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#42教頭業務削減【実績】

2校、5年間の教頭業務の中で、できることから軽減、削減、改善策を継続的に講じた。一つ一つの小さな改善が大きな蓄積、成果となる。

体験談として一例ではあるが、結果は次のとおり在校時間の短縮となった。
出勤7:30 - 退勤17:30 在校時間10時間、月超過勤務30時間以内
(時にイレギュラーな対応や施設管理は生じることはもちろんある)
※1年目 出勤7:00-退勤20:00~21:00 在校時間13~14時間 ※もっと遅くなることもこともあった


<1 取組の具体> 視える化 効率化

  1. 出退勤時刻の管理 ⇒タイムカード記録による超勤実態の可視化、共有化 ※毎月の超過勤務時間の公表、共有 及び 学校DX情報や好事例、仕事術の参考資料の提供

  2. 施錠時刻の設定 ⇒18時30分(原則) ※延長19時30分まで ※退勤時刻の管理 一覧表にして記載、確認

  3. 施錠時刻以降は届出⇒事前申告 「超勤管理記録簿」に記載して管理

  4. 留守番電話設置 17:00~翌日7:30 勤務時間前後30分に

  5. 定時退勤日の設定 ⇒月に2回を月行事予定に記載

  6. 学校閉庁日の設定 ⇒年間10日間以上(8月15日前後・年末年始等、出勤も可)

  7. グループウェアの徹底活用による情報共有 日報、行事予定等のクラウド化

  8. 各種アンケート等のデジタルフォーム化

  9. デジタル化 ⇒連絡ツールによる出欠連絡、PDF文書配信

  10. ホームページの作成、活用

  11. 作成物の共有化、レイアウト化、一元化(学校要覧、沿革、入学しおり、学事報告 名簿、連絡先)

  12. 職員会議システムの変更、内容精選による短縮(30分間)。PDF化 グループウェアによる事前意見集約・共有

  13. タイムマネジメント ⇒会議や打合せ,通信や文書作成、評価等

  14. 行事黒板の削減 ⇒Gドライブ共有の活用:月別行事予定、日報

  15. 専科加配の申請、配置 理科専科、算数専科

  16. 教員業務支援員、学習指導員の配置、活用

  17. 会計年度任用職員の配置:学習支援員、特別支援教育支援員 等

  18. 「よくわかる○○学校」の作成 ⇒学校生活等に必要な情報の一元化

  19. 通知表の簡略化 ⇒記述項目と文字数の整理、作成期日の分散化

  20. 家庭訪問の住居確認削減 ※年度初めの学級設営に注力~安定した学級の基盤づくり

  21. 余剰時数の削減 ⇒年度末2~3月に時数カット。6→5時間授業に

  22. PTA活動の縮小 ⇒教職員から保護者へ主体の移行

  23. 適正な校務分掌組織、学年や各部の体制構築 業務分担や情報共有による効率的な学校運営

  24. 学校行事や学年での取組の縮小 運動会:土曜午前開催 学習発表会:平日学年発表

  25. 次年度に向けた学校暦における行事等の精選、時数管理~業務の選択と集中、行事の日常化

  26. Excel,Word、Google、タブレット端末等活用スキルのレベルアップ 

<2 書類等の管理を改善 上と被る部分あり>

日報
月別行事予定
職員会議議題一覧、会議システム
職員名簿、連絡先
児童名簿(各種調査に)
学校要覧、沿革、入学しおり、学事報告
グランドデザイン、学校評価一覧(教職員、保護者、児童)
学校職員人事評価制度 評価シート(Macro)
学校行事等 勤務の割振り
長期休業中 動静一覧、年休等処理
働き方改革 出退勤、超勤管理
全国学力・学習状況調査
よくわかる〇〇学校
緊急時登下校対応一覧
通知表、表記一覧
各種アンケート Googleフォーム

<3 私案 聞かれたらこう答える~管理職のなりてを増やすには>
1人で様々な対応をしている限りなり手は増えない やりがいだけでは人は動かない

  1. 経営参画の機会、経験および育成プログラムの実施

  2. 教頭の2人体制(教務指導系、生徒指導、渉外系) 教頭の激務、長時間解消 本来のすべき業務に注力できる体制整備

  3. 調査報告サポートスタッフ配置

  4. 電話対応、受付、来客対応スタッフ配置

  5. 個々のキャリア、強みを生かした人事異動や学校規模の選択

  6. 公宅整備 自宅からの通勤等、生活環境の自由度

  7. 管理職手当増額などインセンティブ




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