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言ってはいけないダークなお話。 #面接採用 #ダイエット #禁句

こんにちは、HKRです。


ご褒美に手が届く直前にすべてを奪われたかのような出来事に遭遇し、日々の習慣にすら影響が出てきそうな今日この頃。ひさしぶりに面接希望者が勤務先にいらっしゃったので先日オーナーと共に面接をさせていただきました。

結論からいうと不採用という形になったのですが、私も気をつけないといけないかも?と思うところがあったので共有してみます。

世の中、いろんな人がいるものですねぇ。


私(採用担当者)はどこを見ている?


①職務履歴書の書き方

年齢は私と同世代(30代)、職歴欄は簡素でよくわからない感じ。ただ備考欄のコメントにネットスラング(?)が含まれており「ん?」となりました。誤字である可能性もなくはないですが、履歴書の誤字脱字をチェックするマメさは無いかな~と推測しながら下に進むと更に大きな問題を発見。


そこには「マッサージ師として活動しており~」との文字が⋯。


原則として「マッサージする」と言えるのは『あん摩マッサージ指圧師』の国家資格に合格して免許を交付された人のみ『あん摩マッサージ指圧師』と名のることができるとしています。民間資格者では「マッサージします」って言うと法律に引っかかるんですよね。まぁグレーな商売だからこそルールはしっかり確認しておいて自分にできることの線引きをするべきだと私は考えているんですけどね。この商売(リラクゼーション業)の基本すら知らないということはマトモな教育は受けてなさそうだと更に推測しました(※まだ履歴書しか拝見していない段階ですが)。

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②面談中の姿勢

さて実際に、私とオーナー、そして面接希望者の3人で面談して質問をしている時に気になったのは「姿勢」です。会話の受け答えは普通なのですが、面談中ず〜っとお偉いさんのように足をこれでもかというくらい広げてダルそうな姿勢で受け答えしていました。まぁ癖なんでしょうね。

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ですが接客という人前に出る仕事の面接でその姿を見せるということはサービスや面接マナーもあまり知らないんだろうな、と推測。話す内容は多少用意してもこういった身体の癖はふだんのありのままが出やすいんですよね。昨今では“マナーとかどうでもいいじゃん”的な風潮がありますが、素の自分にどれだけ自信があるんだろう?___というのは置いといて。


③技術チェック

面談の最後にオーナーから報酬についての話あった時、なんとなく「あ、コレは“投げたな”」と感じました。さっきまでの言葉の覇気が明確に落ちたので多分辞退するんじゃないかなーと勝手に予想しました。それでも形式的には最後技術チェックをさせていただくということで短い時間全身を施術してもらいました。

手慣れているほぐしかたではありましたが、適当な感じも見受けられてポイントも外し気味⋯。施術後に「いまどれぐらいの力加減でやりましたか?」と伺うと「数ヶ月ぶりの施術だったんでちょっと手を抜きました笑」との回答。もしかしたら“力加減を調整した”というニュアンスで言いたかったのかもしれませんが、採用をしてもらうための技術チェックを手抜きでやるという神経が私には全くわかりませんでした。ま、この時点で私の結論はほぼ決まりましたね。


採用は実績や経歴のみあらず


面接終了後、オーナーと相談したらオーナーも私と同じ結論に達していました。履歴書にあったお店や手技を学んだというスクール(?)のサイトで見ると「あぁ~⋯なるほど」と思いました。深くは言いませんが、業界的にはリーズナブルな価格帯で教えるスクールって〇〇みたいな何の××××××××ものがあるんですよねぇ⋯。前にいたスタッフもそうですが、それなりの金額を取るわりに民間施術者に「マッサージ師」なんて名乗らせちゃう教育システムなんだからなかなかのモノです。

リラクゼーション系の会社は店舗拡大と同時に養成スクールを設立して集金ポイントを作るのが狙いなところもあって、あちこちに乱立している現状があるのですが、教えている人間が現場(お店)に立ったことがない人とかもあったりするので怖いものです。(※嘘であってほしい)



“専門家”という括りで見ると「きっと皆んな同じ真っ当な学問を学んでいるのだろう」と思うでしょうが考え方は千差万別。ワクチン関連でもダイエット関連でも玉石混交な意見は出てきます。医師のような国家資格でキチンとした学問を一通り学ばないと免許を持てないシステムならまだバラつきは少ないですが、民間資格となるともう鬼が出るか蛇が出るかわかりません。

「2〜3ヶ月で約20kg痩せた!!」とかマトモに考えれば正気の沙汰ではないと思うのですが、そういうインパクトのある数字を出したほうが目立ちますし、実績としても示しやすいってことで指導者は急激な数字のレコードを出したがるしメディアや一部の視聴者もその異常を求めたがる。指導者側はトロフィー、メディアはネタ、一部の視聴者は羨望(?)の人身御供として奉り上げるわけですが、誰も本当にその人のことを考えてはいないよね⋯というのも置いといて(笑)。


履歴書に載せる実績(数字)だけで判断するのではなく「その人にはどういう歴史があるのだろうか」と探ってみると人柄や資質を覗けるんじゃないかな、と思って面接しています。まぁ十数分ほど会っただけでわかるはずはないんですけど、わからないからやらないというのも違うかな~と考えていろいろ模索しています。


年齢を重ねるといろんなところで手を抜きはじめてしまうので(マナー・作法など)、私も気をつけようと思った次第であります。


※※※

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