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Magic Loop 推し!(苦手克服版)

ここからは、Magic Loopをする際の始めの一歩を示したビデオと、私の解説を詳しく書いていきます。Magic Loopは、始めの2〜3段を編むのに苦労する方が多いと思います。で、その問題を解決するためのビデオを撮ってくださった方がいるので、それを載せます。私よりうまく撮られているので。。英語なので、私が解説をしておきました。一緒に読んでいただけると嬉しいです。Magic Loopを日頃されている方も一見の価値あり。私もこの方の言われてる通りにしてみたら、うまくいってびっくり!だったのです(^^)。

お断りですが、このページは”英文パターンで編んでみましょう!”の一環のページになりますので、ミトンの目数が出てきます。Magic Loopだけ観たい方は、2. Magic Loopの方法からご覧ください。

はじめは、ミトンを編む際の、Long Tail Cast Onのしっぽの方の寸法出しから。


1. Long Tail Cast On, Tail(しっぽ) の寸法出し:

このミトンのCast Onは、Long Tail Cast Onです。Long Tail Cast Onは、目数分の Tail(しっぽ)の寸法を先に決めてておかないといけません。これは、どのビデオを見てもやられてる方はあまりいらっしゃらないので、どうぞご覧ください。(ビデオをどうしても横にすることができなくてすみませんm(_ _)m)

注釈: 手の周囲が24cm以上ある方や編みテンションがきつめの方は2〜4目増やしてもいいです。"Slip Knot"と、"Long Tail Cast On"の詳しい作り方は、”編みの道をトコトコ歩く私”のページ下の方にビデオがありますので、わからない方はご覧ください。

この後、Magic Loopのベースを作っていきます。

2. Magic Loopの方法:

このビデオは、最初の Cast On が施してあるところからの説明になります。下に解説を載せておきますので、映像と共に読んでみてください。
(*ビデオを観て、解説を読んで、またスクロールアップしてビデオを観て、だと大変なので、とりあえず下のビデオだけ別ページ (新規タブ) を作ってそこで観るようにすると、タブのスイッチだけで観たり読んだりできるので、少し楽になると思います。

この方はかなり早口で捲し立てていますが、『Magic Loop、最初の大変なところを誰もやってないっ! だから、私が細かいことを教えてあげるわ』とおっしゃってくださってます(^^; そうなんですよね、、、Magic Loopは、最初の2〜3段が実は一番大変なのでして。。でも、かなり詳しく解説してくださっていますので、よかったらどうぞ。

それでは、このビデオの解説をします。途中、この方の生のお言葉がなかなか素敵だったりして、好きです(笑)。(いい人です。)

  1. 最初に28目Long Tail Cast Onしています。
    注意:28目はデモ用の目数です。これから編むミトンの目数は36目ですので、お間違いなく。

  2. 全ての目を針からコードの方へスライドします。

  3. [ 3:42あたり ] 28目の半分(14目)を数えて、そこを押さえながらコードを折り、折ったコードの山を引っ張り出します。これで、(見ためで) 2本のコードができ、14目ずつになりました。注意:ミトンでは、36目の半分なので、18目ずつになります。

  4. [ 4:20あたり ] 『ここでみんなが直面するのは、目がぐちゃぐちゃになって嫌になっちゃうことなのよ』と(^^;。1段め〜数段めは、まだコード(チューブ)の力が強くて、糸が引っ張られる傾向にあります。それで糸が予期せぬ事態になりがちなのです。

    そこでこの方は、目を両針側にスライドする時に全部の目を崩さないように目の下側をそっと握りながら慎重にスライドしているの、わかりましたか? そして、2本の針の両側に目がきれいに揃って並ぶように見せてくれています。[ 4:42あたり ]

    2本の線上にある目がきれいに揃っているのを確認することは大事なポイントです。上でも言いましたが、Magic Loop 編み始め辺りの糸はチューブに引っ張られてよれよれぐるぐるになりがちなので、これをしておくと、『これで、私は大丈夫』と安心できます。目をそっと握ることと、ゆっくり動かすことがポイントです。

    この時見せてくれている両側にそろった目は、knit 側(表目側)です。

  5. [ 4:45 あたり ] 両針にかかった全ての目を反対側にひっくり返し、目がきれいに揃った purl 側 を出してみせてくれています。

    [ 5: 08あたり ]
    < Magic Loop・ルールNo1:編む糸は
    (こちら側もしくは両岸の中側に)垂らしておかない。必ず、針の外側(向こう側)にはねておいてね>

    そう、これは重要なんです。これから編んでいく糸(糸玉からくる糸)は、必ずその糸がかかっている針の向こう側にはねます
    この糸はねは、Magic Loopで編む時必ず心がけてください。
    端まで編んで対岸の目を編もうとする時気をつけていないと、端で1目増えてしまうことになるんです。知らずに放っておくと、目がどんどん増えて幅が広がってしまいますよ(^^)。

  6. [ 5:28 あたり ]
    < Magic Loop ・もう一つのルール
    編む針はいつも糸が繋がっている針よ。端まで編んだら、糸が繋がっている針を十分に引っ張り出す>

  7. [5:48 あたり]
    糸が繋がっている針を十分に引っ張り出したら、両針の先の目を崩さないように軽く持ち、反対側を出します。その時、できるだけこちら側の目とあちら側の目の根本をくっつけるように両針を持ちます。うまく言葉で説明できなくてすみません。どのように手で目と針を持っているか、よくご覧ください。この方、とても上手に扱っているのがわかります。

  8. [ 5:58 あたり ]
    編む方の針を手前の針にかかる最初の目の下から入れ、向こう側にある糸で編みます。この時注意するのは、Cast Onした Tailの短い糸も近くにあって紛らわしいですが、それではなく、毛糸玉からきている糸で編むので、間違わないでください。この方はアメリカ式で編んでいますが、やってることはフランス式と同じなのでそのまま見てみてください。

    それと、編み始めはできるだけ向こう側とこちら側の針を近づけて、根本をくっつける意識で編み始めてください。両岸の端に目の開きが出るのを防ぐためです。これでも緩んでしまうことがあるので、その解決策のビデオを下に置いておきます。

  9. [6:36 あたり]
    The Nervous Knitter さん:『約束するわ。この方法で編んでいけば絶対うまくいくからっ!』と応援をしていてくれてます(^^)。

  10. [6:53 あたり]
    ここで、端まで編みましたが、この方、左に持っていた針を投げ捨てますっ!!!(大胆。。)『これ、わたしのやり方』だそうです。。私は投げ捨てませんけど。。(^^;

  11. [6:56から]
    ここから大事なんですが、今まで編んできた針の先の方を持ちpurl側にひっくり返し、反対側のコードを目の中にどんどん押し込んでいきます。因みに、わたしは押し込むより、そのコードの後ろ側を引っ張って針を編み位置に収めます。
    その時、糸がぐるぐるよじたりして不安になると思いますが、大丈夫ですから。
    [ 7:33あたり] 押し込んだコードの先にある針が目に収まったら、上でやったように、目の根本を軽く持ち、対岸の目とこちら側の目の根本をくっつけて、それから編み始めてください。この時気をつけるのは、もう一度言いますが、編む糸は針の外側にはねること。

12: [ 7:57 あたりから ]
今度は、後半を前半と同じように編んでいきます。
『編み方遅くてごめんね』だそうです。。(^^)

[ 8:20あたりから ]
『もう夜遅いの。で、私疲れてるのよ。でも、これみんなに見せてあげないと、って思ってやってるの。だって、Magic Loopっていろんなもの編めるんだから。』と、不満なのかなんなのか、ありがたいお言葉。。(^^;

13. [ 8:30 あたりから ]
1周編み終わって、また針を投げ落とし (!?)、1段目と同じように2段目に行きます。

14. [ 9:49 あたりで ]
またまた注意ですが、『編み始めのところでは、できるだけ両針を近づけ、根本をくっつけて(そばにある)コードも一緒に持って編むこと』と。これで、ギャップができにくくなる、と言いたいのだと思います。
[ 9:58 あたり ]
ここで境目のギャップができることに言及していますが、『この編み方で編んでいけば消える』とおっしゃってます。
私の予想ですが、この編み方だったら、ギャップはできないかも、と思いました。(追記:下に写真を載せましたが、後で実験してみましたら、見事、綺麗に端が閉じました(^^)。)

あとは、上の編み方の繰り返しで、欲しい寸法になるまで編んでください。

< 私の感想 >
Magic Loop 1〜3段目あたりは本当に編みにくいのですが、コツは、端で編み始める時、両岸の針をそろえて目をきれいにそろえ、そして目を手の中で包むようにして持ち、できるだけ両針をくっつけて始めることかな、と思いました。私もこれはやったことがなかったので、今度やってみようと思います。
追記:実験やりました。下に結果を載せました。

それと、もう一つ私から。
ねじれの問題をこの方一言もおっしゃってないんですよね。
でも、端まで編んで、次に行く時にきれいに目をそろえていますよね。そして、次に行く時、両針の根本同士をできるだけ寄せて編み始めている。。これでねじれはできないのかもしれません。ちなみに、私は、パターンで必ず指示があるので、いつもねじれを確認していますが。。
この辺りのことは、この方の方法で解決できれば万々歳です。
追記:実験をしてみて、多分、最初の段の両端できれいに目を揃えて軽く持っていれば、ねじれはないかも、と思います。やってみたら、ねじれもなんの問題もなかったですから。これからいくつかやってみないとはっきりは言えませんが。

それでは、The Nervous Knitter さん、ありがとうございました!!
このビデオ、最強かもしれません(笑)。

3. Magic Loopで境目(両端)が緩んでしまう問題:

Magic Loopを編む際にみなさんがとても悩んでらっしゃることをここで。上のビデオでも言及していましたが、Magic Loopには2つの端があり、その部分で糸が緩んで開いてしまう問題があるんです。私はそこまで悩んでいないのですが、この下のビデオの方はその問題をじっくり分析して解決策を講じておられるので、ご紹介します。
追記:The Nervous Knitterさんの方法で解決できるかもしれませんが、こちらの方法も知っていて損はないと思うので、よかったらどうぞ。

今回はここまでとなります。
準備万端で次の英文パターンに臨みましょう!!


追記: 編み実験結果
上のアメリカのビデオの人・The Nervous Knitter さんの言うことを聞いてMagic Loopを編んでみたら、あら、びっくり‼️ 全く緩みができずに綺麗に編めました😍

Magic Loop始めの境目がきれいに閉じた!

すごい威力でした。
The Nervous Knitter さん、ありがとうございますっ╰(*´︶`*)╯

"指なしミトンの編み方・英文パターン"に続く。。

長い文とビデオ、観て読んでくださり、ありがとうございました。

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