「東雲(しののめ)」という名字に憧れて。
突然ですが、私は「山本純平」というどこにでもいそうな名前としてこの世に誕生しました。
数えたことはないけれど、恐らく全国に10万人はいるんじゃないか、そんな気がしています。
名字は全国でトップ10に入る程多い苗字で、名刺を交換する度に「東雲(しののめ)」とか「一(にのまえ)」とか、変換できないけど雲3つに龍3つで「たいと」とか、そんな珍しい名字がいいなと思っていました。
とはいえ、親が名付けてくれた「純平」という名前にも想いが込められています。
それは「純粋」で「真っ直ぐ」育ってほしい、そんな両親の願いを込めて大きくなっていきました。
でもいつからでしょう、私は不純な方向へと真っ直ぐ走りはじめていました。
年上に恋い焦がれる学生時代
大人な女性が好きでした。
どのくらい大人かというと、一回りくらい上の方が好きでした。
というか、なんていうか、おばさんが好きでした。
というより、人妻とか、未亡人とか、いいよね。
きゅんとするよね。
そんな学生時代でした。
性格診断テストでセクハラ傾向あり
総務に勤めていた頃、新たな性格診断テストの導入を検討していました。
そのテストはネガティブチェックで、メンタルの弱さなど性格面における懸念事項が確認できるというものでした。
試しに受けたところ、見事に「セクハラ傾向あり」と。
社長に「私が受験したところセクハラ傾向ありと出ましたので、この性格診断テストは当たります!」と報告し、導入が決定しました。
仕方ないよ、そういう性格なんだから。
「有栖川 小春」名義で活動
別の名前に憧れていたこともあって「有栖川 小春」という名前を持っていたこともあります。
SNSに有栖川小春アカウントを作成し、フォロワーを増やしては会社関連の情報を発信しアクセス数を稼ぐという荒業に取り組んでいました。
これが意外と好評で、結構簡単にフォロワーは増えていきました。
今は無事にアカウントが凍結しています。
「不純」の道を「真っ直ぐ」走った先にあるのは…
「不純」っていうのは「純粋じゃない」ってことなんですよね。
価値観が多様化するいま、何が純粋なのかってよくわからない。
でも、純粋じゃない捉え方をすることで、新しいやり方が見えてきたりするんですよね。
それを突き詰めていくことで、働き方を変えることだったり、新しいサービスを生み出すことだったり、世の中を変化させることに繋がるんじゃないか。
だからこれからも、不純に生きていけばいい。
それが「山本純平」本人の、名前の解釈。
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1987年生まれ。慶應義塾大学大学院を修了後、キャリアコンサルティング・IoTコンサルティング・新規事業立ち上げなど幅広い業務に携わる。2019年にワークログ株式会社創業。現神奈川県庁DX推進アドバイザー。 https://www.worklog-inc.com/