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『与える』ことに抵抗がある夫。奪い続けないと奪われると思っている夫。

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友達とオンラインで話した。

そろそろ世の中が落ち着いてきたし、お互いの子供たちも大きくなってきたし、もう少ししたら一緒に旅行したいね。

大人だけで。女だけで温泉とか。久しぶりだし、行きたいね。

そろそろ大丈夫だよね。

今すぐじゃないけど、行こうね。

いいね、いいね。行きたいね。


Zoomを切り、キッチンへ行くと夫がいたので話しかけた。

「もう少ししたら友達と旅行、行きたいな。」


私にとっては脈略があっても、夫にとっては不意のことだったのだろう。彼は身構えた。

「昔オレには、週末の病院も美容院も禁止して、我が家のルールはあなたの一存で決まるの?」


どうも彼は最近、私のブログを読んでいないようだ。もしくは、やはり一度では通じていなかったか。この話は以前に書いた。


とはいえ私はいますぐ行きたいと言っているわけではない。まだ次男タツが年長さんなので、例えば彼が小1、小2にもなれば、ワンオペもかなりラクになっているだろう。

『夫が子育てに主体的に参加する』という目的を達するための手段として、昔の夫には週末に自分だけの予定を入れることを禁じたが、目的が達せられた今、相談さえしてくれれば彼が予定を入れることだって反対しない。

それを言うとまた、

「それだって結局あなたの一存ってことなんじゃないの?」

なるほど。

じゃあ、例えばいま、8歳と5歳で私がひとりで友達と旅行に行ってもいいかどうか、私の一存ではなく夫の意向も伺うと?

「ダメ!まだひとりじゃ大変だから、やだ。」


そか・・・ま、いま行きたいと言ってるわけじゃないから良いけど、私がひとりで楽しんでくることは、喜べない?

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ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

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