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NFTアート/DAOに関する勉強会を開催しました

こんにちは。ワークシフト研究所 広報担当です。

2014年にとあるマンションの一室で始まった育休者が集う勉強会「育休プチMBA®」(以下 育プチ)。歴代の参加者が集うFacebookのコミュニティ「ぺんしる✎の部屋」(以下ぺんしる)は、この夏1,500人を越える規模となりました。

育プチ参加者のコミュニティが大きくなっています!

ぺんしるには、仕事と育児を両立するコツ、復職前後の不安や働き方に関する相談などが日々投稿・共有されているほか、運営チームによる折々の企画、オフ会などの話題が満載です。

NFTやりたいさん集まれ!

そんなぺんしるで先日、プチMBAで講師を努める小谷恵子から、「NFTやりたいさん集まれ!」というちょっと変わった?面白い?投稿がありました。

マーケティングを専門とし、大学でも教鞭を取っている小谷。曰く、最近はDAOのコミュニティにはまって、NFTアートのコレクションも始めたのだとか。

DAO?何それ?

NFTアート?ちょっと聞いたことある!小学生が自分の作品を売ったらすごい値段で売れたんだよね?

「やってみたい方がいれば、Zoomを開催しますよー」
というフットワークの軽い小谷からの嬉しい提案に参加希望者が続出、あっという間に勉強会が開催されたのでした。この間約2週間。早っ。

当日は次のようなアジェンダでNFTアートやDAO、そして最近よく聞くようになってきたコミュニケーションツールのDiscordについて学びました。

  • NFTアートって何?

  • NFTアート欲しいけど、どうやったらいいかわからない

  • 仮想通貨メルトしないの?

  • NFTアートって怪しくない?

  • DAOって実際どんなところ?

  • NFTアート/DAO何が面白いの?

  • ファーストNFTアートはどうやって選べばよい?

  • 買う時の注意点は?

そして、勉強会だけで終わらないのが、ぺんしるのすごいところ。

「知っても動かないとダメ」

という小谷により、実際に「NFTアートを購入するのに必要な諸々の手順を終える」という課題をクリアした参加者に、小谷が所有するNFTアートを1体ギブアウェイ(プレゼント)する、という企画の提案がありました。勉強会の参加者は総勢35名で、そのうちなんと10名から応募がありました。私はといえば、Discord のアカウントを取得したところでタイムアップ…。

恵子先生のNFTアートコレクションの一部

今回の企画について、後日小谷と話をする機会があったので、以下ではその内容をかいつまんでインタビュー形式でお届けします。


ーー NFTにはどのように興味をもたれたのですか?

小谷:もともとアバターのアイデンティティやDAOのコミュニティに興味があってやり始めたのですが、これが結構面白くて。

バーチャル配信では、メジャーデビューしているアーティストとは全く違う、配信者やリスナーとの「関係性」ができるんです。お互いに顔も年齢も居場所も知らない相手なのに信頼関係が生まれるんですね。話をするうちに徐々に相手のことが分かってくる感覚がちょっとワクワクするというか。

配信者側の視点でみると「関係性マーケティング」なので、その点も自分の専門と併せて非常に興味深いわけです。NFTも同じで、リアル絵画であれば直接アーティストと話すなんて通常はできないですが、Discordのコミュニティで毎日のように話ができるんですね。そこに集まる人同士にも関係性ができて、運営とファンが一体になってコミュニティが有機的に動いていく、今注目される組織のカタチです。

ーー NFTアートには怪しいイメージがあって、なかなか手が出せませんでした。

小谷:NFTアート、聞いたことはあるけれどやっていない、という方がほとんどだと思います。もちろん、活気のあるところには詐欺も集まりますし、せっかく迎えたNFTを盗まれた!と絶望している人も毎日のようにいます…。もし始めるのであれば、メタマスクの秘密鍵は絶対絶対人に教えてはダメですし、知らない人からのメッセージも絶対に開けてはいけません。DiscordもTwitterもDMはほぼ詐欺だと思ってください。最近はTwitterのリプにも怪しいものがでてきています。

ーー 心配な方は、慌てて買ってしまうことは避けた方がいいですよね。どんなリスクがあるのかも含めて、まずはあれこれと眺めてみるところから。

小谷:ただ、実際にやってみないと、リスクって分からないのですよね。信用できるサイトを参考にして少額のNFTから始めてみるとよいと思いますよ。DAOが先でもいいですが、NFTを持っていた方がコミュニティも楽しめます。

ーー どんなものから始めるとよいのでしょう。

海外モノは危ないものが多いので、国内のジェネラティブ(大量に一気に発売されるコレクション)がよいと思います。私はどちらかといえば、NFTアートを投機という視点ではあまり見ていなくて、若いアーティストを応援したいと思ってやっています。好きなアーティストを探すのも楽しいですよ。実際にあれこれ買ってみると、先にもお話したように、いろんな新しい世界が見えてきますね。

ーー 恵子先生は大学でも教えていますが、配信やNFTアートをやっていたり、DAOに参加している学生さんは多そうでしょうか?

小谷:まだほとんどいないですが、名古屋大学や九州大学にはWeb3研究会がありますし、DAOの中には大学生で活発に活動している人もいます。興味を持っている学生は沢山いるんじゃないかと思っています。配信は10代からいて、ボリュームゾーンは20代ですね。

これからは、仮想空間やネットのつながりは現実と別のパラレルワールドではなく、現実の延長になっていきます。NFTは単なるIP(アート作品)への投資ではなく、DAOという現実の延長にある第3の居場所であるコミュニティを楽しむ場所になってくると思っています。こういった世界に慣れ親しんだ世代が社会に出てくると、会社という組織の在り方も今後変わっていく必要が出てくるかもしれませんね。

DAOについて
・非中央集権(Decentralized)な組織であり、役職などはない。トークンを用いた投票などで意思決定される
・組織のルールがスマートコントラクト(ブロックチェーン上のプログラム)としてコード化されている
・スマートコントラクトは公開されており、誰でも中身を確認することができる
・全てのトランザクション(組織内のやり取り)はブロックチェーンに保存され、誰でも確認できる(消すことはできず、変えることもできない)
・スマートコントラクトのルールは自動的に動作する

「アメーバ経営」から「ティール組織」そして「DAO」へ、成功する組織の共通点は“自己組織化”

ーー 全く想像のつかない世界です…。話は少し逸れますが、大学にしても、最近海外ではeスポーツで奨学金が出るところもあると耳にします。小学校でのSDGs教育など、自分が子供のころに学んでいない新しいテーマもアップデートされた情報もたくさんあります。職場においては老害、家庭においては「就活親ブロック」にならないように、保護者世代こそ継続して学びを続けていきたいですね。ぺんしるのように心理的安全性が高いコミュニティでこういった情報を学べるのは、とてもありがたいです。また色々教えてください。


ぺんしるでは、ルール内であれば様々な情報交換やオフ会も気軽にしていただけます。最近では皆さんの関心が高いお金に関する勉強会を外部講師を招いて定期的に実施したりもしています。

最近ご無沙汰のぺんしるさんもそうでない方も、良かったらFacebookをマメにチェックしてみてください!

育プチに参加したことはあるけれど、ぺんしるへの参加はまだという方、ご参加をお待ちしています!

次回、育プチの開催スケジュールは次のようになっています。
10/25(火)ワークラボ@東麻布
10/28(金)湘南
11/10(木)オンライン
11/29(火)ワークラボ@東麻布

スムーズな復職を目指したい方、復職が不安な方、一緒に学びましょう!

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