見出し画像

情報授業なのにパソコン操作を教えない

質問:情報授業にどのようなイメージがありますか?

①office操作を先生が説明
②同じように学生がやってみる
③操作ができる様になる 
みたいな感じを想像されるのではないでしょうか。
これは、パソコン操作ですね。初回の記事に書かせていただきました。こちらもご確認ください。

今回ご紹介するのは、情報授業だからこそ『操作は教えない授業』です!

目次
社会人になっても1から10まで教えてくれる?
パソコンは、情報をゲットするための手段の1つ
『操作は教えない授業』
ツールをどうやって活かすの?

社会人になっても1から10まで教えてくれる?

答えはNOです。社会に出ると先輩が、仕事の仕方や資料の作り方、お客様とのコミュニケーションを1から10まで教えてくれません。自分で考えて判断して行動することが求められます。
大学時代との差に戸惑い、社会人1年目の時に悩まれた方も多いのではないでしょうか。情報授業を通して、自分で考えて判断する訓練ができていれば社会人として大きな自信になるでしょう。

パソコンは、情報をゲットするための手段の1つ

パソコンは社会にでたとき、効率よく仕事をする為、相手に物事を伝える為等の手段として考えます。手段を活用するために学生は、何を学び、情報授業は、どのように組み立てたらよいのでしょうか。

『操作は教えない授業』

でも、関谷さん
はじめの情報授業で少なからずパソコン操作が必要では、、、?
と質問が飛んできそうですね。 
操作は、あくまでも情報を取りに行く手段です。
パソコンも情報を取りに行く手段であり、Word・Excel・PowerPointも手段の1つです。
今回は、情報授業の運営です。
パソコン操作の授業は別で行いましょう。
(資格については、また記事をまとめますね。)

じゃあその手段をどうやって活かすの?

① Word操作を教えるのでなく、
社内外資料やチラシなど、視覚・内容を相手にどのように伝わるのか考え、学生が主体となって作成する。

② Excel操作を教えるのでなく、
相手に納得してもらう為には、どの数字を取り出すべきかを選択したり、効率的に計算し、より相手に伝わるグラフの種類を考える。

③ PowerPointを作ることがゴールでなく、
仕事やゼミでプレゼンするときに、いかに相手に見やすい資料を作ったり、実際に伝わるプレゼンの方法をグループワークで実践する。

この授業のために学生は、授業前にリファレンス動画の視聴やインターネット検索をし、事前準備を行います。授業では、グループワークを通し、学生主体の授業を実施します。

講師はファシリテーション能力が求められ、学生は、最終課題として講義内でお互いに発表をします。
お互いにグループ発表をし、客観的に良い点、悪い点を見つけ授業は終了です。

情報授業を通して社会人基礎力を習得

ワークアカデミーでは、情報活用・情報リテラシーと手段となるパソコン操作の2つを軸を別にして考えています。もちろん、パソコン操作部分(Word・Excel・PowerPoint)の講座も実施しています。

社会人基礎力の土台となる情報授業は、操作ではなく、手段をどのように活用すべきかを学ぶ授業です。大学卒業後、なにもかも教えてくれる環境から社会へ出たときに情報授業で学んだことが、十二分に役立つでしょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?