Kong
自分でも忘れかけていた恥の「書き」捨て ようし全てを受け入れよう
好きで好きでたまらない曲のリスト。ほぼ洋楽。メジャーなところは後回しで。
宮城県石巻市渡波を中心にした東日本大震災の記録、記憶。
きみはおぼえているかい あの終わらない夏の日、 始まるはずのない秋が また終わったことを 冬が、負け惜しみに春を笑い 真っ赤になって怒った春が 思いきり砂浜を駆け抜…
大学近くの商店街にあったゲームセンター。 当時レーザージュークなるPVと共に曲を流してくれる機械がありました。 そこで中毒になったかのように聞いていたのがこの曲です…
夏の散歩 コロと一緒に 裏の空き地へ 綱を離すと いつでもコロは 畑に走る 「待て!」と追うぼく 笑ってみている ねぎ坊主 一匹とんぼが 止まってる すっかり羽を下…
(1) 「はい、もしもしYです。ただいま外出しております。ご用件が...」 メッセージが終わる前に公衆電話の受話器をおいて、私はタバコの煙をはきながら溜息ついた…
いよいよ大宮町の実家家屋の取り壊しの日が決まった。 祖父母の代に建てられ私自身高校生時代を過ごした家だ。 地震発生の翌日、周辺一帯が瓦礫の山と化した中で 向かいの…
東日本大震災3月13日 5時30分頃空が明るくなり始める 表に出てみると実家前の田んぼが元のように戻っていたので 道路の水がどこまで引いたか確かめに行く 信号機のある交差…
東日本大震災夜明け後目が覚める 車のフロントガラスは完全に凍りついている 水の引きは進んだもののデイサービス前から先は長靴だけでは歩いて進めない模様 他のルートも…
東日本大震災3月11日14時46分 地震発生 停電及び断水(未確認) 隼確保 予報通り晴天の後雪が降り始める 圭太確保 義父さん訪れ義母さんの無事も聞く 根岸に移動 携帯は圏外…
2020年3月9日 22:33
きみはおぼえているかいあの終わらない夏の日、始まるはずのない秋がまた終わったことを冬が、負け惜しみに春を笑い真っ赤になって怒った春が思いきり砂浜を駆け抜け夏になったことを海に向かって走り始めた夏の両足にあいさつ気分でからみついたさざ波あの夏が転ぶなんて思いもしなかったよまさか「じゅっ」ていって夏が終わったなんておいらが言っても誰も信じてくれないKならどうかな終わっ
2020年3月9日 03:25
大学近くの商店街にあったゲームセンター。当時レーザージュークなるPVと共に曲を流してくれる機械がありました。そこで中毒になったかのように聞いていたのがこの曲です。底抜けに明るいパーティー感に溢れ、些細な悩みくらいならこの一曲で忘れていました。そして思い出にあるのはアルバムを買いにレコード屋に行ったところアナログ盤はもう生産されず新譜はCDでしか聴けないことがわかりそれまでレコード一筋だ
2020年3月4日 23:18
夏の散歩コロと一緒に 裏の空き地へ綱を離すといつでもコロは 畑に走る「待て!」と追うぼく笑ってみている ねぎ坊主一匹とんぼが 止まってるすっかり羽を下ろして休んでる今がチャンスと手を伸ばすそおっと、そおっと寝ているうちに指先がやっと羽に触れたときとんぼはすうっと 落ちてった死んでいた怖かったとんぼは何を感じたの?自分が死ぬのを知ってたの?朝の冷た
2020年3月4日 22:30
(1) 「はい、もしもしYです。ただいま外出しております。ご用件が...」 メッセージが終わる前に公衆電話の受話器をおいて、私はタバコの煙をはきながら溜息ついた。11月19日、火曜日午前2時。吐息は白かったが、それがタバコの煙なのか冷たい街の空気のせいだったのかは知らない。Yは大学時代の友人で、町田にある会社の寮に住んでいる。たいてい火曜日、水曜日が彼の休日で、もしかしたら休日前の追い込み
2020年1月17日 22:44
いよいよ大宮町の実家家屋の取り壊しの日が決まった。祖父母の代に建てられ私自身高校生時代を過ごした家だ。地震発生の翌日、周辺一帯が瓦礫の山と化した中で向かいの家に守られるように生き残った家。流されていればその二階に避難した母の命もどうなっていたかわからない。道路の確保のため、震災後一週間ほどで家の前にあった瓦礫は移動され、六月ごろに遺体捜索のために一階部分の家具類が整頓された。そして取
2020年1月17日 22:29
東日本大震災3月13日5時30分頃空が明るくなり始める表に出てみると実家前の田んぼが元のように戻っていたので道路の水がどこまで引いたか確かめに行く信号機のある交差点前の堀の部分に普通の靴では通れないくらいの水が残っているコンビニには雑誌以外は何も残っていない旭ヶ浦の自宅で原付のエンジンをかけてみるがかからない近所の人がイオンで9時から配給か販売を行うという義父さんと軽トラックでイ
2020年1月17日 22:28
東日本大震災夜明け後目が覚める車のフロントガラスは完全に凍りついている水の引きは進んだもののデイサービス前から先は長靴だけでは歩いて進めない模様他のルートも水没したままである建物についた汚れで津波のピークがわかる昨晩のNさんの胸まで浸かったという話は本当だった家族と離ればなれになり安否を気遣い涙する人多し自転車でこちらに渡って来る人ありギリギリ走れるとのこと渡波駅前までなら
2020年1月17日 22:09
東日本大震災3月11日14時46分地震発生停電及び断水(未確認)隼確保予報通り晴天の後雪が降り始める圭太確保義父さん訪れ義母さんの無事も聞く根岸に移動携帯は圏外表示となり通話及びネット関連使用不可妻の職場及び大宮町へ向かおうとするも道路水没のため断念1時間余りで車庫に浸水し、門まで浸る万石町に老父母を残してきたことを悔やむ男性あり雪がやむどこからか踏切の警報の音がきこえる