好きなら何をしても許される?(結婚22年)
こんにちは。近所の河津桜がピンク色の花をきれいに咲かせてくれています。
先日、夫と話していてきづいたことをお話ししますね。
夫は、仕事に行く前に「離れるのがさみしい…」と、言います。これは、結婚して20年経った今現在の話。子どもと3人暮らしの頃は、そういうことを言わなかったけれど、昨年春、子どもが巣立ち、夫婦二人暮らしになってから毎朝言うようになりました。正直に言うと、「毎日毎日そう言われると…うざい…」と辟易します。
わたしは、子どもが巣立った当初、半年は、子どもの不在がさびしかった。子どものスペース分、ぽっかり穴があいたようで。こどもの巣立ちは喜ばしいことなんだと頭では理解していても、感情はさびしい。時間をかけてこの状況に慣れるしかない。自分の感情は自分にしか処理できないからね…と、自分に言い聞かせてました。
だけども、夫は、「子どもがいなくてさびしい」気持ちを、わたしで補おうとしているようです。
それは理解できるけども、毎朝毎朝…「さびしい」と、言われる身にもなってくれー。「なんでかわかんないけど…離れるのがさびしい」そう言われるたびになんだか、責められてる気持ちになるのですよ。「おれがさびしいのはあなたのせい」と。
そういうつもりはないようですが…。
わたしの場合、こどもの巣立ちのさびしさは、新たな趣味で補いました。小学生で挫折したピアノレッスンを再開したのです。当初は、たどたどしかったけれど、毎日練習していくうちに少しずつ上達することで、自分に自信が持てるようになってきたのです。『大人になっても進歩できる』と。
だから、夫にも伝えてみたのです。
「わたし以外にも、何か楽しみを見つけるといいよ。ちょっとした楽しみが複数あると、救われるよ。わたしへの比重も減るから、わたしも助かる」
その結果、
夫は
アニメ・昔好きだったドラマなどを視聴するようになりました。夫がリビングで視聴している間、わたしは自室でピアノ練習をします。
少しずつわたしに対する『執着』が減り、わたしの気持ちは、少し楽になりました。
夫は、べったり密着を好みますが、わたしは人との距離を保ちたいのです。
その理由は、こどもの頃、3人の兄、父母、祖父母、と8人家族で、3人の兄の友だちも毎日遊びに来るため20人くらいが狭い家にごちゃごちゃと集まり騒ぐ。
人が多く心が休まらなかったため、ひとりになりたかったのです。学校でも、仲の良い人と2人でいることがここちよかったです。たくさんの人がいると、その人たちが何を思っているのか…機嫌、他人の感情が気になってしまい、気を遣ってコミュニケーションをとるため、すごく疲れます。大人数に慣れているため、他人の機嫌取りを自然とやってしまい、『楽しいひと』と言われ、その時はいいけども、終わってから疲れることも多かったです。
結婚して22年、夫に言いたいけど気がねして言えなかったことがいくつかあり、ずっと我慢していました。だけれども、やはりしんどくて、子どもが巣立った今、やっと、少しずつ伝えられるようになってきました。
夫に22年ずっと言えなかったこと。
◯いきなり抱きついたり胸を触らないでほしい。
◯頬ずりされると、ひげが当たって痛い
◯毎朝さびしいと言わないでほしい
結婚して22年!
ずっと思ってたことを
やっと
正直に伝えられた!
そして
夫も
機嫌を悪くせず
少しずつ受け入れてくれるようになってきた!
夫『こういうのが(あなたは)嫌なんだよね…でも(あなたが)好きだからやりたくなっちゃうんだよね…』
わたし『そうなんだね…ただ、それは、執着だと思う。本当に好きだったら相手の嫌がることはしないと思う。仏教でいうと渇愛です(愛に飢えていて満足することがない状態)』
という会話が、日常の会話のなかで穏やかにできるようになりました!
去年までは、わたしが夫に対してこう言うと、夫からは『嫌われた』という嘆きや、『怒り』が返ってきたものです。そう考えると、夫は学習し、成長した!
私との付き合い方を学んだ!
すごいすごい!!
すばらしい!!
『親しき仲にも礼儀あり』
いくら長年共暮らししていても、お互いの境界線を守る・尊重すること。それが、『相手をたいせつにする』ということなのではないか。『尊重』の気持ちを表現することは、親子・夫婦・友人・職場でも必要だとわたしは、おもいます。
これを読まれた方は、どう思いますか?よければ…コメントいただけるとうれしいです🌸
対話したいです😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?