夫を変えるということは…と気づいて、し、しまった…
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私の父が、この前80歳になった。
既に認知症が進んでおり、十数年前に患った脳梗塞による麻痺もあり、自分でトイレにも行けない要介護状態。
75歳の母が、介護施設に頼りながらひとりで父の面倒を見ている。
そんな両親を見るとつい、自分たちのことを想像してしまう。
私が両親を見ていろいろ心配したり口を出したりしたくなるように、きっと息子たちも年老いた私と夫に何かしら思い、口や手を出すのだろう。
年老いて子供たちに迷惑はかけなくないものの、そんなことうちの両親だって言っていた。なかなか難しいのだろうと想像する。
幸いうちの父は、終始ニコニコしている好々爺という感じだ。
しかし私の想像の中の年老いた夫は、もう少し攻撃的だ。
攻撃的なおじいちゃんはきっと、扱いにくいだろう。
その時の私がどうなっているかはわからないものの、いずれにしても息子たちになんらかの面倒や心配をかけてしまうのだろう。
できるだけその面倒や心配を小さくするためにはやはりお金なのかな~・・・
などと考えながら母を見ていた。
母も年を取ったけど、私も多分年を取ったのだ。
正直ほんの少し前まで、いかにして夫と離れて暮らすかと考えていた。
いま思い返しても、子供が生まれた当初の夫は、それはそれは立派な『モラハラ夫』だったと思う。
『人格を否定するような言葉』『怒声』を浴び、それに屈する人の気持ちを疑似体験したこともあった。
黙ったまま(黙らされたまま)その場をやり過ごし、頭を隠して嵐が過ぎ去るのを待ったあの時の私に、その入口は確かに見えた。
私が悪いのかもしれない。
夫の言う通り、私が本当に頭が悪いのかもしれない。
私が我慢していれば、家の中は平和なのかもしれない。
いやはやしかし、そう信じこむには私はどうも、我が強いというか自己肯定感が高いというか気が強いというか、負け嫌いというか。
元来人が良く、善良な性格の両親にちゃんと育ててもらったからか、私は多分、自分は『ちゃんと』扱われるべき人間だと漠然と思っているのだ。昔の夫がしたような、『粗末な』扱いは私には不当だと、反射的に思った。(というか誰だって粗末に扱われるべきじゃないし。)
私は悪くない。
変るべきはあなたである。
あなたが変わらないなら私はここにはいられない。
子供と一緒に別の場所へ行ってちゃんと幸せになる。
真っ向からこう主張する羽目になるとは思ってもみなかったが、正面から夫に挑み、突き付けた。
変るべきは、あなたである。私じゃない。
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夫婦サバイバル(ワーキングマザー編)
ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…
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