「ネタ」

2021年4月。
大学生になった。

教師になりたいという気持ちはあるものの、
もっといろんな世界を見たくて、
社会学系の学部に入学した。
(もちろん教職は取っている。)

正直に言おう。
この1年、割と楽しかった。

元々興味があった社会学。
社会学は社会を形成しているものなら
何でも研究対象になる。
だから、何かの役に立てればと
経済学などいろんなジャンルの本を読んだり、
NPO法人の活動に関わったりして過ごした。

その中で一番成長したのは、
つらかった時期のことを「ネタ」として、
話すことができるようになったことだ。

noteを更新していなかった1年、
文章を書くのをやめたわけじゃない。
むしろレポートで嫌というほど文章を書いている。

そのレポートや議論の中で、
つらかった時期のことを
「ネタ」として扱うことができるようになった。

初めはためらった。
こんなこと書いていいのか。話していいのか。
過去のことをあんまり知られたくない。

でも、何度も書いたり話したりしているうちに、
段々、心が軽くなっていくのを感じた。

みんな聞いて。
私こんなつらいことあったの、
かわいそうでしょ。

もしかしたらそう聞こえた人がいるかもしれない。
でもそれでいいや、
いろんな人がいるから
どんな解釈されても仕方ない、
と思えるようにもなった。



もうすぐ後期が終わる。
2年に上がると、ゼミの簡易版の様な授業が始まる。
先生にもよるけれど、
その多くが自分の意見を述べるものだ。

そこでも、周りの目に臆することなく、
自分の過去の話や考えを、話していきたい。



1年更新してないことに気づいて
焦って更新したイノリでした。


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