンロードがまだの方は、是非日本マーケティング学会のサイトに掲載した拙稿を読んでみてください~!

恵子先生は丁度1年ほど前にぺんしる✎の部屋でもこんな勉強会を企画してくださいました。

この秋は、青山学院大学でWeb3を見据えたマーケティング戦略立案の授業を担当されるそうです。また後日、授業の様子や新しいテクノロジーに関する情報、マーケティングのお話などを下町プチMBAでお伺いできるのが楽しみです。

プチMBA「ぺんしる✎の部屋」耳より情報

私たちのコミュニティ「ぺんしる✎の部屋」に最近参加された方も、「下町プチMBA」で検索をすると恵子先生の過去の投稿をご覧いただけます。是非チェックしてみてくださいね。

恵子先生はこのような論文も執筆されています。併せてどうぞ。

「福岡ソフトバンクホークスのファンコミュニケーション戦略」

「プロスポーツチームにおける地域とチームの成長の構造 ― 川崎フロンターレにおけるチームアイデンティフィケーションの事例研究 ―」


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