【エンジニアのひとりごと】#47 引く勇気
こんにちは!
ワークスアイディ株式会社 キャンスタ編集部
RPAエンジニアの、りっさんです!
ITに関連する話題や、支援で訪問するお客様先で思うことをつらつらと、
ひとりごと的に行なう47回目。
今回のひとりごとは、「引く勇気」です。
1.「そもそも」を考える
何かの作業を進行していると、あれこれとアイデアが浮かんでくることがあります。
良かれと思って浮かんだアイデアを取り入れはじめると、気が付けば膨大なボリュームになり、収束させることが難しくなる場合があります。
こんな時に考えて欲しいことは、「そもそも」です。
突き進んでしまうと忘れがちですが、今の作業は「そもそも」何が目的なのか、そのためにどのように取り組むことになったのか、取り組むに至った取捨選択は何だったのか、等です。
もしかしたら途中で取捨選択した内容だったかもしれませんし、振り返ってみれば目的には合致しなかったり、場合によってはそれでも良いアイデアだったりすることもあります。
このように、まずは「そもそも」を振り返ってみることで、思い直して本来の目的に向かって進捗を戻すことが可能な場合もあります。
2.8割にまとめる
では、振り返ってみた結果で良いアイデアだった場合はどうしましょうか?
ここで個人的には、前回の記事でも少し触れていましたが、「目標到達の8割分で完成度が8割になるかどうか」を考えます。
例えば、目標到達までの日数が100日だった場合、8割なので80日段階で、完成度が8割は満たしているかどうかを検討します。
この段階で厳しい場合は、例え良いアイデアであったとしても実現は厳しくなりますし、逆に余裕がある場合は追加要素として検討しても良い内容と言えます。
もちろん、該当作業の対象者(または顧客)とのすり合わせを行う必要はありますが、目的に対する到達度は検討しておく必要があります。
3.引く勇気
検討して実装する、あるいは良いアイデアで採用したいとしても、複数になってボリュームが増大した際には、「引く勇気」も必要になります。
「そもそも」に立ち返ってアイデアを含めて検討して、「何を増やして何を減らすか」を、優先順位を決めて取捨選択します。
どうしても「あれこれ大事」に見えてきてしまいますが、すべての項目を列挙して優先順位を付けることで、納得感のある取捨選択が可能となり、構築スキルやスピードもアップできます。
文字にすると簡単ですが、最も難しい作業はこの「引く勇気」だとは思います。そして、いかに「そもそも」に沿って今の目的の優先順位を付けられるか、お客様のご要望に寄り添って行うことができるか。
繰り返して向き合うことで、徐々に身に着けていきたいものですね。
色々と手を伸ばすと、どれも必要な気がしてついつい「加えて」しまいますが、本当に必要なコアの部分を見据えて、それ以外を間引くことで、成長を促進することができます。
完璧を突き詰め過ぎず、納得感のある内容を心がけたい、そんな今日、この頃です。
以上、キャンスタ編集部 RPAエンジニア りっさんでした!