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業務委託という働き方を1ヵ月経ての感想~メリット・デメリット~

皆さんこんにちは。


早速ですが、今日はフリーで働く人間のリアルな実状を書きます。


 
私が業務委託(完全歩合)として働きはじめてから1ヵ月。その経験を経て、ここで改めて考えた業務委託者のメリット·デメリットをまとめてみようと思います。



業務委託のメリット4つ


まずはメリットとして


1.お客様一人ひとりに対する接客時の集中力が変わった
2.一日ごとに一喜一憂することが強まった(増えた)
3.ムダな時間を削り、好きなことができる時間が増えた
4.実際に独立したときのシミュレーションができる



を挙げられます。



1.お客様一人ひとりに対する接客時の集中力が変わった


お客様一人ひとりがリピーターになるかどうかで今後の報酬(売上)が変わる可能性を考えると、集中して接客対応する意欲が高まります。

かつて正社員・店舗責任者として従事していた身ですが、「正直ここまで気を入れてやっていなかったな」と感じました。



決して舐めていたわけではありませんが、固定給で一定の報酬が確立されていた時とは"違った筋肉"が使われている感覚があります。一日の勤務時間の重みが正社員時代とは全然違う。そう感じるのはフリーランス経験者ならばわかってくれるでしょう。


2.一日ごとに一喜一憂することが強まった(増えた)


完全歩合制なので、出勤しても客足が途絶えていれば当然報酬はありません。月給や時給と違い、毎日が違う報酬になるので「今日は稼げたorダメだった」と一喜一憂する感情が強まっています。


いずれは慣れてくるのでしょうが、自分の生活に直結することにはやはり感情は揺れ動きやすいです。自営業者は皆このような気持ちと闘っているんだなぁと改めて敬意をもつようになりました。



3.ムダな時間を削り、好きなことができる時間が増えた


業務委託になってからは余計な雑務がなくなったので、そのぶん仕事の合間にこうしてnoteを書いたり勉強したりと、別のことに費やせるようになりました。


「時間を無駄にせず好きなことができる」という時間の使い方ができる。


正社員の頃よりも多方面にビジネスを展開して稼ぎを得られる人もいます。時間を上手く有効活用できる好例ですよね。「とにかくいろんなことにチャレンジしたい!」という人にはフリーランスは向いているのではないでしょうか。



4.実際に独立したときのシミュレーションができる


私は今、“施術売上の○%”の取り分で報酬を得ていますが、もし私が実際に自分の資金で出店していたとしたらストレスの比はこんなものではなかったでしょう。



店舗の家賃や光熱費、スタッフに払うべき給料など出ていくお金を考えるだけで一苦労です。業務委託では特にお金を借り入れる必要もなく、気にすべきは自分の生活費と施術のことだけ。それでも固定収入がない働き方は結構なスリルを味わうことになります。



会社の後ろ楯なしに生きていける力量があるか、気概があるかどうかを測ることができるのではないでしょうか?完全歩合はいわば“プチ独立”みたいなものです。


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業務委託のデメリット3つ


反面デメリットも当然あります。


1.収入が不安定(下手すれば0)
2.保障もない
3.将来も不確定(約束されたキャリアが途絶える)



ざっと並べるとろくなモンではないですね(笑)


1.収入が不安定(下手すれば0)


歩合制なので、お客様が来なければ当然収入は“0”です。月給時給なら感じない不安を、歩合制だと猛烈に感じます(特に最初は)。20代の若い人ならまだしも、30半ばの独身の貧乏人が収入の保障がない生活というのは相当な楽観的かメンタルがタフでないと気分が滅入るでしょう。


ある程度は収入が低くても生活できる資金(貯金)は持っておくことをオススメします。


2.保障もない


業務委託は雇用保険がついてはいません。つまり、仕事を辞めても失業保険がないのですね。辞めどきは自分の資金と相談して慎重に見極めないといけません。厚生年金もなく老後の保障は国民年金くらいしかないので、国の保障とは別に資産形成(お金)の勉強はしておいた方がいいでしょう。


そして、業務委託者は掛け持ちで仕事をもつ人が大半です。一つの仕事で売上が立たずとも他の仕事で補填できるようにしています(特にリラクゼーション業界は3年以内には転々と職場を変えていく人が多い)。フットワークを軽くしていろんなところに繋がりをもっておいて仕事につなげるやり方もあります。


人と仕事はある程度広げる器があると、フリーの人は生きやすいかもしれません。(私はムリですが⋯笑)


3.将来も不確定(約束されたキャリアが途絶える)


昇進などの将来性もないのがフリーの人生。

個人事業主で働いていくことは、一般企業などにある役職(肩書き)を得ることはないため、市場から見て自分の経歴を価値があるように見せることは難しいのかもしれません。


仮に再就職を考えたときに、フリーの期間があることが経験としてプラスになるのかマイナスになるのかはわかりません。業種によって違うのかもしれませんし、単純に採用者の価値観で決まるものだったりするのか。そこらへんは正直よくわかりません。


まあフリーで生きていく選択をしたならば役職(肩書き)はどうでもいいかもしれませんが、不安な方は本業を持ちつつ副業としてフリーな働き方を一度体験してみるのもいいでしょう。最近は副業に対して寛容になりつつありますから、いきなり業務委託一本の働き方はつらいこともありますからね。



__ここまで自分で書いてみると笑えてきますね(笑)



メリットは「自己責任で全て自分を管理できる」。

デメリットは「何の保証もない不安と闘い続ける」。



まとめると、このようになります。



まだ1ヵ月経っての感想なので考えが変わっていくこともあるでしょうが、何かの参考になれば幸いです。


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