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開発責任者が思うDepvelop fun!な組織について ~キャリア編~

Develop fun!を体現する Works Human Intelligence Advent Calendar 2020 #2 最終日の記事です。

こんにちは!Develop fun! Producerの上村です。

今回はワークスHIではたらくエンジニアのキャリアについて、開発責任者の森田にインタビューしてきました。森田自身のキャリアも振り返りつつ、今後どのようにエンジニアの成長を支援する組織づくりをしていくかについて語ってくれたので、その様子をお届けします。

■ プロフィール

森田 旭(もりた あきら)Works Human Intelligence(以下ワークスHI) 開発部門責任者。大学卒業後、ワークスアプリケーションズへ入社。分社後も人事給与システムの組織管理・人員配置管理・グローバル人事管理などの開発を手掛ける。HR製品責任者を経て、現在はワークスHI製品開発部門責任者に就任。1,100社超のユーザー様のHR製品ベンダーとして、日本企業の生産性向上に向けた製品開発を指揮している。
そんな森田家では毎年クリスマスにパンパーティーをするのが恒例。子どもがパン好きで、フランスパンを大量に購入しいろいろなおかずをディップして楽しむそう。お気に入りはネギトロで、パンにネギトロの組み合わせが意外に合うのだとか。今年はチーズフォンデュにチャレンジするとのこと。


■ エンジニアとして働き続けられる会社をつくりたい


ーーエンジニアのキャリアがテーマです。どこから話していただきましょうか。

今日は何の話からするか悩んだんだけど、 分社前の時代からエンジニアとして働き続けられる会社を作りたいというのが企業理念としてなんとなくあったんだよね。

特に印象に残っているのは、私が参加したセッションで当時のCEOが、
「エンジニアとしてのキャリアを歩んでいく中で、 ラインマネジメントというよりプレイヤーとして優秀な人は沢山いたが、 そういう人たちがなんとなく埋もれていってるところを見てきた。 うちの会社は定年までいちエンジニアとして居続けることができて、 評価されてポジションも作れる会社にしたい
と言っていたことなんだ。

ーーそんなエピソードがあったんですね。

そうそう。まあ、その後にいつの間にか企業理念の表現は変わっていて。当時のCEOに聞いたら「営業もコンサルタントも増えたから」と一蹴されたのは今でも覚えてる(笑)ただスタートはそこにあって、優秀な人たちが成長し続けられる環境を作るというのはうちの会社に昔からあった理念なんだよね。

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■ 森田がマネジメントの道を選んだ理由


ーー今まで直接聞いたことはなかったですが、森田さん自身がマネジメントを選んだ理由について聞いてもいいですか?

入社して10年くらい経った頃、エンジニアのスペシャリストになる人とならない人がなんとなくわかってきたんだよね。私自身はどちらかというと、「本当に好きなものがあって、生み出せる人たち」が輝ける場所を作る側に回った方が自分にとっても皆にとっても喜びを感られると思ったから、ラインマネジメントの道を選んだ。

■ 好きこそものの上手なれ


ーーかつて森田さんと私、大阪事業所で同じ開発チームの中で仕事をしていた時期がありましたよね。

うん、あったね。

ーー個人的な感想ですが、森田さんは技術力だったり複雑な業務を設計に落とし込む勘所だったり、プレイヤーとしても圧倒的に凄い人だなと思っていました。

なるほど、ありがとう。

ーーなのでスキルが高い人が必ずしもエンジニアのスペシャリストとしてやっていくわけではないと思うのですが、スペシャリストとしての適性があるのはどういった人だと思いますか?

技術に関する強い興味・関心がどれだけあるかだと思うんだよね。
好きこそものの上手なれ、ではないけれども。

たとえばうちの会社のY岸さんは、クラス設計やコード構築のエンジニアリングに興味があり、N田さんはインフラや汎用的なものをどう成立されるかに興味がある。またK林さんは新しいものを取り入れていきたいというギークな感じ。

全然ベクトルは違うけど、それぞれの色を生かして働くことができると感じてる。できるできないより、好きかどうかということだよね。

■ 開発責任者として2021年に取り組みたいこと

ーー冒頭でエンジニアとして優秀な人達がなんとなく埋もれていってしまうという話がありましたが、スペシャリスト的な人たちがワークスHIで活躍し続けるためには何が必要だと思いますか?

成長できるフィールドは理念としてはあって、機会提供も個別にはしてきたけど、開発責任者になった今、開発組織を作っていくうえでエンジニアの成長をきちんとしくみ化していきたいと思ってる。これは特に来年2021年に取り組もうと思ってるテーマでもあるよ。

■ スペシャリストのためのキャリアパス

ーー真っ先に取り掛かりたいことはどの辺りになりますか?

まずはキャリアパスかな。うちの会社のエンジニアにどんなキャリアパスがあるのか、結構 わからないんじゃないかな。少なくとも今の状況で組織に求められてる役割において、キャリアパスとか目指すべきポジションをみんなに対して明文化してあげたい。道を作ってあげることで自分が興味がある分野のスペシャリストになれると思い描けると、日常的にやってる仕事のこなし方が変わってくるはずなんだよね。

■ エンジニアに特化したスキルセット

ーーキャリアパスが出来たら、次はどんなことをしていこうと考えていますか?

キャリアパスの次はスキルセットの定義をしていきたい。スキルセットというのは単純にJavaでコーディングできるとかではなくて、Javaのコーディングにおいてどういうことを考えることができるか、どういうことを新たに生み出せるか、ブレイクダウンして表現できるといいなと思ってる。

たとえば、単純にテーブル設計ができるということなら誰でもできると思うんだけど、スキルセット的にはもう少し深掘りして、ある観点においてできるという具現化したものを表現していきたい。各キャリアパスにおける求められるポジションや役割、求められるスキルはマスト条件もあればストレッチ条件もあると思うけどね。

それができたら、各スキルセットを身に着ける方法論の拡充をしていきたい。ここはできている人の体験談でいいと思う。たとえばこのスキルはこういう仕事で、こういうエッセンスを入れることで習得できたとか。

ーー一般的な教育コンテンツというよりは、うちの会社で業務をしていく中でどうやってそれを身につけるかに力点を置くということですね。

そう。スキルセットそのものはポータビリティの高いもの。それを今の会社の仕事の中で、過去でいえばこういう経験を通して身につけられたというのが構築されてるとイメージしやすい。やはり実践しないとできたとは言えないからね。キャリアパス・スキルセットの定義が終わった後は、各スキルセットの習得方法というのを検討していく予定。

■ よいエンジニアを会社として認めていくために

ーー一方で、スキルの高いエンジニアが会社の中できちんと評価されるしくみがあることも大切だと思います。その点はどう考えていますか?

ゆくゆくは会社の評価制度とキャリアパス・スキルセットを関連させていこうと思ってるよ。会社の制度からみるとどのポジションにあたるかを作ってあげて、自己満足の世界で終わらせるんじゃなくて、会社からも認められるようにしていきたいよね。

そして、スペシャリストとして特定のキャリアポジションに上がっていくためにアウトプットする場を設けていきたいと思っている。より高いポジションを目指す際に必要な要件やスキルセットが明文化されていて「私は半年間でこれをしてきてこうなった」というのを言ってくれれば認定していくようなこともできないかなと思ってる。

やり方が少し硬すぎるかもしれないが、みんながそれに向けて取り組んだことがあれば評価したい。あるいは、取り組みを認めることで社内でのポジショニングが徐々にできていったり、次の仕事のアサインに繋がったり、エンジニアとしてステップアップする実感が持てるしくみにしたいなと思ってるよ。

ーー色々とお話しいただきありがとうございました。そろそろ時間ですが、まだまだ話し足りなそうですよね。

まだまだ話したいこと、あるね。開発組織と言いつつキャリアの話しかできてないし(笑)組織の話についてはまた次回やろっか。

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(※撮影時のみマスクを外しています)

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おしまい

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