転職エージェントは正しく使うべき

はじめに私は、これまでに転職を4度経験し、現職を含めて5つの会社で働いてきました。

会社の規模も業界もバラバラではありますが、その経験から分かったこともあるので、ここではメモとして書き残しておこうと思います。

転職エージェントとの向き合い方

4度の転職活動で、私は毎回転職エージェントサービスを利用していました。

1~2度目は地元特化型の転職エージェント、3~4度目は全国・地域特化型それぞれ1社ずつの転職エージェントを利用しました。

地方であればあるほど、地域特化型の方が求人数もあるので、エリアにこだわっている場合は地域特化型がオススメです。

しかし私は、途中からフルリモートで働ける会社を探すようになっていたので、そうなると全国展開しているサービスを利用しても支障はありませんでした。

エージェントサービスを利用して私が気付いたことは、主に2つです。

自分の意思を明確に持つことが前提

「自分のやりたいことがわからない」
「自分に何が向いているかわからない」
など、自分の中で迷いがある人ほど、エージェントサービスを使ってしまいがちです。

私もその一人でした。

でも、キャリア相談をするだけであれば、その気持ちのままでエージェントを利用するのは良いと思いますが、その気持ちのまま求人紹介までしてもらうことは個人的にオススメできません。

なぜなら、可能性としてエージェントが提案してくれた求人は、あくまでエージェント目線での提案であり、自分の意思がどこにも入っていないからです。

結果的に自分の意思で応募を決めたとしても、その前提の選択肢は自分の意思で決めたものではありません。

たくさんある求人のなかから、自分がピンとくるものを探すのは難しいですし、自分に合ってそうといって紹介されたら良さそうに見えてしまうのは当然のことかもしれません。

でも、なぜその会社に入りたいと思ったのか、その会社で5年後10年後にはどうなっていたいのか、そのようなことを考えるときに、正直何も考えられなくなります。

もし採用してもらえても、入社後に悩みの種になる可能性もあるのです。

私は、転職1~2社目がまさしくそうでした。
ざっくりとしたやりたいことはあったものの、具体的にどうなっていきたいのか、そもそも自分に出来るのか、いろいろなことを曖昧にしたままエージェントに相談をし、転職活動をして採用を頂きましたが、長いスパンでの自分の将来像を見出だせず、再び転職を選ぶという結果につながりました。

エージェントを使う際は、まず、自分のやりたいことや将来像をある程度固めることが大切です。
そして、その自分の意思に合わない場合は、エージェントの紹介でもはっきりと断りましょう。

自分の意思が持てていない状態でエージェントに相談する場合は、あくまで、キャリア相談のみにした方が良いでしょう。

能動的に動くことが大切

エージェントを利用すると、何となく全てをエージェントに任せっきりになってしまったり、連絡遅いなぁと思っても確認しづらくて連絡を自分からとらないという人もいるようです。

でも、確認にしても選考準備にしても、自分から積極的に動く方が圧倒的にプラスになります。

エージェントは一人で多くの求職者を担当しているので、こちらからもアピールしないと埋もれてしまいがちです。

私自身も、選考希望を出したのにしばらく連絡がなく、気付いたらその求人の選考期間が終わっていたということも経験したことがあります。

自分の意思を持って選考希望を出せる求人は、そこまで多くないので大事にするべきです。
定期的に自分からエージェントに連絡をとり、状況確認は怠らないようにしましょう。

転職エージェントとは雑談も大事

私が数人のエージェントと関わらせて頂いた中で、やはり強く感じたのは「相性って大事だな」ということです。

相性を簡単に見抜ける方法があれば良いのですが、正直、そのような方法はなかなかありません。

そこで個人的に意識していたのは、『転職に関すること以外の話もしてみること』でした。

趣味や好みが合う必要はありませんが、笑うポイントや相槌の打ち方など、話していて違和感がないかどうかは確認した方が良いと個人的には思います。

転職活動はナーバスになることも多いので、その場合、エージェントとの相性は精神的な意味で重要です。

転職エージェントを検討している方は、もし宜しければ参考にしてみてください。

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